ウィキリークスに出された在ブリュッセル米大使館発信の電信記録(2007〜2009)から、2007年にベルギーで劣化ウラン兵器禁止法が成立した際、怒った米国政府関係者がベルギー外務省などに対し繰り返しコンタクトし、最終的に、同法は、アントワープ港から劣化ウラン兵器をイラク・アフガニスタンへ輸送することを妨げるものではない、との言質を引き出していたことが分かりました。ベルギーの禁止法は、劣化ウラン兵器の製造・使用などに加え、ベルギー領土内における同兵器の貯蔵・移送なども禁止するものですから、これは明らかに同禁止法に違反するものです。
ウラン兵器関連報道
2010年12月8日 「劣化ウラン兵器使用に関する情報公開」を求める新決議、国連総会でも採択
12月8日、ニューヨークの国連総会全体会議において、「劣化ウラン兵器使用に関する情報公開」を求める新決議が、賛成148カ国、棄権30カ国、反対4カ国(第一委員会では、賛成136、棄権28、反対4)の賛成多数で採択されました。反対票は、第一委員会での投票と変わらず、アメリカ、イギリス、フランス、イスラエルの4ヶ国です。(この決議は、国連第一委員会では、10月に、同様に圧倒的賛成で採択されていたものです。)
[11.19] 米軍、来春、アフガニスタンに戦車(劣化ウラン弾主要装備)投入へ
米軍が、来春、M1Aエイブラムズ戦車をアフガニスタンに投入することを決定したというニュースです。M1A1エイブラムズ戦車は、劣化ウラン弾を主要装備砲弾としているといわれる米軍の主力戦車です。アフガニスタンでも、以前から劣化ウラン兵器の使用が懸念されてきていますが、今回の発表により、今後の状況が一層懸念されます。
本格的疫学調査でがん患者急増を確認 米軍劣化ウラン弾が原因か『週刊金曜日』816号(2010.9.24)
劣化ウラン弾 政府、貯蔵可能性認める(琉球新報 8/26/2010)
劣化ウラン弾 政府、貯蔵可能性認める 琉球新報 8月26日 政府は25日までに、県軍用地転用促進・基地問題協議会(軍転協)が7月に照会した基地問題に関する諸項目について県などに回答した。この中で嘉手納弾薬庫での劣化ウラン弾の存在について「わが国の一部施設・区域に保管されることもある」と説明し、可能性を認めた。一方で「内部規律によりわが国の訓練場で使用することはない」と訓練実施については否定した。劣化ウラン弾については2000年5月、当時の嘉手納基地司令官が同弾薬庫内の貯蔵を明らかにしている。(以下略) 記事全文は下記サイトを参照くださいーーー bit.ly/98ILf6 劣化ウラン弾 政府、貯蔵可能性認める 琉球新報 8月26日 政府は25日までに、県軍用地転用促進・基地問題協議会(軍転協)が7月に照会した基地問題に関する諸項目について県などに回答した。この中で嘉手納弾薬庫での劣化ウラン弾の存在について「わが国の一部施設・区域に保管されることもある」と説明し、可能性を認めた。一方で「内部規律によりわが国の訓練場で使用することはない」と訓練実施については否定した。劣化ウラン弾については2000年5月、当時の嘉手納基地司令官が同弾薬庫内の貯蔵を明らかにしている。(以下略) 記事全文は下記サイトを参照くださいーーー http://bit.ly/98ILf6
SBS(オーストラリア、8月16日):ビデオリポート「イラクの子どもたちのガン増加:劣化ウラン兵器が原因か」
SBS(オーストラリア、8月16日):ビデオリポート「イラクの子どもたちのガン増加:劣化ウラン兵器が原因か」 昨年後半から、アルジャジーラやイギリスのメディアが、イラクでのガンや先天性異常の増加と、その一つの原因と疑われる劣化ウラン兵器の使用の問題を立て続けに報じていますが、8月16日、オーストラリアのSBSも同様のビデオリポートを下記サイトにアップしました。ご参考までに。 bit.ly/bkabZ5 SBS Dateline package: Iraqi child cancer ‘linked to US weapons’ US President Barack Obama has pledged to withdraw most US troops from Iraq by the end of August 2010. He has said that between 35,000 and 50,000…
8/7「イラクの子どもたちを救え」/NHK総合「海外ネットワーク」
「米軍は、湾岸戦争帰還兵の劣化ウラン被曝を懸念していた」—米下院公聴会(7/27)で判明
「長い間、(米国)政府は、・・・湾岸戦争やイラク戦争で使われた砲弾に含まれた劣化ウラン(DU)によってイラク市民や兵士たちが有害な影響をこうむってきていることを否定してきた。 しかし、1993年に、当時の陸軍准将エリック・シンセキ、現在の退役軍人省長官[注:祖父母が日本人の日系三世。なお、祖父母の出身地は広島]により書かれた、今までほとんど知られていなかった国防省メモにより、米国防省は、劣化ウラン汚染を懸念していて、毒性物質に曝露した全ての兵士を検査するよう命じていたことが明らかとなった。
3.24 現地報道「バルカン紛争が残した深刻な劣化ウラン被害」
皆様 ご存じのように、劣化ウラン弾は、湾岸戦争、イラク戦争だけでなく、旧ユーゴ紛争の際もNATO軍によって使用されましたが、現地では、がんや先天性異常などが問題にされてきています。3月24日、現地のジャーナリストが、依然、深刻な被害が続く現地の状況についての映像ニュース(英語)を発信しています。 www.vjmovement.com/truth/656 ご参考までに。 嘉指信雄、ICBUW-Japan 『ウラン兵器なき世界をめざして—ICBUWの挑戦—』(合同出版、2008) http://www.nodu-hiroshima.org/ Begin forwarded message: ———- Forwarded message ———- From: Ljubica Vujadinovic Date: 2010/4/1 Subject: [NoMoreDU] Balkans: Depleted Uranium in NATO Bombs Remains Deadly To: nomoredu@yahoogroups.com Hello, I would like to share my recent report…
アルジャジーラ続報(3/10):ファルージャで先天性異常急増
ファルージャでの先天性異常の急増に関する、アルジャジーラによる続報です。考えられる原因として白燐弾・劣化ウラン弾など、米軍によって使用された兵器が問題にされています。ご参考までに。 http://english.aljazeera.net/programmes/rizkhan/2010/03/20103107149294910.html