8月、広島でNO DU(劣化ウラン兵器禁止)集会二つ

8月5、6日、広島で、下記の二つの催しを開きます。

世界各地のウラン兵器被害の現状、「ウラン兵器禁止を求める国際連合」(ICBUW)の取組みや対日本政府交渉などの報告をするとともに、禁止キャンペーンのさらなる前進のため、国内外の各地で取組まれている皆さんと交流ができればと思います。

今年3月、ベルギーで「ウラン兵器禁止法」が可決されたことにより、国際キャンペーンは新たな局面に入りました。対人地雷止に続いて、クラスター爆弾の禁止条約作りが始まった勢いも活かしつつ、ウラン兵器禁止に向けた大きなうねりを作り出して行きたいと思います。

全国各地でウラン兵器禁止、イラク支援などに取組んでおられる皆さん、ぜひご参加下さい!


呼びかけ:ICBUW運営委員

・嘉指信雄(NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表)

・森瀧春子(NO DU ヒロシマ・プロジェクト事務局長)

・振津かつみ(ヒバク反対キャンペーン・DU 担当)

2007年夏の行事チラシをダウンロード(PDF)

催しへの問い合わせは下記:

info@nodu-hiroshima.org(嘉指)
du-ban-hibaku@theia.ocn.ne.jp(振津)

1) 8月5日(日)「劣化ウラン問題を考える」(原水禁大会関連企画)

時間:9:30~12:30
場所:「東方2001」3階
JR広島駅から北口から徒歩約5分(広島市東区光町2-7-31)  
アクセスマップ

報告(順不同):
・「EU議会写真展からセルビア取材へ~劣化ウラン問題を巡る旅から~(スライド上映)」
豊田直巳(フォトジャーナリスト) 
・「ウラン兵器の危険性/対日本政府の取組み」 
振津かつみ(ICBUW運営委員/科学チーム)
・「ICBUWの国際的な取組み」
嘉指信雄(ICBUWアジア・太平洋地域コーディネーター)


主催:ウラン兵器禁止を求める国際連合(ICBUW)

*5月14-16日、ブリュッセルのEU議会内にて豊田直巳写真展『ウラン兵器の人的被害』が、EU議員有志とICBUWによる共同企画として開催されま した。その後、豊田さんはセルビアを訪れ、NATO軍による攻撃を受けた地域での劣化ウラン弾除去作業の取材もして来られました。その時の状況も含めて、 EU議会での展示写真を使ったプリゼンテーションをしていただきます。また、ICBUW運営委員からは、はじめての方々にもわかりやすくウラン兵器をめぐ る問題、国内外でのICBUWの活動などを紹介します。

 

2)8月6日(月)「第4回NO DU(劣化ウラン兵器禁止)交流集会」

時間:13:30~15:30
場所:「広島市まちづくり市民交流プラザ」北棟5F研修室A/B 
アクセスマップ
JR広島駅南口より市内電車(広島電鉄宇品線 )乗車:「袋町」駅下車 徒歩約3分
(広島市中区袋町6番36号 TEL082(545)3911)

内容:
第一部「国際キャンペーンの現状と展望」(順不同)
・「ヨーロッパを”ウラン兵器禁止地帯”へ!」(仮題)
レベッカ・ハルムズ(欧州議会議員、緑の党/欧州自由連合=EFA)
・「ICBUWの国内外での取組み」(報告:ICBUW運営委員)

第二部「国内外での取組みと交流」(順不同)
・「何故、日本政府は劣化ウラン問題に冷淡なのか?~最近の取材から感じること(スライド上映)」
豊田直巳(フォトジャーナリスト)

・「インド・ジャドゥゴダにおける反ウラン鉱山開発運動」
テジャスウィニ・マダブシ(インド・セントラル大学生/インド反ウラン運動プロジェクト=MAUP)
・「カナダでの平和活動とDU問題への取り組み」
乗松聡子(カナダ・バンクーバー/NGO「ピース・フィロソフィー・センター」代表)


*参加費:資料代700円
*呼びかけ:ウラン兵器禁止を求める国際連合(ICBUW)/NODUヒロシマ・プロジェクト

*ウラン兵器禁止に取組む全国の皆さん、イラク医療支援、反核・平和、人権擁護、環境保護など、さまざまな運動に取組む皆さんとともに、被爆地・広島で、交流を深めたいと思います。ぜひ、ご参加下さい!

[報告者プロフィール]

レベッカ・ハルムズさんはドイツ選出の欧州(EU)議会議員で、今年5月にブリュッセルの欧州議会内での写真展/ウラン兵器問題フォーラムの開催を支え て下さった議員のひとりです。今回は、欧州での原発・エネルギー問題に関する運動を報告するために原水禁の招待で来日されます。私たちの「交流集会」で は、緑の党/欧州自由連合(EFA)のEU議会議員を代表し、EU議会でのウラン兵器モラトリアム(使用停止)決議、ベルギーでの禁止法可決、今後の”欧 州ウラン兵器禁止地帯”をめざす取組みなど、お話ししていただく予定です。

テジャスウィニ・マダブシさんは、インドのハイドゥラバードで反核・反ウラン鉱山の活動に取組んでおられる大学生の女性活動家です。ジャドゴダウラン鉱山 周辺の家々を訪問し、貧困と差別に苦しむ人々の生活にも接しながら、健康調査にも取組んでおられます。今回は、「インド・パキスタン青少年と平和交流をす すめる会」の招待で、10名の若者のインド側のリーダーとして来日されます。

・ 乗松(のりまつ)聡子さんは、バンクーバーのブリティッシュ・コロンビア大学講師をされながら、NGO「ピース・フィロソフィー・センター」代表として平和活動に取り組んできておられます。