3月5日、イラクのファルージャから日本にやって来ていた三人の医師が広島を訪れ、緊急報告会「ファルージャの病院で今起きていること/イラク戦争と非人道的兵器 —開戦8周年に改めて問う」で報告してくれました。 (参照/ビデオ記録:緊急報告会「ファルージャの病院で今起きていること」 http://icbuw-hiroshima.org/?p=957)
サミラ医師たちは、東京の病院で医療トレーニングを受けるため、2月下旬に来日しましたが、広島を訪れてから東京に戻って数日後、東日本大地震、それに続く原発事故の混乱に巻き込まれてしまいました。サミラ医師は、広島での集会での冒頭、「ファルージャのことなど世界中が忘れてしまっているかのように思える中、日本の人々が支援してくださってきていることに心から感謝しています。復興した広島の姿を眼にして、新たな希望を抱くことができました。核被害を克服された日本の皆さんから、さらなる支援が得られるものと期待しています」と述べていました。原発震災で本当に皮肉な事態となってしまいましたが、サミラ医師たちは、3月下旬に予定通り帰国され、今は、ファルージャの病院で治療に取り組まれているようです。 そんなサミラ医師からの情報ですが、昨年11月14ー21日に開かれた「 Remember Fallujah Week」(開催地は不明)での報告がYouTubeに最近アップされました。ファルージャの医師、政治家などの他、ファルージャ攻撃に参加して元米海兵隊員、米国の研究者・平和活動家などの報告がアップされています。ちょっと聴き取りにくいですが、イラク人の方の報告には英語の字幕がついています。こうした取り組みが行われているということ自体が大変重要かと思いますので、お知らせさせていただく次第です。 嘉指信雄
Remember Fallujah Week」(「ファルージャを忘れるな」週間)2010年11月14ー21日)
1) Dr. Dahlia