—ICBUWの取り組み2007—(対日本政府/国連/ヨーロッパ議会など) 2006年12月18日 皆さま 今年も残すところ後わずかとなりました。お忙しい毎日をお送りのことと存じます。 今年はICBUW広島国際大会の成功のために、皆さんとともに全力で取組んできました。おかげさまで「ヒロシマから世界へ—届けよう“劣化ウランヒバクシャ”の声を!」という思いを実現できた大会となり、今後の運動の発展に向けた重要なステップとなりました。大会の報告論文集の作成は、年越しの「宿題」となりますが、翻訳と編集の作業に取り組んでいるところです。 *日本政府への「申し入れ(案)」への賛同のお願い* 「ICBUW広島アピール」でも確認された「ウラン兵器禁止」・「被害者支援・連帯」の思いを引き継ぎ、日本国内においても一層具体的に取り組んで行くため、下記のような「日本政府への申し入れ—ウラン兵器全面禁止と被害者支援・被害調査に向けて(案)」を提案させて頂きます。(すでに、11月「国際共同行動デー」に各地の集会などの取組みの中でも提案し、議論をお願いしているところです。) 「申し入れ(案)」の趣旨は、項目の前文に記してありますが、「ウラン兵器の全面禁止と、イラクなどの被害地域への医療支援と汚染・被害調査に向け、積極 的な役割を果たすべき」ということを、改めて真正面から日本政府に突きつけたいと思います。嘉手納基地をはじめ在日米軍基地でのウラン兵器の貯蔵問題など は、日本でのICBUWキャンペーンとしても取組まねばならない課題としてICBUW広島国際大会でも提起されました。現状では、これらの問題に関する日 本政府の態度を大幅に転換させることは決して容易なことではありません。しかし、新たな放射能汚染と被曝をもたらすウラン兵器の禁止を求めることは、「被 爆国日本」として当然なすべき国際的責務です。そして、それを求め続けることは、日本で禁止キャンペーンに取り組んでいる私たちの責任であると考えます。 全国各地で「ウラン兵器禁止」に取り組む皆さん、反核・平和、環境保護、人権擁護、被害者支援など、さまざまな活動に取り組む皆さん、ICBUW広島国際 大会にご協力・ご参加下さった多くの皆さんの力を結集して、日本政府に申し入れたいと思います。「申し入れ(案)」への賛同(団体・個人)を何卒よろしく お願い致します。また、皆さんの周囲でも賛同者を拡げて下さるよう、お願い致します。「申し入れ(案)」の内容や項目について、具体的なご意見なども寄せ て頂ければ幸いです。広く皆さんと議論する中で、運動を拡げ強めてゆきたいと思います。 日本政府への「申し入れ(案)」への賛同、及びご意見等は下記までご連絡下さい。 嘉指信雄/E-mail: info@nodu-hiroshima.org 森瀧春子/E-mail: haruko-m@f3.dion.ne.jp 振津かつみ/E-mail: du-ban-hibaku@theia.ocn.ne.jp 政府への申し入れに際しては、関係省庁との交渉、「国際署名」の提出、国会議員への働きかけなども行いたいと考えております。(具体的な日程は現時点で決められませんが、来春2—3月以降を目標に準備を進めたいと思います。) *世界各国で展開されているキャンペーン* すでにメーリングリストなどでいくつかご紹介しておりますように、広島大会に参加した人々、被害者、科学者・医師、ジャーナリスト、ICBUWメンバー は、世界各地で精力的に活動を展開しています。11月の「ウラン兵器禁止を求める国際共同行動デー」も、ベルギー、イギリス、イタリア、アメリカ、カナ ダ、日本など、世界各国で取り組まれました。最近の動きの中から、いくつか主だったものを挙げてみます。 (1) ICBUWは「国際共同行動デー」に際し、国連宛に、ウラン兵器禁止の意義とその実現に向けた戦略をまとめた「ICBUW-国連レポート2006」と「ICBUW広島アピール」を提出しました。 (2) ICBUWのリア・ベルヤウさんらがロビー活動を展開しているベルギーでは、ウラン兵器全面禁止を定める法案の審議のための公聴会が「国防委員会」で開催 されました(11月20日)。今回証言をした一人は、ヒロシマ大会にも参加した元WHO専門官のベイヴァーストック博士です。(なおベルギーは、1995 年、世界で初めて「対人地雷の製造、使用、輸出、移譲禁止法」を成立させ、続いて、EUが対人地雷禁止に向けて共同行動を決定することとなります。) (3) フィンランドでは、9月の「核戦争防止国際医師会議(IPPNW)世界大会」やフィンランド政府へのロビー活動に引き続き、国会質問(9月)、国会議員への働きかけ(12月8日)などが取組まれています。 (4) 中米のコスタリカでも、ICBUW創設メンバーのダマシオ・ロペスさんが、外相や国会議員と会談して「ウラン兵器禁止条約」への支持を求めるとともに、中 米の他の国々への働きかけも模索するなどのロビー活動を開始しました(11月)。ロペスさんは11月30日〜12月2日、米国アリゾナ州のナバホ自治区で 開催された「世界先住民ウラン・サミット」でもDU問題を報告し、ICBUWの評議会からの連帯のメッセージを届けました。…
国際キャンペーン
劣化ウラン兵器禁止に向けた最近の動き
ベルギー議会公聴会/ヨーロッパ議会決議/国連人権理事会への勧告 2006年11月23日 皆様 劣化ウラン兵器禁止に向けた、ベルギー議会、ヨーロッパ議会、国連人権理事会における最近の動きをお知らせいたします。それぞれ大変重要な動きだと思いますので、ICBUWのニュースから紹介させていただきます。(ICBUWニュースの原文は一番下に貼付) 11月20日、ベルギー議会で、劣化ウラン兵器問題に関する公聴会が開かれましたが、その様子を伝える報告が、写真とともに、ICBUWホームページ www.icbuw.org/en/a/88.html にアップされました。[なお、ICBUWのホームページのURLが変わり、内容も全面的にリニューアル中です。新しいURLは、 www.icbuw.org/です。] すでにお知らせしておりますように、ベルギーの国会には、「ウラン兵器禁止法案」(ベルギーとして、[劣化]ウラン兵器の製造、売買、使用などに一切関わらないことを定める法律)がすでに提出されており、今回の公聴会は、この法案の審議のためのものです。 今回の公聴会は、劣化ウラン兵器問題に取り組んできているベルギーの政治家、ICBUWメンバーなどの努力で実現したもので、ICBUW広島大会にも参加した元WHO放射線部門専門官のキース・ベイヴァーストック博士などが劣化ウランの危険性について証言しました。 なおベルギーは、1995年、世界で初めて「対人地雷の製造、使用、輸出、移譲禁止法」を成立させ、続いて、EUが対人地雷禁止に向けて共同行動を決定することとなります。ベルギーでの動きを注目したいと思います。 11月6日、ヨーロッパ議会にて、白燐弾などとともに、劣化ウラン兵器の使用停止を求める決議が改めて採択されました。ヨーロッパ議会による劣化ウラン兵器使用停止決議は、これで四回目になります。 国 連人権理事会によって設置された「レバノン調査委員会」の報告書(11月11日付の暫定的バージョン)は、「人道的援助と復興」、「子どもの犠牲者」、 「国際人道法の尊重」、「兵器」、「国際人道法及び人権の違反に対する補償」などに関する16項目の「勧告」を人権理事会に対し提出していますが、「兵 器」セクションに入る「勧告10」では、クラスター爆弾を早急に違法化することに加えて、劣化ウラン兵器など、一般市民にも無差別的被害を及ぼす兵器の 「合法性」を問題にするよう関連国際機関に対し要請しています。 「勧告10」の直訳は下記の通りです。 「人権理事会は、国際法によって禁止された兵器のリストにクラスター爆弾を加えるための緊急行動を押し進めようイニシアチブを取るべきである。人権理事会 は、「特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)」(過度に傷害を与え又は無差別に効果を及ぼすことがあると認められる通常兵器の使用の禁止又は制限に関す る条約)や「対人地雷禁止条約」(対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約)の締約国会議などの関連国際機関に対し、特に一般市 民に対し無差別的被害を及ぼす、劣化ウランを使用した兵器を含む幾つかの兵器の合法性に関して検討することを要請すべきである。」 [「レバノン調査委員会報告」 www.ohchr.org/english/bodies/hrcouncil/docs/CoI-Lebanon.pdf] 嘉指信雄 NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表 [以下、ICBUWニュースの原文] Begin forwarded message:From: International Coalition to Ban Uranium Weapons <info@bandepleteduranium.org>Date: 2006年11月23日 0:08:16:JSTTo: undisclosed-recipients: ;Subject: Latest news…
劣化ウラン兵器禁止に向けた最近の動き
ベルギー議会公聴会/ヨーロッパ議会決議/ 国連人権理事会への勧告 2006年11月23日 皆様 劣化ウラン兵器禁止に向けた、ベルギー議会、ヨーロッパ議会、国連人権理事会における最近の動きをお知らせいたします。それぞれ大変重要な動きだと思いますので、ICBUWのニュースから紹介させていただきます。(ICBUWニュースの原文は一番下に貼付) 11月20日、ベルギー議会で、劣化ウラン兵器問題に関する公聴会が開かれましたが、その様子を伝える報告が、写真とともに、ICBUWホームページ http://www.icbuw.org/en/a/88.html にアップされました。[なお、ICBUWのホームページのURLが変わり、内容も全面的にリニューアル中です。新しいURLは、 www.icbuw.org/です。] すでにお知らせしておりますように、ベルギーの国会には、「ウラン兵器禁止法案」(ベルギーとして、[劣化]ウラン兵器の製造、売買、使用などに一切関わらないことを定める法律)がすでに提出されており、今回の公聴会は、この法案の審議のためのものです。 今回の公聴会は、劣化ウラン兵器問題に取り組んできているベルギーの政治家、ICBUWメンバーなどの努力で実現したもので、ICBUW広島大会にも参加した元WHO放射線部門専門官のキース・ベイヴァーストック博士などが劣化ウランの危険性について証言しました。 なおベルギーは、1995年、世界で初めて「対人地雷の製造、使用、輸出、移譲禁止法」を成立させ、続いて、EUが対人地雷禁止に向けて共同行動を決定することとなります。ベルギーでの動きを注目したいと思います。 11月6日、ヨーロッパ議会にて、白燐弾などとともに、劣化ウラン兵器の使用停止を求める決議が改めて採択されました。ヨーロッパ議会による劣化ウラン兵器使用停止決議は、これで四回目になります。 国 連人権理事会によって設置された「レバノン調査委員会」の報告書(11月11日付の暫定的バージョン)は、「人道的援助と復興」、「子どもの犠牲者」、 「国際人道法の尊重」、「兵器」、「国際人道法及び人権の違反に対する補償」などに関する16項目の「勧告」を人権理事会に対し提出していますが、「兵 器」セクションに入る「勧告10」では、クラスター爆弾を早急に違法化することに加えて、劣化ウラン兵器など、一般市民にも無差別的被害を及ぼす兵器の 「合法性」を問題にするよう関連国際機関に対し要請しています。 「勧告10」の直訳は下記の通りです。 「人権理事会は、国際法によって禁止された兵器のリストにクラスター爆弾を加えるための緊急行動を押し進めようイニシアチブを取るべきである。人権理事会 は、「特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)」(過度に傷害を与え又は無差別に効果を及ぼすことがあると認められる通常兵器の使用の禁止又は制限に関す る条約)や「対人地雷禁止条約」(対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約)の締約国会議などの関連国際機関に対し、特に一般市 民に対し無差別的被害を及ぼす、劣化ウランを使用した兵器を含む幾つかの兵器の合法性に関して検討することを要請すべきである。」 [「レバノン調査委員会報告」 www.ohchr.org/english/bodies/hrcouncil/docs/CoI-Lebanon.pdf] 嘉指信雄 NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表 [以下、ICBUWニュースの原文] Begin forwarded message: From: International Coalition to Ban Uranium Weapons < info@bandepleteduranium.org>…
ICBUW ホームページのリニューアル
CBUW メーリングリストの開設 2006年11月23日 皆様 (1)ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)のホームページがリニューアルされ、URLも変更になりましたので、お知らせいたします。 新しいURLは、http://www.icbuw.org/ です。 まだ、かなりの部分が作成中で、トップページに写真が一枚もアップされていない状態にありますが、ぜひ一度アクセスして、ご意見、アイデアをお寄せください。 [なお、以前のURLのhttp://www.bandepleteduranium.org/にアクセスした場合、「Error」サインが出ますが、[Please go back to homepage]の [homepage]の部分をクリックすれば、新しいホームページにリンクされます。] (2)ICBUWのメンバーが自由に情報交換するためのメーリングリストが開設されました。英語でのメーリングリストですが、ICBUWの賛同団 体の皆さん、国際的なネットワークを作っていくため、ぜひ奮ってご参加ください。ICBUWメーリングリストへの参加申し込みは、ヤフーの下記アドレスで 簡単にできます。 groups.yahoo.com/group/banuraniumweapons/ まだICBUWのメンバーでない方は、ぜひメンバーになってください。個人の方でもメンバーになっていただけます。申し込みは、NO DU ヒロシマ・プロジェクト、あるいは、ICBUW宛にメールをお送りください。 「NO DU ヒロシマ・プロジェクト」連絡先 info@nodu-hiroshima.org ICBUW連絡先 info@bandepleteduranium.org 草々 嘉指(かざし)信雄 NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表 CBUW メーリングリストの開設 2006年11月23日 皆様 (1)ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)のホームページがリニューアルされ、URLも変更になりましたので、お知らせいたします。 新しいURLは、http://www.icbuw.org/ です。 まだ、かなりの部分が作成中で、トップページに写真が一枚もアップされていない状態にありますが、ぜひ一度アクセスして、ご意見、アイデアをお寄せください。 [なお、以前のURLのhttp://www.bandepleteduranium.org/にアクセスした場合、「Error」サインが出ますが、[Please go…
IPPNW(核戦争防止国際医師会議)inフィンランド・ヘルシンキ報告
ICBUW評議員の振津かつみさんが、フィンランドのヘルシンキで行なわれていたIPPNW(核戦争防止国際医師会議)に参加されました。帰国された振津さんによる取り組みの報告を紹介します。メーリングリスト[noduproject]からの転載です。 (以下転載) 皆さま先週14日にヘルシンキから戻りました。振津です。休む暇もなく翌日から時差ぼけの頭のまま仕事が始まってしまい…少し遅くなりましたが、とりあえずのご報告をさせて頂きます。現地での主な行動は下記でした。 9月8日ー10日:IPPNW国際大会 8日:フィンランド国防省訪問 9日:IPPNW国際大会で分科会「ウラン兵器の健康影響」、NGOの野外集会参加(アピールと署名活動) 11日:記者会見 12日:国会議員レクチャー、国会内のホールでセミナー「イラクのバスラでの癌の推移/劣化ウランー45億年の健康リスク」 13日:フィンランド外務省訪問 今回の行動にはICBUWから、私と、先日の広島大会にも参加したベルギーのリア・ベルジャウさん(ICBUW評議員)が参加しました。フィンランド政 府や議員へのロビー活動、セミナーなどの準備は、フィンランドのICBUW支持グループ(Women for Peace, No More Nuclear Power Movement, Finnish Peace Committee) が積極的に担ってくれました。バスラのアルアリ先生は、全ての活動に参加して下さり、イラクの現状、ウラン兵器の危険性を私たちとともに訴えてくれまし た。また9日のIPPNWの分科会と12日のセミナーには、アルアリ先生に加え、キース・ベイバーストックさん、トーマス・フェージさんも協力して下さ り、科学者として、あるいは医師として劣化ウランの毒性を明確に主張し、ウラン兵器の禁止の必要性をともに訴えてくれました。IPPNWの大会でのDU問 題分科会は、ICBUWとIPPNWドイツ支部(ICBUWの創設団体のひとつでもある)との共催で準備し実現したものです。IPPNWの評議員や事務局へはさらなるプッシュをしなければなりませんし、フィンランド政府や国会議員へのロビー活動の今後のフォローなど、国際キャ ンペーンとも連携しながら継続した取組みがを行う必要があります。今回の行動では、ICBUWの国際キャンペーンを進める上でもいくつかの成果があったよ うに思います。私としても、今後の国内外での運動を進める上で、いろいろと勉強にもなりました。まだ整理ができていませんが、とりあえずの報告メモです。ご参照下さい。1)IPPNW世界大会での分科会「ウラン兵器の健康影響」など IPPNWドイツの代表のアンジェリカ・クラウセンさんが司会。 アルアリ医師の話し:バスラの汚染状況、癌の疫学調査について報告。 トーマス・フェージさんの話し:劣化ウランの化学毒性・放射能毒性についての医学的解説、動物実験やこれまでの核開発の中での人的被害からわかることを報告。神経毒性も含めて「湾岸戦争症候群」の多彩な症状にも結びつくような健康影響について。 振津の報告:ICBUWの活動、ウラン兵器禁止を求める根拠について。独自の科学的評価、被害者支援・医師への支援、被害調査・被害者支援・禁止に向けた国際機関や各国政府への働きかけなどを、IPPNWが具体的に積極的役割を担うよう提案。 約30名の参加者、日本からもIPPNW大阪支部の方々をはじめ、広島、長崎からも参加。バスラからの医師の研修受け入れをされ、アルアリ先生とも交流のある、長崎大学の朝長教授も議論に参加。 米国、ニュージーランドをはじめ、様々な国々の医師や医学生も参加した。時間が足りなかったが、熱心な質疑応答と議論がなされ、医師達の関心の高い様子がうかがわれた。 分科会を主催した私達としては、IPPNW国際大会として、ウラン兵器禁止と被災者やイラクなどの被災地の医師への支援、独自の健康影響評価を行 うなどの内容の決議をあげるように分科会から提案する方向で前日まで議論をし、決議案の準備も進めていた。しかし当日の朝になって、IPPNWの事務局か ら話しがあり、「すでに2年前の北京の大会の時にIPPNWとしてはウラン兵器禁止を求めるICBUWの立場を支持する決議をしているので、今回新たな決 議はしない。提案は受け入れられない。」とのことで、残念ながらこちらも急遽、対応を変えざるをえなかった。IPPNWの事務局の言い分としては、「北京 大会の際にDU分科会から出された決議案の一部(下記)についてはIPPNWとして正式に採択した」とのこと。これは2年前の北京大会で、嘉指さん、森瀧 さんがIPPNWドイツのメンバーとともに頑張って下さった「成果」でもある。しかし、なぜかIPPNWのウェブサイトでも、どの公式文書でも、このこと についての明確な表明がされていないのが実態。今後、ドイツのメンバーとも連携してこのことを明確にさせてゆくと同時に、IPPNWが基本的にICBUW…
IPPNW(核戦争防止国際医師会議)inフィンランド・ヘルシンキ報告
CBUW評議員の振津かつみさんが、フィンランドのヘルシンキで行なわれていたIPPNW(核戦争防止国際医師会議)に参加されました。帰国された振津さんによる取り組みの報告を紹介します。メーリングリスト[noduproject]からの転載です。 (以下転載) 皆さま 先週14日にヘルシンキから戻りました。振津です。 休む暇もなく翌日から時差ぼけの頭のまま仕事が始まってしまい…少し遅くなりましたが、とりあえずのご報告をさせて頂きます。 現地での主な行動は下記でした。 9月8日ー10日:IPPNW国際大会 8日:フィンランド国防省訪問 9日:IPPNW国際大会で分科会「ウラン兵器の健康影響」、NGOの野外集会参加(アピールと署名活動) 11日:記者会見 12日:国会議員レクチャー、国会内のホールでセミナー「イラクのバスラでの癌の推移/劣化ウランー45億年の健康リスク」 13日:フィンランド外務省訪問 今回の行動にはICBUWから、私と、先日の広島大会にも参加したベルギーのリア・ベルジャウさん(ICBUW評議員)が参加しました。フィンランド政 府や議員へのロビー活動、セミナーなどの準備は、フィンランドのICBUW支持グループ(Women for Peace, No More Nuclear Power Movement, Finnish Peace Committee) が積極的に担ってくれました。バスラのアルアリ先生は、全ての活動に参加して下さり、イラクの現状、ウラン兵器の危険性を私たちとともに訴えてくれまし た。また9日のIPPNWの分科会と12日のセミナーには、アルアリ先生に加え、キース・ベイバーストックさん、トーマス・フェージさんも協力して下さ り、科学者として、あるいは医師として劣化ウランの毒性を明確に主張し、ウラン兵器の禁止の必要性をともに訴えてくれました。IPPNWの大会でのDU問 題分科会は、ICBUWとIPPNWドイツ支部(ICBUWの創設団体のひとつでもある)との共催で準備し実現したものです。 IPPNWの評議員や事務局へはさらなるプッシュをしなければなりませんし、フィンランド政府や国会議員へのロビー活動の今後のフォローなど、国際キャ ンペーンとも連携しながら継続した取組みがを行う必要があります。今回の行動では、ICBUWの国際キャンペーンを進める上でもいくつかの成果があったよ うに思います。私としても、今後の国内外での運動を進める上で、いろいろと勉強にもなりました。 まだ整理ができていませんが、とりあえずの報告メモです。ご参照下さい。 1)IPPNW世界大会での分科会「ウラン兵器の健康影響」など IPPNWドイツの代表のアンジェリカ・クラウセンさんが司会。 アルアリ医師の話し:バスラの汚染状況、癌の疫学調査について報告。 トーマス・フェージさんの話し:劣化ウランの化学毒性・放射能毒性についての医学的解説、動物実験やこれまでの核開発の中での人的被害からわかることを報告。神経毒性も含めて「湾岸戦争症候群」の多彩な症状にも結びつくような健康影響について。 振津の報告:ICBUWの活動、ウラン兵器禁止を求める根拠について。独自の科学的評価、被害者支援・医師への支援、被害調査・被害者支援・禁止に向けた国際機関や各国政府への働きかけなどを、IPPNWが具体的に積極的役割を担うよう提案。 約30名の参加者、日本からもIPPNW大阪支部の方々をはじめ、広島、長崎からも参加。バスラからの医師の研修受け入れをされ、アルアリ先生とも交流のある、長崎大学の朝長教授も議論に参加。 米国、ニュージーランドをはじめ、様々な国々の医師や医学生も参加した。時間が足りなかったが、熱心な質疑応答と議論がなされ、医師達の関心の高い様子がうかがわれた。 分…
ICBUW 広島大会 賛同者・参加者の皆様への御礼
みなさま 「NO DU劣化ウラン兵器禁止を訴える国際大会」開催に当たりましては、皆様のご協力ご尽力によりまして、多くの国内外の参加者を得て、充実した内容と展望のある大会となりました。心からお礼申し上げます。 NODU国際大会広島現地実行委員会事務局として、遅くなりましたがとりあえずのお礼を申し上げます。 長崎・福岡での諸行動に参加された海外代表の皆さんも、本日すべて広島から送り出したところです。 内外参加者数は海外からの参加者40数名を含め約1,000名に上りました。 50件を超えるプレゼンテーションを受けての4日間にわたる討議はまだまだ時間が足りないほどの内容だったと思われますが、これから総括を行っていきたいと思っております。 大会の様子をとりあえず垣間見ていただくには、すでにお知らせしておりますように「NODUヒロシマ・プロジェクトの大会ホームページの動画配信 をご覧ください。 これから後まとめに入るわけですが、国際大会の報告集作成は来年1月を目指して取り組みます。1冊2000円ですでに大会期間中より予約受付を始めています。 詳細は以下をご覧ください。 「ICBUW広島大会記録集」発行のお知らせ *********************** 現地実行委員会事務局長 森瀧 春子 みなさま 「NO DU劣化ウラン兵器禁止を訴える国際大会」開催に当たりましては、皆様のご協力ご尽力によりまして、多くの国内外の参加者を得て、充実した内容と展望のある大会となりました。心からお礼申し上げます。 NODU国際大会広島現地実行委員会事務局として、遅くなりましたがとりあえずのお礼を申し上げます。長崎・福岡での諸行動に参加された海外代表の皆さんも、本日すべて広島から送り出したところです。 内外参加者数は海外からの参加者40数名を含め約1,000名に上りました。50件を超えるプレゼンテーションを受けての4日間にわたる討議はまだまだ時間が足りないほどの内容だったと思われますが、これから総括を行っていきたいと思っております。 大会の様子をとりあえず垣間見ていただくには、すでにお知らせしておりますように「NODUヒロシマ・プロジェクトの大会ホームページの動画配信 をご覧ください。 これから後まとめに入るわけですが、国際大会の報告集作成は来年1月を目指して取り組みます。1冊2000円ですでに大会期間中より予約受付を始めています。詳細は以下をご覧ください。 「ICBUW広島大会記録集」発行のお知らせ *********************** 現地実行委員会事務局長 森瀧 春子
「ICBUW広島大会記録集」発行のお知らせ
発行予定日:2007年始め 内容:それぞれの発表原稿の一部または全部。できるだけ、大会全体の記録がバランス良く収録されるようにしたいと存じますが、ページ数の制約などのため、必ずしも発表の全てを収録することができるかどうか分かりませんので、その点、何卒ご了承ください。 予約価格:日本語版・英語版各2,000円(プラス送料/国内の場合、1部500円。海外の場合、船便は1部1,000円、航空便は1部1,500円。2部以上の場合は、それぞれ実費相当額。) ご購入ご希望の方は、大会期間中に受付にて予約されるか、あるいは、下記まで郵便振替にてお申し込みください。その際、備考欄に、日本語版・英語版の別、申し込み部数を明記ください。 郵便振替口座名:ICBUW・国際キャンペーン 口座番号:01310-1-83069 (「ICBUW広島大会記録集」と明記して下さい) お問い合わせ先: info@nodu-hiroshima.org 090-7500-8687(雨宮) 090-9064-4705(森瀧) 発行予定日:2007年始め 内容:それぞれの発表原稿の一部または全部。できるだけ、大会全体の記録がバランス良く収録されるようにしたいと存じますが、ページ数の制約などのため、必ずしも発表の全てを収録することができるかどうか分かりませんので、その点、何卒ご了承ください。 予約価格:日本語版・英語版各2,000円(プラス送料/国内の場合、1部500円。海外の場合、船便は1部1,000円、航空便は1部1,500円。2部以上の場合は、それぞれ実費相当額。) ご購入ご希望の方は、大会期間中に受付にて予約されるか、あるいは、下記まで郵便振替にてお申し込みください。その際、備考欄に、日本語版・英語版の別、申し込み部数を明記ください。 郵便振替口座名:ICBUW・国際キャンペーン口座番号:01310-1-83069(「ICBUW広島大会記録集」と明記して下さい) お問い合わせ先:info@nodu-hiroshima.org090-7500-8687(雨宮) 090-9064-4705(森瀧)
ウラン兵器禁止を求める国際署名
世界の人々と声を合わせて[劣化]ウラン兵器禁止を求めよう!「ウラン兵器禁止を求める国際連合」(ICBUW)からのお願い [劣化]ウラン兵器の全面的禁止と被害者支援を求める声が、世界中から上がっています。これらの声をひとつに合わせ、国際的キャンペーンを展開するため、「ウラン兵器禁止を求める国際連合」(ICBUW=International Coalition to Ban Uranium Weapons)が、2003年10月、ベルギーで結成されました。本部事務局はイギリス・マンチェスターのCADU(CampaignAgainst Depleted Uranium)に置かれ、参加・賛同団体は、アメリカ・イギリス・日本・ドイツ・ベルギー・イタリアなど20カ国80団体にのぼっています。(詳しくは、下記リストを参照ください。) [1] ICBUWにご参加・ご賛同を! 日本からもさらに多くの方々がICBUWにご参加・ご賛同くださいますよう、お願いいたします!(参加ご希望の団体・個人の方は、下記の「国内問合せ先」までご連絡下さい) ICBUW では、ウラン兵器とその被害についての疫学・環境汚染調査の呼びかけ、禁止条約案の提案、NGOや国連・各国政府などへのロビー活動、インターネットなど 様々な手段を用いてのキャンペーンの展開、被害者支援などの課題について準備を進めています。(詳しくは、ICBUWやNO DU ヒロシマ・プロジェクト、ヒバク反対キャンペーン等のホームページを参照ください。) [2]「国際署名キャンペーン」第6次集約:2006年末日 ICBUWでは、「国際社会による被害者支援」の規定も含む「ウラン兵器の全面的禁止条約」の締結などをめざし、「国際署名キャンペーン」に取り組んでいます。今までに20万筆以上が寄せられ、その一部は、2005年5月のNPT会議の際には国連事務総長と軍縮局長宛てに、また、同年11月のジュネーヴ・ワークショップでは、国連欧州本部軍縮局ロマンモレ部長に手渡されました。通常の署名用紙は、「NO DU ヒロシマ・プロジェクト」ホームページよりダウンロードできます。また、オンライン署名(www.bandepleteduranium.org)も行われており、毎日、世界の実に様々な地域、国から署名が着実に加えられ続けています。 私たちの声を結集して、各国政府、国連などの国際機関へ強く働きかけましょう!この署名キャンペーンは「禁止条約」の実現まで続けられます. [3]11月6日は「ウラン兵器禁止を求める国際共同行動デー」! 国連総会により、この日が「戦争と武力紛争における環境破壊を防止する国際デー」とされていることを踏まえ、ICBUWによって設定されました。日本でも、世界各地の運動と連帯して、思い思いの取り組みをしませんか! ICBUW参加・賛同団体リストより(2006年月5月現在、20ヶ国60団体)オランダ:LAKA基金/RISQ ベルギー:For Mother Earth イギリス:CADU/Our Common Future/ラッセル平和基金 ドイツ:IPPNW(核戦争に反対する国際医師の会)独支部/IALANA(反核法律家国際協会)独支部 フランス:WILPF(平和と自由のための国際女性同盟)仏支部 イタリア:Peacelink スイス:IPPNWスイス支部 コソボ:Kosovo Youth Network…
ウラン兵器禁止を求める国際署名
世界の人々と声を合わせて[劣化]ウラン兵器禁止を求めよう! 「ウラン兵器禁止を求める国際連合」(ICBUW)からのお願い [劣化]ウラン兵器の全面的禁止と被害者支援を求める声が、世界中から上がっています。これらの声をひとつに合わせ、国際的キャンペーンを展開するため、「ウラン兵器禁止を求める国際連合」(ICBUW=International Coalition to Ban Uranium Weapons)が、2003年10月、ベルギーで結成されました。本部事務局はイギリス・マンチェスターのCADU(CampaignAgainst Depleted Uranium)に置かれ、参加・賛同団体は、アメリカ・イギリス・日本・ドイツ・ベルギー・イタリアなど20カ国80団体にのぼっています。(詳しくは、下記リストを参照ください。) [1] ICBUWにご参加・ご賛同を! 日本からもさらに多くの方々がICBUWにご参加・ご賛同くださいますよう、お願いいたします!(参加ご希望の団体・個人の方は、下記の「国内問合せ先」までご連絡下さい) ICBUW では、ウラン兵器とその被害についての疫学・環境汚染調査の呼びかけ、禁止条約案の提案、NGOや国連・各国政府などへのロビー活動、インターネットなど 様々な手段を用いてのキャンペーンの展開、被害者支援などの課題について準備を進めています。(詳しくは、ICBUWやNO DU ヒロシマ・プロジェクト、ヒバク反対キャンペーン等のホームページを参照ください。) [2]「国際署名キャンペーン」第6次集約:2006年末日 ICBUWでは、「国際社会による被害者支援」の規定も含む「ウラン兵器の全面的禁止条約」の締結などをめざし、「国際署名キャンペーン」に取り組んでいます。今までに20万筆以上が寄せられ、その一部は、2005年5月のNPT会議の際には国連事務総長と軍縮局長宛てに、また、同年11月のジュネーヴ・ワークショップでは、国連欧州本部軍縮局ロマンモレ部長に手渡されました。通常の署名用紙は、「NO DU ヒロシマ・プロジェクト」ホームページよりダウンロードできます。また、オンライン署名(http://www.bandepleteduranium.org)も行われており、毎日、世界の実に様々な地域、国から署名が着実に加えられ続けています。 私たちの声を結集して、各国政府、国連などの国際機関へ強く働きかけましょう!この署名キャンペーンは「禁止条約」の実現まで続けられます. [3]11月6日は「ウラン兵器禁止を求める国際共同行動デー」! 国連総会により、この日が「戦争と武力紛争における環境破壊を防止する国際デー」とされていることを踏まえ、ICBUWによって設定されました。日本でも、世界各地の運動と連帯して、思い思いの取り組みをしませんか! ICBUW参加・賛同団体リストより(2006年月5月現在、20ヶ国60団体)オランダ:LAKA基金/RISQ ベルギー:For Mother Earth イギリス:CADU/Our Common Future/ラッセル平和基金 ドイツ:IPPNW(核戦争に反対する国際医師の会)独支部/IALANA(反核法律家国際協会)独支部 フランス:WILPF(平和と自由のための国際女性同盟)仏支部 イタリア:Peacelink スイス:IPPNWスイス支部 コソボ:Kosovo Youth Network ルーマニア:MamaTerra ウクライナ:Soldiers…