皆様 「ウラン兵器全面禁止と被害者支援・被害調査」についての対政府交渉の日時、場所が決まりましたのでお知らせ致します。 交渉に先だって、国会議員の方々にもこの問題への理解を深めて頂き、今後協力して取組んでもらうため、「院内学習会」も行います。 日本におけるICBUWの活動として、国際的な流れに呼応して、日本政府に対しても、「無差別殺傷兵器」であり、新たな放射能汚染と被曝をもたらすウラン兵器の禁止に向けて努力するよう求め、嘉手納基地など在日米軍基地でのウラン兵器の貯蔵問題なども含めて正してゆく、第一歩にしたいと思います。また、イラクなどの被災地域の実情にそった医療支援について、政府の具体的な前向きの対応を求めたいと思います。 交渉と院内学習会への参加、ご協力を、どうぞよろしくお願い致します。 *対政府交渉と院内学習会の日時、場所 場所:参議院会館/第1会議室(院内学習会と政府交渉は同じ会場です) 日時:5月8日(火) 1時半ー2時15分:劣化ウラン兵器問題・院内学習会 2時15分ー2時半:交渉参加者・打ち合わせ 2時半-4時半:対政府交渉(外務省、防衛省、経済産業省、内閣府・原子力安全委員会) *劣化ウラン兵器問題・院内学習会: 内容:ウラン兵器全面禁止と被害者支援に向けて―国際的な動き/環境・健康影響/被害者支援の課題― 報告者:嘉指信雄(ICBUW評議員、アジア・太平洋地域コーディネーター)/振津かつみ(ICBUW評議員)/佐藤真紀(日本イラク医療支援ネットワーク、事務局長) 司会: 森瀧春子(NO DU ヒロシマ・プロジェクト事務局長) *5月8日当日は、午後1時に参議院会館1階ロビーで集合し、できるだけまとまって会場へ入りたいと思いますので、ご協力お願い致します。参加して下さる方々は、議員会館への通行証などの手続きもありますので、5月6日の夜までに下記のファックスかメイル宛で、担当の振津までご連絡下さい。その際、お手数ですが、ご都合で1時の集合には遅れて到着される予定の方、2時半からの「対政府交渉」のみの参加の方は、明記しておいて下さるようお願い致します。 連絡先/振津: E-mail: du-ban-hibaku@theia.ocn.ne.jp Fax: 0798-44-2614 *対政府交渉の申し入れに際して各省に送ってある「公開質問状」を下記に掲載致します。 当日は、これにそって話し合いを進めます。話し合い時間が限られておりますので、交渉の内容等についてのご意見がありましたら、あらかじめファックスかメイルで、振津までお寄せ頂けるとありがたいです。 *交渉に際しては、全国の皆さんにご賛同頂いている「日本政府への申し入れ」と「国際署名」も手渡します。「申し入れ」には、全国から、128団体、556名の賛同が寄せられています。(5月6日賛同受付終了いたしました。皆様のご賛同・応援に感謝申し上げます。) 「日本政府への申し入れ」の詳細は下記のページに掲載されています。 日本政府への「申し入れ」賛同お願い/ 5月初め、対政府交渉へ – NODU Hiroshima Project ヒバク反対キャンペーン 嘉指信雄(ICBUWアジア・太平洋地域コーディネーター) 森瀧春子(NO DU ヒロシマ・プロジェクト事務局長) 振津かつみ(ICBUW評議員) [ウラン兵器全面禁止と被害者支援・被害調査に関する公開質問状]…
Monthly Archives: April 2007
(5/8)「ウラン兵器全面禁止と被害者支援・被害調査」政府交渉/院内学習会
*対政府交渉と院内学習会の日時、場所 場所:参議院会館/第1会議室(院内学習会と政府交渉は同じ会場です) 日時:5月8日(火) 1時半ー2時15分:劣化ウラン兵器問題・院内学習会 2時15分ー2時半:交渉参加者・打ち合わせ 2時半-4時半:対政府交渉(外務省、防衛省、経済産業省、内閣府・原子力安全委員会) *劣化ウラン兵器問題・院内学習会: 内容:ウラン兵器全面禁止と被害者支援に向けて―国際的な動き/環境・健康影響/被害者支援の課題― 報告者:嘉指信雄(ICBUW評議員、アジア・太平洋地域コーディネーター)/振津かつみ(ICBUW評議員)/佐藤真紀(日本イラク医療支援ネットワーク、事務局長) 司会: 森瀧春子(NO DU ヒロシマ・プロジェクト事務局長)
豊田直巳写真展 「ウラン兵器の人的被害」
・豊田直己ホームページ> ヨーロッパ議会写真展『ウラン兵器の人的被害』開催にあたって この度は『ウラン兵器の人的被害(The Human Cost of Uranium Weapon)』の写真をご覧いただき、ありがとうございます。 この一連の取材は、1999年、イラクで、劣化ウラン弾による“ヒバクシャ”と出会ったことから始まりました。ヒロシマ、ナガサキを経験し、「唯一の被爆国」と呼ばれる日本に暮らしていながら、それまで、私はウラン兵器の恐怖を実感せずにいました。しかし、「湾岸戦争」から10年を迎えようとするイラクで出会った人々の姿は、ウラン兵器による戦争には、終わりがないことを教えてくれました。それもそのはずです。ウラン238の放射能の半減期は45億年という、地球の年齢に匹敵する長さなのですから。しかも、ナノ単位の微粒子と化したウランの化学的毒性などの問題が加わっているのです。 ところが、その想像を超えた事態がようやく広く世界に知られ始めた頃、次の戦争が起こされました。現在も続く「イラク戦争」です。そして、この戦争でもまた、アメリカ軍やイギリス軍はウラン弾をイラクの人々の頭上に打ち込みました。 2003年4月8日、バグダッドにいた私は、目の前でアメリカ軍のA-10攻撃機が街中(まちなか)に劣化ウラン弾を無数に打ち込む姿を目撃しました。数日後、その砲撃された地点に行くと、たくさんの劣化ウラン弾が転がり、強烈な放射能を放っていました。私はこの事実を全国ネットのテレビや雑誌で報じました。日本では、私の他にもジャーナリストがイラクでの劣化ウラン問題の実態を報じました。しかし、それでも日本政府は長い間、イラクでの米英軍の劣化ウラン弾に使用すらも認めませんでした。そして今も、日本政府はその危険性を認めていません。 しかし、ウラン兵器の影響は、既に「湾岸戦争」の後から多発したガンや白血病に体を蝕まれ続けるイラクの子どもたちが、身をもって告発していただけでなく、「湾岸戦争」に参加したアメリカ、イギリスなどの兵士も告発していました。 そして今、「イラク戦争」でのさらなる劣化ウラン弾使用によるとしか考えられない病気に苦しむ人々が、イラクはもちろん、アメリカからも(この部分を削除しました)声を上げ始めています。自分の体内からウランが検出されたイラク帰還兵の声と、今も戦火の下で、ガンや白血病に苦しむイラクの子どもたちの声が重なります。 こうした、自分の体で知ったゆえに消すことのできない真実の声に、耳を傾けて欲しいと思います。それは、ウラン兵器の使用を許している私たち世界市民の責務というだけではありません。ウラン兵器の影響は、人間が引いた国境を越えて広がる地球規模の問題でもあるからです。そして、だからこそ私も貴方も、国境を越えて繋がって、問題を解決することも出来ると信じるからです。 私の拙い写真が、その解決の一助になれば、こんな嬉しいことはありません。 私の写真に写ってくれた人々、とりわけ、その苦しむ姿をカメラの前に晒してくれた子どもたちに感謝しながら。 豊田直巳 ヨーロッパ議会で豊田直巳写真展(5月14-16日) 5月14-16日、ブリュッセルのEU議会内にて豊田直巳写真展『ウラン兵器の人的被害』(The Human Cost of Uranium Weapons)が開かれる運びとなりました。合わせて、5月15日には国際フォーラム『ウラン兵器禁止に向けて』が開かれます。今回の企画は、劣化ウラン兵器問題を憂慮するEU議員グループとICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)の協力で実現したものです。 豊田直巳写真展『ウラン兵器の人的被害』 「オープニング式典」:5月14日18:00- 場所:ヨーロッパ議会ビル3階、大回廊展示スペース スピーカー ・ 豊田直巳(写真家、日本)・ エルス・デ・グローエン(EU議会議員、オランダ)・ キャロリン・ルーカス博士(EU議会議員、イギリス)・ 森滝春子(NO DU ヒロシマ・プロジェクト事務局 長、日本) 2007年5月14日― EU議会写真展での挨拶 EU議会写真展「ウラン兵器の人的被害」開催に寄せて 豊田直巳(フォト・ジャーナリスト) まず最初に、今回の写真展と、このように皆さん前で話しをする機会を準備してくださった、友人の皆さん、そしてEU議会の関係者の皆さんにお礼を申し上げます。 EU議会のThe…
「ウラン兵器の人的被害」ヨーロッパ議会で豊田直巳写真展(5月14-16日)
皆様 5月14-16日、ブリュッセルのEU議会内にて豊田直巳写真展『ウラン兵器の人的被害』(The Human Cost of Uranium Weapons)が開かれる運びとなりました。合わせて、5月15日には国際フォーラム『ウラン兵器禁止に向けて』が開かれます。今回の企画は、劣化ウラ ン兵器問題を憂慮するEU議員グループとICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)の協力で実現したものです。 (1) 豊田直巳写真展『ウラン兵器の人的被害』 場所:ヨーロッパ議会3階、大回廊展示スペース 今回の写真展用ポスターのPDFファイル、展示写真一覧、及び豊田直巳さんの挨拶『ヨーロッパ写真展開催にあたって』が、「NO DU ヒロシマ・プロジェクト」ホームページにアップされておりますので、ぜひご参照ください。(http/www.nodu-hiroshima.org/ なお、豊田直巳さんのホームページ『境界線の記憶』は、www.ne.jp/asahi/n/toyoda/)[展示される写真パネルは全部で22枚。そのうち5枚は120x180cmの大型サイズで、他の17枚は60x90cmのサイズのものです。展示会場が、EUの建物の中心に位置する大回廊であるため、広いスペースでもアピールするように、たたみ一畳大の大型パネルが5枚含まれることになりました。] 「オープニング式典」:5月14日午後6時〜 スピーカー ・ 豊田直巳(写真家、日本) ・ エルス・デ・グローエン(EU議会議員、オランダ) ・ キャロリン・ルーカス博士(EU議会議員、イギリス) ・ 森滝春子(NO DU ヒロシマ・プロジェクト事務局長、日本) (2) 国際フォーラム『ウラン兵器禁止に向けて』 5月15日:ヨーロッパ議会、会議室(ASP 1G2) スピーカー ・ ジャワッド・アル-アリ博士(バスラ教育病院がんセンター長、イラク) 「バスラにおける“がん研究”:資金問題及び様々な障害」 ・ 振津かつみ博士(医師・放射線学者、日本) 「ウラン兵器が禁止されるべき科学的・医学的理由」 ・ トマス・フィエジー博士(医師、マウントサイナイ病院、アメリカ)…
『イアブック 核軍縮・平和2006』
(地球上の核弾頭全データ、「劣化ウラン兵器禁止ー国際運動の拡大」など) 皆様 今年の『イアブック 核軍縮・平和 市民と自治体のために』は、 特集資料「米軍再編のロードマップ」、「イラク派遣部隊の地図(日本のどの部隊が派遣されているか)」、 「世界の非核地帯(中央アジアが締結したばかりということもある)」、「地球上の核弾頭全データ」、「劣化ウラン兵器禁止ー国際 運動の拡大」などの記事が収録されており、きわめて時宜にかなったものになっています。ぜひ手元において御活用ください。 詳しくは、ピースデポのホームページをご参照ください。 www.peacedepot.org 草々 嘉指信雄 NO DU ヒロシマ・ プロジェクト」代表
「ウランは毒物である」 ICBUW広島大会からの再出発(『理戦』87号)
皆様 「ウランは毒物である/NO DUは焦眉の課題 ICBUW広島大会からの再出発」のタイトルで、『理戦』87号 (2007年春号、1月20日発売)に拙稿を掲載していただきました。 ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)広島大会での成果、世 界各地での動き、「ウランは毒物であるー問題の核心」、イラク帰還 兵が米政府に劣化ウラン被害の賠償請求、「内部被曝ーー原爆と劣化 ウランを結ぶもの」といった小見出しのもと、劣化ウラン兵器禁止国際キャンペーンをめぐる動きについて短くまとめてみました。ご参照 していただけたら幸いです。 なお、『理戦』87号の特集は、「改憲論議へのオブジェクショ ン」。 ダグラス・ラミス、國弘正雄、荒岱介による鼎談「沖縄からヤマトを見、安保と平和憲法を問い直す」などが収録されています。 詳しくは、実践社ホームページをご覧ください。www.jissensha.co.jp/
豊田直巳写真展 「ウラン兵器の人的被害」
[画像無断使用不許可] ・スライドショー: ウラン兵器の人的被害> ・豊田直己ホームページ> ヨーロッパ議会写真展『ウラン兵器の人的被害』開催にあたって この度は『ウラン兵器の人的被害(The Human Cost of Uranium Weapon)』の写真をご覧いただき、ありがとうございます。 この一連の取材は、1999年、イラクで、劣化ウラン弾による“ヒバクシャ”と出会ったことから始まりました。ヒロシマ、ナガサキを経験し、「唯一の被爆国」と呼ばれる日本に暮らしていながら、それまで、私はウラン兵器の恐怖を実感せずにいました。しかし、「湾岸戦争」から10年を迎えようとするイラクで出会った人々の姿は、ウラン兵器による戦争には、終わりがないことを教えてくれました。それもそのはずです。ウラン238の放射能の半減期は45億年という、地球の年齢に匹敵する長さなのですから。しかも、ナノ単位の微粒子と化したウランの化学的毒性などの問題が加わっているのです。 ところが、その想像を超えた事態がようやく広く世界に知られ始めた頃、次の戦争が起こされました。現在も続く「イラク戦争」です。そして、この戦争でもまた、アメリカ軍やイギリス軍はウラン弾をイラクの人々の頭上に打ち込みました。 2003年4月8日、バグダッドにいた私は、目の前でアメリカ軍のA-10攻撃機が街中(まちなか)に劣化ウラン弾を無数に打ち込む姿を目撃しました。数日後、その砲撃された地点に行くと、たくさんの劣化ウラン弾が転がり、強烈な放射能を放っていました。私はこの事実を全国ネットのテレビや雑誌で報じました。日本では、私の他にもジャーナリストがイラクでの劣化ウラン問題の実態を報じました。しかし、それでも日本政府は長い間、イラクでの米英軍の劣化ウラン弾に使用すらも認めませんでした。そして今も、日本政府はその危険性を認めていません。 しかし、ウラン兵器の影響は、既に「湾岸戦争」の後から多発したガンや白血病に体を蝕まれ続けるイラクの子どもたちが、身をもって告発していただけでなく、「湾岸戦争」に参加したアメリカ、イギリスなどの兵士も告発していました。 そして今、「イラク戦争」でのさらなる劣化ウラン弾使用によるとしか考えられない病気に苦しむ人々が、イラクはもちろん、アメリカからも(この部分を削除しました)声を上げ始めています。自分の体内からウランが検出されたイラク帰還兵の声と、今も戦火の下で、ガンや白血病に苦しむイラクの子どもたちの声が重なります。 こうした、自分の体で知ったゆえに消すことのできない真実の声に、耳を傾けて欲しいと思います。それは、ウラン兵器の使用を許している私たち世界市民の責務というだけではありません。ウラン兵器の影響は、人間が引いた国境を越えて広がる地球規模の問題でもあるからです。そして、だからこそ私も貴方も、国境を越えて繋がって、問題を解決することも出来ると信じるからです。 私の拙い写真が、その解決の一助になれば、こんな嬉しいことはありません。 私の写真に写ってくれた人々、とりわけ、その苦しむ姿をカメラの前に晒してくれた子どもたちに感謝しながら。 豊田直巳 ヨーロッパ議会で豊田直巳写真展(5月14-16日) 5月14-16日、ブリュッセルのEU議会内にて豊田直巳写真展『ウラン兵器の人的被害』(The Human Cost of Uranium Weapons)が開かれる運びとなりました。合わせて、5月15日には国際フォーラム『ウラン兵器禁止に向けて』が開かれます。今回の企画は、劣化ウラン兵器問題を憂慮するEU議員グループとICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)の協力で実現したものです。 豊田直巳写真展『ウラン兵器の人的被害』 場所:ヨーロッパ議会ビル3階、大回廊展示スペース 今回の写真展用ポスターのPDFファイル、展示写真一覧、及び豊田直巳さんの挨拶『ヨーロッパ写真展開催にあたって』が、「NODU ヒロシマ・プロジェクト」ホームページにアップされておりますので、ぜひご参照ください。(http://www.nodu-hiroshima.org/ なお、豊田直巳さんのホームページ『境界線の記憶』は、http://www.ne.jp/asahi/n/toyoda/) ヨーロッパ議会写真展:全点のキャプション> [展示される写真パネルは全部で22枚。そのうち5枚は120x180cmの大型サイズで、他の17枚は60x90cmのサイズのものです。展示会場が、EUの建物の中心に位置する大回廊であるため、広いスペースでもアピールするように、たたみ一畳大の大型パネルが5枚含まれることになりました。] 「オープニング式典」:5月14日18:00- スピーカー ・ 豊田直巳(写真家、日本) ・ エルス・デ・グローエン(EU議会議員、オランダ) ・ キャロリン・ルーカス博士(EU議会議員、イギリス) ・ 森滝春子(NO DU…
「ウラン兵器の人的被害」ヨーロッパ議会で豊田直巳写真展(5月14-16日)
皆様 5月14-16日、ブリュッセルのEU議会内にて豊田直巳写真展『ウラン兵器の人的被害』(The Human Cost of Uranium Weapons)が開かれる運びとなりました。合わせて、5月15日には国際フォーラム『ウラン兵器禁止に向けて』が開かれます。今回の企画は、劣化ウラ ン兵器問題を憂慮するEU議員グループとICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)の協力で実現したものです。 (1) 豊田直巳写真展『ウラン兵器の人的被害』 場所:ヨーロッパ議会3階、大回廊展示スペース 今回の写真展用ポスターのPDFファイル、展示写真一覧、及び豊田直巳さんの挨拶『ヨーロッパ写真展開催にあたって』が、「NO DU ヒロシマ・プロジェクト」ホームページにアップされておりますので、ぜひご参照ください。(http/www.nodu-hiroshima.org/ なお、豊田直巳さんのホームページ『境界線の記憶』は、http://www.ne.jp/asahi/n/toyoda/) [展示される写真パネルは全部で22枚。そのうち5枚は120x180cmの大型サイズで、他の17枚は60x90cmのサイズのものです。展示会場が、EUの建物の中心に位置する大回廊であるため、広いスペースでもアピールするように、たたみ一畳大の大型パネルが5枚含まれることになりました。] 「オープニング式典」:5月14日午後6時〜 スピーカー ・ 豊田直巳(写真家、日本) ・ エルス・デ・グローエン(EU議会議員、オランダ) ・ キャロリン・ルーカス博士(EU議会議員、イギリス) ・ 森滝春子(NO DU ヒロシマ・プロジェクト事務局長、日本) (2) 国際フォーラム『ウラン兵器禁止に向けて』 5月15日:ヨーロッパ議会、会議室(ASP 1G2) スピーカー ・ …
日本政府への「申し入れ」賛同お願い/ 5月初め、対政府交渉へ
皆様 「ウラン兵器全面禁止と被害者支援・被害調査」への積極的取り組みを日本政府に求めるため、5月上旬、対政府交渉を行います。昨年11月に提案させて頂 き、賛同をお願いしております「日本政府への申し入れ書」および「国際署名」を提出するとともに、関係各省との交渉や国会議員への働きかけを予定していま す。(まだ確定はしておりませんが5月8日で日程調整中です。) すでにお知らせしていますように、先月、ベルギー議会では、「ウラン兵器禁止法」が可決されました。地雷やクラスター爆弾に続いて、同じく「無差別殺傷兵器」であるウラン兵器の禁止の流れを作り出してゆくため、大切な時期を迎えています。 そのような中で、日本におけるICBUWの活動としても、「日本は、ウラン兵器の全面禁止と、イラクなどの被害地域への医療支援と汚染・被害調査に向け、積極的な役割を果たすべき」ということを、改めて真正面から日本政府に突きつけたいと思います。嘉手納基地をはじめ在日米軍基地でのウラン兵器の貯蔵問題などは、昨年のICBUW広島国際大会でも提起された重要な課題です。新たな放射能汚染と被曝をもたらすウラン兵器の禁止を求めることは、「被爆国日本」として当然なすべき国際的責務のはずです。 昨年のICBUW広島国際大会にご協力・ご参加下さった多くの皆さん、全国各地で反核・平和、環境保護、人権擁護など様々な活動に取り組む皆さんの力を今一度、ひとつに結集して、日本政府に申し入れ、交渉に臨みたいたいと思います。5月連休明けの交渉まで、あと1ヶ月足らずですが、できるだけ多くの皆さんの賛同とご協力を頂きたく、再度お願いする次第です。「申し入れ(案)」への賛同(団体・個人)を、何卒よろしくお願い致します。また「申し入れ(案)」 の内容や項目についての具体的なご意見なども、引き続き寄せて頂ければ幸いです。 (5月6日賛同受付終了いたしました。皆様のご賛同・応援に感謝申し上げます。) 嘉指信雄(ICBUWアジア・太平洋地域コーディネーター)/E-mail: info@nodu-hiroshima.org 森瀧春子(NO DU ヒロシマ・プロジェクト事務局長)/E-mail: haruko-m@f3.dion.ne.jp 振津かつみ(ICBUW評議員) /E-mail: du-ban-hibaku@theia.ocn.ne.jp ウラン兵器全面禁止と被害者支援・被害調査に関する日本政府への申し入れ(案) 内閣総理大臣 安倍 晋三 様 外務大臣 麻生 太郎 様 経済産業大臣 甘利 明 様 防衛大臣 久間 章生 様 ウラン兵器禁止を求める国際連合(ICBUW) 昨年8月、「ヒロシマから世界へ―届けよう“劣化ウランヒバクシャ”の声を!」とのICBUWの呼びかけに応え、被爆地ヒロシマに、世界各地からウラン兵器の被害者、専門家、活動家、ジャーナリストなどが集い、「ウラン兵器禁止を求める国際大会」が開かれました。 私たちは、ヒロシマ大会で確認されたアピールに基づき、日本政府に申し入れます。 ウラン兵器は、ジュネーヴ条約などの国際人道・人権法に明らかに反する「無差別殺傷兵器」です。国連人権小委員会ではウラン兵器を、核兵器、化学兵器、クラスター爆弾、生物兵器など並んで「大量あるいは無差別な破壊をもたらす兵器」として批難する決議がなされ(1996、1997、2002年)、アナン国連事務総長(当時)も「戦争と武力紛争による環境収奪を防止する国際デー」に際し、ウラン兵器の環境へ及ぼす危険性を指摘し批難しています(2002年)。また、欧州議会でもウラン兵器使用の「モラトリアム決議」が再三再四採択されています。(2001、2003、2005、2006年) ウラン兵器は、核燃料・核兵器の製造過程で生じる放射性廃棄物「劣化」ウランを材料とした兵器です。しかし、「劣化」ウランは、日本では「原子炉等規制法」で核燃料物質として規制されている放射性物質です。そのような「劣化ウラン」兵器がイラクなどで繰り返し投入され、放射性物質が大量に環境にばらまかれたのです。 「劣化」ウラン弾は、戦車などの強固な標的にあたると3000℃以上もの高温を発して燃え上がり、生じた酸化ウランの微粒子は遠くまで飛散し、環境を広範囲に汚染します。兵士のみならず多くの一般市民が長期に被曝します。またウラン兵器は、その試射・使用のみならず、製造・運搬・貯蔵など、全ての過程で汚染と被曝を引き起します。 ウランは放射能毒性や化学毒性を合わせ持つ有害物質です。ウラン兵器使用の際に生じる酸化ウランの微粒子が吸入などによって体内に取り込まれ、人々の健康に有害な影響を及ぼすことを示す科学的知見が、すでに数多く報告されています。世界の多くの科学者がその危険性を指摘しています。 ウランによる長期にわたる環境の汚染から、現在と将来の生態系や人々の健康を守らなくてはなりません。「重大あるいは取り返しのつかない損害のおそれのあるところでは、十分な科学的確実性がない」場合でも対策を遅らせてはならないという「予防原則」からも、ウラン兵器を即刻禁止すべきです。 米・英軍によるウラン弾の攻撃を受けたイラクの被災地域の医師たちは、住民の癌・白血病などの憂慮すべき増加を報告し、「ウラン兵器をはじめとする戦争による深刻な環境破壊がその要因である」と訴えています。医療機器や医薬品の不足と闘っているイラクの医師たちは、本格的な医療支援と、汚染・被害調査への協力を国際社会に求めています。 また、欧米ではウラン兵器が使用された地域からの帰還兵の多くが健康障害を訴えています。米国コネチカット州などでは、帰還兵の汚染検査・健康登録を行う州条例が制定されました。またニューヨーク連邦裁判所は、劣化ウラン被曝したイラク帰還兵が国に対し損害賠償請求の訴訟を起こすことを認める裁決を下しました(2006年9月26日)。 嘉手米軍納基地には2001年の時点で40万発ものウラン弾が貯蔵されていたことが米軍の資料でも明らかになっています。日本国内での、このようなウラン兵器の貯蔵・運搬・試射などを決して容認することはできません。 日本政府は、ウラン兵器の使用・試射・運搬・貯蔵などの全面禁止と、イラクなどの被害地域への医療支援と汚染・被害調査に向け、積極的な役割を果たすべきです。とりわけ、新たな放射能汚染と被曝をもたらすウラン兵器の禁止を求めることは、「被爆国日本」として当然なすべき国際的責務だと考えます。 このような状況をふまえ、私たちは日本政府に以下の事項を要請します。 1.…
日本政府への「申し入れ」賛同お願い/ 5月初め、対政府交渉へ
皆様 「ウラン兵器全面禁止と被害者支援・被害調査」への積極的取り組みを日本政府に求めるため、5月上旬、対政府交渉を行います。昨年11月に提案させて頂 き、賛同をお願いしております「日本政府への申し入れ書」および「国際署名」を提出するとともに、関係各省との交渉や国会議員への働きかけを予定していま す。(まだ確定はしておりませんが5月8日で日程調整中です。) すでにお知らせしていますように、先月、ベルギー議会では、「ウラン兵器禁止法」が可決されました。地雷やクラスター爆弾に続いて、同じく「無差別殺傷兵器」であるウラン兵器の禁止の流れを作り出してゆくため、大切な時期を迎えています。 そのような中で、日本におけるICBUWの活動としても、「日本は、ウラン兵器の全面禁止と、イラクなどの被害地域への医療支援と汚染・被害調査に向け、積極的な役割を果たすべき」ということを、改めて真正面から日本政府に突きつけたいと思います。嘉手納基地をはじめ在日米軍基地でのウラン兵器の貯蔵問題などは、昨年のICBUW広島国際大会でも提起された重要な課題です。新たな放射能汚染と被曝をもたらすウラン兵器の禁止を求めることは、「被爆国日本」として当然なすべき国際的責務のはずです。 昨年のICBUW広島国際大会にご協力・ご参加下さった多くの皆さん、全国各地で反核・平和、環境保護、人権擁護など様々な活動に取り組む皆さんの力を今一度、ひとつに結集して、日本政府に申し入れ、交渉に臨みたいたいと思います。5月連休明けの交渉まで、あと1ヶ月足らずですが、できるだけ多くの皆さんの賛同とご協力を頂きたく、再度お願いする次第です。「申し入れ(案)」への賛同(団体・個人)を、何卒よろしくお願い致します。また「申し入れ(案)」 の内容や項目についての具体的なご意見なども、引き続き寄せて頂ければ幸いです。 (5月6日賛同受付終了いたしました。皆様のご賛同・応援に感謝申し上げます。) 嘉指信雄(ICBUWアジア・太平洋地域コーディネーター)/E-mail: info@nodu-hiroshima.org 森瀧春子(NO DU ヒロシマ・プロジェクト事務局長)/E-mail: haruko-m@f3.dion.ne.jp 振津かつみ(ICBUW評議員) /E-mail: du-ban-hibaku@theia.ocn.ne.jp ウラン兵器全面禁止と被害者支援・被害調査に関する日本政府への申し入れ(案) 内閣総理大臣 安倍 晋三 様 外務大臣 麻生 太郎 様 経済産業大臣 甘利 明 様 防衛大臣 久間 章生 様 ウラン兵器禁止を求める国際連合(ICBUW) 昨年8月、「ヒロシマから世界へ―届けよう“劣化ウランヒバクシャ”の声を!」とのICBUWの呼びかけに応え、被爆地ヒロシマに、世界各地からウラン兵器の被害者、専門家、活動家、ジャーナリストなどが集い、「ウラン兵器禁止を求める国際大会」が開かれました。 私たちは、ヒロシマ大会で確認されたアピールに基づき、日本政府に申し入れます。 ウラン兵器は、ジュネーヴ条約などの国際人道・人権法に明らかに反する「無差別殺傷兵器」です。国連人権小委員会ではウラン兵器を、核兵器、化学兵器、クラスター爆弾、生物兵器など並んで「大量あるいは無差別な破壊をもたらす兵器」として批難する決議がなされ(1996、1997、2002年)、アナン国連事務総長(当時)も「戦争と武力紛争による環境収奪を防止する国際デー」に際し、ウラン兵器の環境へ及ぼす危険性を指摘し批難しています(2002年)。また、欧州議会でもウラン兵器使用の「モラトリアム決議」が再三再四採択されています。(2001、2003、2005、2006年) ウラン兵器は、核燃料・核兵器の製造過程で生じる放射性廃棄物「劣化」ウランを材料とした兵器です。しかし、「劣化」ウランは、日本では「原子炉等規制法」で核燃料物質として規制されている放射性物質です。そのような「劣化ウラン」兵器がイラクなどで繰り返し投入され、放射性物質が大量に環境にばらまかれたのです。 「劣化」ウラン弾は、戦車などの強固な標的にあたると3000℃以上もの高温を発して燃え上がり、生じた酸化ウランの微粒子は遠くまで飛散し、環境を広範囲に汚染します。兵士のみならず多くの一般市民が長期に被曝します。またウラン兵器は、その試射・使用のみならず、製造・運搬・貯蔵など、全ての過程で汚染と被曝を引き起します。 ウランは放射能毒性や化学毒性を合わせ持つ有害物質です。ウラン兵器使用の際に生じる酸化ウランの微粒子が吸入などによって体内に取り込まれ、人々の健康に有害な影響を及ぼすことを示す科学的知見が、すでに数多く報告されています。世界の多くの科学者がその危険性を指摘しています。 ウランによる長期にわたる環境の汚染から、現在と将来の生態系や人々の健康を守らなくてはなりません。「重大あるいは取り返しのつかない損害のおそれのあるところでは、十分な科学的確実性がない」場合でも対策を遅らせてはならないという「予防原則」からも、ウラン兵器を即刻禁止すべきです。 米・英軍によるウラン弾の攻撃を受けたイラクの被災地域の医師たちは、住民の癌・白血病などの憂慮すべき増加を報告し、「ウラン兵器をはじめとする戦争による深刻な環境破壊がその要因である」と訴えています。医療機器や医薬品の不足と闘っているイラクの医師たちは、本格的な医療支援と、汚染・被害調査への協力を国際社会に求めています。 また、欧米ではウラン兵器が使用された地域からの帰還兵の多くが健康障害を訴えています。米国コネチカット州などでは、帰還兵の汚染検査・健康登録を行う州条例が制定されました。またニューヨーク連邦裁判所は、劣化ウラン被曝したイラク帰還兵が国に対し損害賠償請求の訴訟を起こすことを認める裁決を下しました(2006年9月26日)。 嘉手米軍納基地には2001年の時点で40万発ものウラン弾が貯蔵されていたことが米軍の資料でも明らかになっています。日本国内での、このようなウラン兵器の貯蔵・運搬・試射などを決して容認することはできません。 日本政府は、ウラン兵器の使用・試射・運搬・貯蔵などの全面禁止と、イラクなどの被害地域への医療支援と汚染・被害調査に向け、積極的な役割を果たすべきです。とりわけ、新たな放射能汚染と被曝をもたらすウラン兵器の禁止を求めることは、「被爆国日本」として当然なすべき国際的責務だと考えます。 このような状況をふまえ、私たちは日本政府に以下の事項を要請します。…