WHO、イラクでの先天性障害増加の実態調査開始(AFP、10/5)

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[抄訳]
ジュネーブ(AFP):2010年10月5日
ファルージャでの異常な事態についてのメディア報道を受けて、WHOとイラク関連当局は、現在、イラクにおける先天性障害に関する調査を実施中であると、WHOの報道官が10月5日(火)に述べた。
BBCは、3月に、ファルージャの医師たちは先天性障害の増加に直面していると報じている。ファルージャは、米軍による猛攻撃がされた、バグダッドの西部に位置する街である。
WHO報道官によれば、WHOの支援を受けてイラク政府によって行われている、今回の科学的「パイロット・アセスメント」は、7月に開始され、完了まで一年半かかる予定であるが、調査の対象となっているのは、Sulemaniah, Diyala、Baghdad, Dhi-Qar, Basra、それに、ファルージャのあるアンバール州(Anbar)である。 このパイロット調査により、イラクにおける「先天性障害の規模、分布、傾向」が明らかとなり、様々な地域間の比較などのための基礎データとなろう。
イラク市民やイラクで任務についた兵士たちの間にみられる健康異常についての報道をうけ、度重なる戦争において用いられたと推定される、装甲貫通用の劣化ウラン弾を含む特殊兵器が原因となっているのではないかとの見方が出ている。
「記事原文はーーhttp://yhoo.it/bzGtZJ 」