ウラン兵器禁止国際共同行動デー in 大阪

ウラン兵器禁止国際共同行動デー in 大阪
原発・核燃料サイクル停止、フクシマ被害者支援と結んで ウラン兵器禁止の取り組みを強めよう!

日時:2013年11月23日、1時半〜4時半
場所:大阪市立・市民交流センターなにわ(地図は下記)
講演:国際禁止キャンペーンの現状と展望——ICBUW創設10年を迎えて
「イラクにおける先天性障害に関するWHO予備調査」問題を中心として
   嘉指信雄(ICBUW運営委員、ICBUWヒロシマ・オフィス代表)

補足報告・問題提起:
   世界と連帯し,フクシマ後の日本でウラン兵器禁止キャンペーンを拡げ強めるために
   振津かつみ(ICBUW運営委員、「ヒバク反対キャンペーン」DU担当)

 ウラン兵器禁止と被害者支援を求める草の根の国際ネットワーク「ウラン兵器禁止を求める国際連合」(ICBUW)が発足して、今年で10周年を迎えます。ICBUWは毎年11月に全世界で、「ウラン兵器禁止を求める国際共同行動デー」を呼びかけてきました。この国際共同行動は、11月6日「戦争と武力紛争による環境収奪を防止する国際デー」(2001年、国連決議)にあわせ、ウラン兵器禁止を広く訴えようと、2004年から毎年取組まれています。今年も、国内外の運動と連帯し、関西でも連帯集会を持ちます。集会では、この10年のICBUWの国内外での活動を振り返り、ウラン兵器禁止に向けた今後の展望について皆さんと議論したいと思います。
 東京電力福島第一原発事故により、大量の放射能が放出され、広範な地域が汚染され、人々がヒバクしています。事故発生から2年半以上経っても事故は収束していません。汚染水による地下水と海洋汚染など、困難な状態が続き、多くの労働者が被ばくしながら作業をしています。原発を動かすために生み出された「核廃棄物=劣化ウラン」の軍事利用であるウラン兵器、そして原発を推進してきた結果引き起されたフクシマの重大事故。フクシマから、「核廃棄物=劣化ウラン」の軍事利用を改めて問い直し、原発・核燃料サイクル停止、フクシマ被災者支援と結んでウラン兵器禁止に向けた取組みを強めましょう!

 ウラン兵器は、原発核燃料や核兵器を製造するためのウラン濃縮過程でできる「核廃棄物=劣化ウラン」を、砲弾の貫通力を高めるために弾芯として用いた兵器です。戦車などの固い標的にあたるとウランが燃え上がり、微粒子となって環境を汚染し、人々を被ばくさせます。放射能と科学毒性のある劣化ウランによる環境汚染は、戦闘終了後も長期にわたり被害地域に残されるのです。すでに禁止条約が制定された地雷やクラスター爆弾と同じく、一般市民にも甚大な被害を及ぼす「無差別殺傷兵器」です。「化学兵器」等とも同じく、国際条約で禁止されるべきです。
 
 ウラン兵器禁止を求める国際連合[ICBUW]ジャパン・関西