禁止キャンペーン

報告「ウラン兵器禁止に向けて」3月6日,ジュネーブ国連本部でのセミナー

2007年3月13日 皆さま ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)は、3月5~9日、ジュネーヴで国連本部内セミナー「ウラン兵器禁止に向けて」、ロビー活動(各国代表部やWHOへの訪問)、軍縮関連国際NGOとの交流・意見交換などを行いました。ベルギー、ドイツ、イギリスのICBUWメンバーとともに、日本からは嘉指、振津が参加し、一昨日帰国いたしました。 今回の活動は、国連軍縮会議(UN Conference on Disarmament)の会期に合わせて行われたもので、6日は朝から、軍縮会議の会議場入口で各国代表に同日午後開催のセミナーへの参加を呼びかけ、その後、会議の傍聴をしました。 周知のように、軍縮会議は核軍縮問題で膠着状態に陥ってしまっていますが、国連の枠組みの外では、10年前の「対人地雷禁止条約」締結や先月下旬のオスロ会議で動き始めた「クラスター爆弾禁止」への取り組みなど、「無差別殺傷兵器」禁止に向けた成果が具体的にあがりつつあります。そのことが、軍縮会議に対し、良い意味で大きなプレッシャーとなっていることが各国代表の発言からはっきりと伝わってきました。 ICBUW主催のセミナーには、ベルギーをはじめ10カ国ほどの軍縮会議代表、軍縮・人権関連の国際NGO、ジャーナリストなど約40名の参加者があり、地雷、クラスター爆弾に続いて、「ウラン兵器禁止」への関心も確実に高まって来ていると感じられました。セミナーでは、ウラン兵器の健康影響、禁止条約も含む国際法的なプロセスなどについてICBUWメンバーなどによる報告がされ、その後、参加者との間で熱のこもった質疑・応答がされました。(下掲プログラム参照) なお、ジュネーヴでのICBUWによる取り組みは、二年前のワークショップに続き二回目ですが、今回の取り組みも、長年、平和や人権問題に取組んでいる「女性国際平和自由連盟」(WILPF)や国際平和ビューロー(IPB)など、ジュネーヴに本部をおく国際NGOの協力を得て実現したものです。国際的ネットワーク作りの観点からも、大変意義の大きいものでした。 翌日からは、ベルギー、アイルランド、ニュージーランド、コスタリカ、ペルー、アルゼンチン、チリなどの各国の国連代表部を訪問し、国連第一委員会での決議採択を初めとする、本格的取り組みを展開してくれるように要請しました。とりわけベルギーでは「ウラン兵器禁止」の国内法制定が国防委員会において「全員一致」で決まった当日だったこともあり、国際的禁止に向けた外交努力に前向きな姿勢が感じられました。コスタリカなど中南米の国々でも好意的な対応がみられました。(なお、コスタリカでは、昨年8月のICBUW広島大会にも参加したダマシオ・ロペス氏が、同じく広島大会に参加した米国のイラク戦争帰還兵ハーバート・リード氏とともに講演会やロビー活動を今月下旬に予定しています。) また、嘉指、振津は、スイス北東部の町ヴィル近郊での講演会にも招かれて出かけ、劣化ウラン兵器問題に強い関心を持つ医師グループなどと交流を行って来ました。(このグループは、昨年11月、イタリアを訪問中の写真家の豊田直巳さんや映像ジャーナリストの清水仁さんを急遽スイスにまで呼んで集会を開いたグループです。)さらに、滞在の最後の夜には、「対人地雷禁止キャンペーン」のコーディネーターの一人、スーザン・ウォーカーさんにも会い、運動の経験などを伺うことができました。 今回の活動の詳細は、また別途ご報告させて頂きたいと思いますが、今回の行動は、劣化ウラン兵器禁止国際キャンペーンにとって大変大きなステップになったと感じています。それと同時に、目標実現のための課題も一層明確になったと思います。 このような取り組みのさらなる前進のため、ICBUWでは、今年5月には、ヨーロッパ議会内部でワークショップに加えて豊田直巳さんの写真展を開催し、さらに、10月には、国連総会の開始時期にあわせて、ニューヨークで第4回ICBUW国際大会を開催する予定です。 また、国際的な取り組みと連携しつつ、皆さんとともに日本国内での取り組みも拡げてゆきたいと思います。 今後とも、皆さんのご協力・ご支援を何卒よろしくお願い致します。 取り急ぎ、帰国早々のご報告のみで、失礼致します。 嘉指信雄(ICBUW評議員、アジア・太平洋地域コーディネーター) 振津かつみ(ICBUW評議員、科学チーム) *** プログラム 「劣化ウラン兵器セミナー」 主催: ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合) 日時: 2007年3月6日(火)午後1―3時 場所: ジュネーブ国連本部、Palais des Nations、会議室11 ・「イントロダクション:ICBUW創設の理由とその目標」 レイ・ストリート(CADU、ICBUW評議員) ・「劣化ウラン兵器に対するEUROMILの立場」 エマニュエル・ヤコブ(代表、EUROMIL=European Organization of Military Associations) ・ 「ウラン兵器禁止に向けて」 マンフレート・モーア(国際人権法律家、国際反核法律家協会、ICBUW評議員) ・ 「ウラン兵器が禁止されるべき科学的・医学的理由」…

オスロ宣言(2月23日): クラスター爆弾オスロ会議

皆様すでに新聞やテレビでも報道されていますように、2月22-23日、ノルウェーのオスロで「クラスター爆弾オスロ会議」が開催され、23日には、クラスター爆弾禁止を目指す「オスロ宣言」が採択されました。以下、ご参考までに試訳してみました。今回の「オスロ宣言」は、第一項において、「法的拘束力のある国際文書の成立」という目標の達成が2008年に設定されていますように、きわめて具体的なものとなっています。詳しい情報は、CMC=Cluster Munitions Coalition(クラスター爆弾連合)のホームページをご参照ください。 stop cluster www.stopclustermunitions.org/草々嘉指(かざし)信雄ICBUW/NO DU ヒロシマ・プロジェクト   オスロ宣言クラスター爆弾オスロ会議2007年2月22-23日関連諸国、国連諸機関、赤十字国際委員会、クラスター爆弾連合及び他の人道組織からなるグループは、2007年2月22-23日、オスロに集まり、クラスター爆弾によって引き起こされる人道的諸問題に効果的に対処する方法を議論した。クラスター爆弾の使用によって引き起こされる深刻な結果、および緊急行動の必要性を認識しつつ、関連諸国は下記のことを約束する:1.2008年までに、下記目的のため、法的拘束力のある国際文書を成立させるーー(i)容認しがたい危害を市民に及ぼすクラスター爆弾の使用、製造、移転および貯蔵を禁止する。(ii)被害者とそのコミュニティへの十分なケアと厚生、汚染地域における撤去、リスク教育、及び禁止されたクラスター爆弾の備蓄破棄を保証する、協力と援助の体制を確立する。2.こうした諸問題に取り組むため、国家レベルにおける方策を検討する。3.クラスター爆弾が提起している人道的諸課題に、国際人道法の枠内において、また、あらゆる関連協議機関において取り組み続けること。 4.こうした取り組みを継続するため、5-6月リマにおいて、11-12月ウィーンにおいて、さらには2008年初めダブリンに再び集まること。また、ベルギーが地域会議を組織するという発表を歓迎する。オスロ、2007年2月23日[以下、英語原文]Oslo conference – DeclarationOslo Conference on Cluster Munitions,22 – 23 February 2007Declaration A group of States, United Nations Organisations, the International Committee of the Red Cross, the Cluster Munitions Coalition and…

オスロ宣言(2月23日): クラスター爆弾オスロ会議

皆様 すでに新聞やテレビでも報道されていますように、2月22-23日、ノルウェーのオスロで「クラスター爆弾オスロ会議」が開催され、23日には、クラスター爆弾禁止を目指す「オスロ宣言」が採択されました。以下、ご参考までに試訳してみました。 今回の「オスロ宣言」は、第一項において、「法的拘束力のある国際文書の成立」という目標の達成が2008年に設定されていますように、きわめて具体的なものとなっています。 詳しい情報は、CMC=Cluster Munitions Coalition(クラスター爆弾連合)のホームページをご参照ください。 stop cluster www.stopclustermunitions.org/ 草々 嘉指(かざし)信雄 ICBUW/NO DU ヒロシマ・プロジェクト オスロ宣言 クラスター爆弾オスロ会議 2007年2月22-23日 関連諸国、国連諸機関、赤十字国際委員会、クラスター爆弾連合及び他の人道組織からなるグループは、2007年2月 22-23日、オスロに集まり、クラスター爆弾によって引き起こされる人道的諸問題に効果的に対処する方法を議論した。 クラスター爆弾の使用によって引き起こされる深刻な結果、および緊急行動の必要性を認識しつつ、関連諸国は下記のことを約束する: 1.2008年までに、下記目的のため、法的拘束力のある国際文書を成立させるーー (i)容認しがたい危害を市民に及ぼすクラスター爆弾の使用、製造、移転および貯蔵を禁止する。 (ii)被害者とそのコミュニティへの十分なケアと厚生、汚染地域における撤去、リスク教育、及び禁止されたクラスター爆弾の備蓄破棄を保証する、協力と援助の体制を確立する。 2.こうした諸問題に取り組むため、国家レベルにおける方策を検討する。 3.クラスター爆弾が提起している人道的諸課題に、国際人道法の枠内において、また、あらゆる関連協議機関において取り組み続けること。 4.こうした取り組みを継続するため、5-6月リマにおいて、11-12月ウィーンにおいて、さらには2008年初めダブリンに再び集まること。また、ベルギーが地域会議を組織するという発表を歓迎する。 オスロ、2007年2月23日 [以下、英語原文] Oslo conference – Declaration Oslo Conference on Cluster Munitions, 22 – 23…

劣化ウラン兵器セミナー(ICBUW主催、ジュネーブ、3月6日)

皆様 ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)主催の「劣化ウラン兵器セミナー」が、3月6日、ジュネーブ国連本部内で開催されます。 ICBUWによるジュネーブでのロビー活動としては、一昨年11月のワークショップに続いて二回目となりますが、今回のセミナーは、WILPF=婦人国際平和自由連盟の協力を得て企画されました。 なお、下のプログラムにもありますように、今回の参加者の一人、エマニュエル・ヤコブ氏は、「ユーロミル」と呼ばれるヨーロッパ諸国の兵士組織の集まりの代表で、今までもICBUW主催のワークショップに参加してきており、兵士組織の立場から劣化ウラン兵器禁止に向けた取組みに強い関心を示しています。   この時期、ジュネーブでは軍縮会議が開かれていますので、ICBUWでは、「劣化ウラン兵器セミナー」を開催するとともに、各国代表部やNGOオフィスを直接訪れて、禁止キャンペーンへの支援・参加を呼びかけます。 すでにお知らせしておりますように、ICBUWでは、今年は他にも、5月中旬、ブリュッセルのヨーロッパ議会内でのワークショップ・ロビー活動、10月、ニューヨークでのICBUW年次大会など、とても重要な取組みを計画しております。 こうした取組みには、言うまでもありませんが、かなりの資金が必要となります。一層のご支援を何卒宜しくお願いいたします! カンパ振込先:郵便振替 口座名 「ICBUW・国際キャンペーン」 口座番号 < 01310-0-83069 > 嘉指(かざし)信雄 NO DU ヒロシマ・プロジェクト   www.nodu-hiroshima.org/ ICBUW   www.icbuw.org/ *** プログラム 「劣化ウラン兵器セミナー」 主催: ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合) 日時: 2007年3月6日(火)午後1―3時 場所: ジュネーブ国連本部、Palais des Nations、会議室11   ・「イントロダクション:ICBUW創設の理由とその目標」 レイ・ストリート(CADU、ICBUW評議員) ・「劣化ウラン兵器に対するEUROMILの立場」 エマニュエル・ヤコブ(代表、EUROMIL=European Organization of Military Associations) ・ 「ウラン兵器禁止に向けて」 マンフレート・モーア(国際人権法律家、国際反核法律 家協会、ICBUW評議員)…

劣化ウラン兵器セミナー(ICBUW主催、ジュネーブ、3月6日)

皆様 ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)主催の「劣化ウラン兵器セミナー」が、3月6日、ジュネーブ国連本部内で開催されます。 ICBUWによるジュネーブでのロビー活動としては、一昨年11月のワークショップに続いて二回目となりますが、今回のセミナーは、WILPF=婦人国際平和自由連盟の協力を得て企画されました。 なお、下のプログラムにもありますように、今回の参加者の一人、エマニュエル・ヤコブ氏は、「ユーロミル」と呼ばれるヨーロッパ諸国の兵士組織の集まりの代表で、今までもICBUW主催のワークショップに参加してきており、兵士組織の立場から劣化ウラン兵器禁止に向けた取組みに強い関心を示しています。 この時期、ジュネーブでは軍縮会議が開かれていますので、ICBUWでは、「劣化ウラン兵器セミナー」を開催するとともに、各国代表部やNGOオフィスを直接訪れて、禁止キャンペーンへの支援・参加を呼びかけます。 すでにお知らせしておりますように、ICBUWでは、今年は他にも、5月中旬、ブリュッセルのヨーロッパ議会内でのワークショップ・ロビー活動、10月、ニューヨークでのICBUW年次大会など、とても重要な取組みを計画しております。 こうした取組みには、言うまでもありませんが、かなりの資金が必要となります。一層のご支援を何卒宜しくお願いいたします! カンパ振込先:郵便振替 口座名 「ICBUW・国際キャンペーン」 口座番号 < 01310-0-83069 > 嘉指(かざし)信雄 NO DU ヒロシマ・プロジェクト   www.nodu-hiroshima.org/ ICBUW   www.icbuw.org/ *** プログラム 「劣化ウラン兵器セミナー」 主催: ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合) 日時: 2007年3月6日(火)午後1―3時 場所: ジュネーブ国連本部、Palais des Nations、会議室11 ・「イントロダクション:ICBUW創設の理由とその目標」 レイ・ストリート(CADU、ICBUW評議員) ・「劣化ウラン兵器に対するEUROMILの立場」 エマニュエル・ヤコブ(代表、EUROMIL=European Organization of Military Associations) ・ 「ウラン兵器禁止に向けて」 マンフレート・モーア(国際人権法律家、国際反核法律 家協会、ICBUW評議員) ・…

国連安全保障理事会入りするベルギー

2007年1月16日 皆様ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)のベルギーのメンバー、リア・ヴェルヤオさんからのニュースです。(リアさんは、昨年8月のICBUW広島大会にも参加した、ICBUWの中心メンバーの一人で、ベルギー議会やヨーロッパ議会の議員たちと連携してキャンペーンに精力的に取り組んでいます。) 嘉指(かざし)信雄NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表www.nodu-hiroshima.org   国連安全保障理事会入りするベルギー ――劣化ウラン兵器禁止を目指す―― 「2006年12月14日、ベルギー上院議会の外交防衛委会は、国連安全保障理事会入りするベルギーに付託する決議草案を採択しました。この11ページの文書には、下記項目が含まれています。・・・・2)平和を促進することa. 軍縮に関して委員会は、ベルギー連邦政府が国連安全保障理事会に非常任理事国として座をしめる、2007年1月1日から2008年12 月31日までの間、以下の勧告事項を実現するため、その立場を用いるよう求める。  ―他の国々に対し、特定通常兵器使用禁止制限条約(ジュネーブ条約、1980年10月)を承認し、その議定書を承認・批准することを勧めること―白燐弾のさらなる使用を防ぎ、また、劣化ウランを含む兵器の使用を止めるため、特定通常兵器使用禁止条約の、焼夷兵器に関わる議定書IIIの適用範囲を拡大すること(リア・ウ゛ェルヤオ、2007年1月15日)この知らせの英語原文は、www.bandepleteduranium.org/en/a/108.html以上。

国連安全保障理事会入りするベルギー

皆様 ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)のベルギーのメンバー、リア・ヴェルヤオさんからのニュースです。(リアさんは、昨年8月のICBUW広島大会にも参加した、ICBUWの中心メンバーの一人で、ベルギー議会やヨーロッパ議会の議員たちと連携してキャンペーンに精力的に取り組んでいます。) 嘉指(かざし)信雄 NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表 www.nodu-hiroshima.org 国連安全保障理事会入りするベルギー ――劣化ウラン兵器禁止を目指す―― 「2006年12月14日、ベルギー上院議会の外交防衛委会は、国連安全保障理事会入りするベルギーに付託する決議草案を採択しました。この11ページの文書には、下記項目が含まれています。 ・・・・ 2)平和を促進すること a. 軍縮に関して 委員会は、ベルギー連邦政府が国連安全保障理事会に非常任理事国として座をしめる、2007年1月1日から2008年12 月31日までの間、以下の勧告事項を実現するため、その立場を用いるよう求める。 ―他の国々に対し、特定通常兵器使用禁止制限条約(ジュネーブ条約、1980年10月)を承認し、その議定書を承認・批准することを勧めること ―白燐弾のさらなる使用を防ぎ、また、劣化ウランを含む兵器の使用を止めるため、特定通常兵器使用禁止条約の、焼夷兵器に関わる議定書 IIIの適用範囲を拡大すること (リア・ウ゛ェルヤオ、2007年1月15日) この知らせの英語原文は、http://www.bandepleteduranium.org/en/a/108.html 以上。 皆様 ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)のベルギーのメンバー、リア・ヴェルヤオさんからのニュースです。(リアさんは、昨年8月のICBUW広島大会にも参加した、ICBUWの中心メンバーの一人で、ベルギー議会やヨーロッパ議会の議員たちと連携してキャンペーンに精力的に取り組んでいます。) 嘉指(かざし)信雄NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表http://www.nodu-hiroshima.org 国連安全保障理事会入りするベルギー ――劣化ウラン兵器禁止を目指す―― 「2006年12月14日、ベルギー上院議会の外交防衛委会は、国連安全保障理事会入りするベルギーに付託する決議草案を採択しました。この11ページの文書には、下記項目が含まれています。・・・・2)平和を促進することa. 軍縮に関して委員会は、ベルギー連邦政府が国連安全保障理事会に非常任理事国として座をしめる、2007年1月1日から2008年12 月31日までの間、以下の勧告事項を実現するため、その立場を用いるよう求める。 ―他の国々に対し、特定通常兵器使用禁止制限条約(ジュネーブ条約、1980年10月)を承認し、その議定書を承認・批准することを勧めること ―白燐弾のさらなる使用を防ぎ、また、劣化ウランを含む兵器の使用を止めるため、特定通常兵器使用禁止条約の、焼夷兵器に関わる議定書IIIの適用範囲を拡大すること (リア・ウ゛ェルヤオ、2007年1月15日) この知らせの英語原文は、http://www.bandepleteduranium.org/en/a/108.html 以上。

「イギリスの劣化ウラン兵器を禁止せよ!」2月7日 英下院でのロビー活動

皆様 すでにお知らせしておりますように、ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)では、今年、3月上旬ジュネーブでのロビー活動、5月中旬ヨーロッパ議会内での集会、10月ニューヨークでの第4回ICBUW大会など、いくつかの重要な取組みを計画しておりますが、今年最初の取組みとして、2月7日、英国下院でのロビー活動が、「イギリスの劣化ウラン兵器を禁止せよ!」のタイトルのもとに開催されます。(主催は、ICBUWの中心的グループのひとつであるCADU=Campaign against Depleted Uranium) 元・WHO放射線防御部門専門官のキース・べイヴァーストック博士の他に、ヨーロッパ議会やイギリス下院議員もスピーカーとして参加が予定されています。ご参考までに、ICBUWやCADUのホームページにアップされている「お知らせ」を訳してみました。 草々     嘉指信雄、NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表 「イギリスの劣化ウラン兵器を禁止せよ!」 イギリス議会におけるロビー活動 2007年2月7日(主催:CADU)/場所: イギリス下院、SW1・ロビー活動: 記者会見室W4:午後2-4時・公開ミーティング: 委員会室12:午後7-9時(ウェストミンスターホール) スピーカー ・ キース・べイヴァーストック博士(元・WHO放射線防御部門専門官) ・ キャロライン・ルーカス博士(EU議会議員、EU超党派ピース・イニシアチブ共同代表) ・ ジョン・ラ フォージュ(ニューク・ウォッチUSA) ・ リア・ウ゛ェルヤオ(ICBUWベルギー) ・ ジェレミー・コービン(イギリス下院議員、CND=Campaign for Nuclear Disarmament副代表) ・ レイ・ストリート(CADU、ICBUW) ICBUW www.bandepleteduranium.org/en/i/9.html CADU     www.cadu.org.uk/action/index.htm 皆様 すでにお知らせしておりますように、ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)では、今年、3月上旬ジュネーブでのロビー活動、5月中旬ヨーロッパ議会内での集会、10月ニューヨークでの第4回ICBUW大会など、いくつかの重要な取組みを計画しておりますが、今年最初の取組みとして、2月7日、英国下院でのロビー活動が、「イギリスの劣化ウラン兵器を禁止せよ!」のタイトルのもとに開催されます。(主催は、ICBUWの中心的グループのひとつであるCADU=Campaign against Depleted Uranium) 元・WHO放射線防御部門専門官のキース・べイヴァーストック博士の他に、ヨーロッパ議会やイギリス下院議員もスピーカーとして参加が予定されています。ご参考までに、ICBUWやCADUのホームページにアップされている「お知らせ」を訳してみました。…

「イギリスの劣化ウラン兵器を禁止せよ!」2月7日 英下院でのロビー活動

皆様 すでにお知らせしておりますように、ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)では、今年、3月上旬ジュネーブでのロビー活動、5月中旬ヨーロッパ議会内での集会、10月ニューヨークでの第4回ICBUW大会など、いくつかの重要な取組みを計画しておりますが、今年最初の取組みとして、2月7日、英国下院でのロビー活動が、「イギリスの劣化ウラン兵器を禁止せよ!」のタイトルのもとに開催されます。(主催は、ICBUWの中心的グループのひとつであるCADU=Campaign against Depleted Uranium) 元・WHO放射線防御部門専門官のキース・べイヴァーストック博士の他に、ヨーロッパ議会やイギリス下院議員もスピーカーとして参加が予定されています。ご参考までに、ICBUWやCADUのホームページにアップされている「お知らせ」を訳してみました。 草々     嘉指信雄、NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表   「イギリスの劣化ウラン兵器を禁止せよ!」イギリス議会におけるロビー活動2007年2月7日(主催:CADU)/場所: イギリス下院、SW1・ロビー活動: 記者会見室W4:午後2-4時・公開ミーティング: 委員会室12:午後7-9時(ウェストミンスターホール)スピーカー・ キース・べイヴァーストック博士(元・WHO放射線防御部門専門官)・ キャロライン・ルーカス博士(EU議会議員、EU超党派ピース・イニシアチブ共同代表)・ ジョン・ラ フォージュ(ニューク・ウォッチUSA)・ リア・ウ゛ェルヤオ(ICBUWベルギー)・ ジェレミー・コービン(イギリス下院議員、CND=Campaign for Nuclear Disarmament副代表)・ レイ・ストリート(CADU、ICBUW)ICBUW www.bandepleteduranium.org/en/i/9.htmlCADU     www.cadu.org.uk/action/index.htm

ご支援のお願い:ウラン兵器全面禁止に向けて

—ICBUWの取り組み2007—(対日本政府/国連/ヨーロッパ議会など) 2006年12月18日 皆さま 今年も残すところ後わずかとなりました。お忙しい毎日をお送りのことと存じます。 今年はICBUW広島国際大会の成功のために、皆さんとともに全力で取組んできました。おかげさまで「ヒロシマから世界へ—届けよう“劣化ウランヒバクシャ”の声を!」という思いを実現できた大会となり、今後の運動の発展に向けた重要なステップとなりました。大会の報告論文集の作成は、年越しの「宿題」となりますが、翻訳と編集の作業に取り組んでいるところです。 *日本政府への「申し入れ(案)」への賛同のお願い* 「ICBUW広島アピール」でも確認された「ウラン兵器禁止」・「被害者支援・連帯」の思いを引き継ぎ、日本国内においても一層具体的に取り組んで行くため、下記のような「日本政府への申し入れ—ウラン兵器全面禁止と被害者支援・被害調査に向けて(案)」を提案させて頂きます。(すでに、11月「国際共同行動デー」に各地の集会などの取組みの中でも提案し、議論をお願いしているところです。) 「申し入れ(案)」の趣旨は、項目の前文に記してありますが、「ウラン兵器の全面禁止と、イラクなどの被害地域への医療支援と汚染・被害調査に向け、積極 的な役割を果たすべき」ということを、改めて真正面から日本政府に突きつけたいと思います。嘉手納基地をはじめ在日米軍基地でのウラン兵器の貯蔵問題など は、日本でのICBUWキャンペーンとしても取組まねばならない課題としてICBUW広島国際大会でも提起されました。現状では、これらの問題に関する日 本政府の態度を大幅に転換させることは決して容易なことではありません。しかし、新たな放射能汚染と被曝をもたらすウラン兵器の禁止を求めることは、「被 爆国日本」として当然なすべき国際的責務です。そして、それを求め続けることは、日本で禁止キャンペーンに取り組んでいる私たちの責任であると考えます。 全国各地で「ウラン兵器禁止」に取り組む皆さん、反核・平和、環境保護、人権擁護、被害者支援など、さまざまな活動に取り組む皆さん、ICBUW広島国際 大会にご協力・ご参加下さった多くの皆さんの力を結集して、日本政府に申し入れたいと思います。「申し入れ(案)」への賛同(団体・個人)を何卒よろしく お願い致します。また、皆さんの周囲でも賛同者を拡げて下さるよう、お願い致します。「申し入れ(案)」の内容や項目について、具体的なご意見なども寄せ て頂ければ幸いです。広く皆さんと議論する中で、運動を拡げ強めてゆきたいと思います。 日本政府への「申し入れ(案)」への賛同、及びご意見等は下記までご連絡下さい。 嘉指信雄/E-mail: info@nodu-hiroshima.org 森瀧春子/E-mail: haruko-m@f3.dion.ne.jp 振津かつみ/E-mail: du-ban-hibaku@theia.ocn.ne.jp 政府への申し入れに際しては、関係省庁との交渉、「国際署名」の提出、国会議員への働きかけなども行いたいと考えております。(具体的な日程は現時点で決められませんが、来春2—3月以降を目標に準備を進めたいと思います。) *世界各国で展開されているキャンペーン* すでにメーリングリストなどでいくつかご紹介しておりますように、広島大会に参加した人々、被害者、科学者・医師、ジャーナリスト、ICBUWメンバー は、世界各地で精力的に活動を展開しています。11月の「ウラン兵器禁止を求める国際共同行動デー」も、ベルギー、イギリス、イタリア、アメリカ、カナ ダ、日本など、世界各国で取り組まれました。最近の動きの中から、いくつか主だったものを挙げてみます。 (1) ICBUWは「国際共同行動デー」に際し、国連宛に、ウラン兵器禁止の意義とその実現に向けた戦略をまとめた「ICBUW-国連レポート2006」と「ICBUW広島アピール」を提出しました。 (2) ICBUWのリア・ベルヤウさんらがロビー活動を展開しているベルギーでは、ウラン兵器全面禁止を定める法案の審議のための公聴会が「国防委員会」で開催 されました(11月20日)。今回証言をした一人は、ヒロシマ大会にも参加した元WHO専門官のベイヴァーストック博士です。(なおベルギーは、1995 年、世界で初めて「対人地雷の製造、使用、輸出、移譲禁止法」を成立させ、続いて、EUが対人地雷禁止に向けて共同行動を決定することとなります。) (3) フィンランドでは、9月の「核戦争防止国際医師会議(IPPNW)世界大会」やフィンランド政府へのロビー活動に引き続き、国会質問(9月)、国会議員への働きかけ(12月8日)などが取組まれています。 (4) 中米のコスタリカでも、ICBUW創設メンバーのダマシオ・ロペスさんが、外相や国会議員と会談して「ウラン兵器禁止条約」への支持を求めるとともに、中 米の他の国々への働きかけも模索するなどのロビー活動を開始しました(11月)。ロペスさんは11月30日〜12月2日、米国アリゾナ州のナバホ自治区で 開催された「世界先住民ウラン・サミット」でもDU問題を報告し、ICBUWの評議会からの連帯のメッセージを届けました。 (5) ヨーロッパ議会では白燐弾などとともに、劣化ウラン兵器の使用停止を求める決議が改めて採択されました(11月6日)ヨーロッパ議会による劣化ウラン兵器使用停止決議は、これで四回目になります。 (6)…