イラクの子どもたちは、今?-イブラヒム先生(バスラ小児病院)を囲む会-

■日時:2007年8月13日(月)午後6時~7時半
■場所:広島平和記念資料館地下・会議室2
■共催:JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)
NO DU(劣化ウラン兵器禁止)ヒロシマ・プロジェクト
参加費:無料

■スピーカー:イブラヒム・ニーマン・ムハンマッド(バスラ産科小児病院院内学級教師) (パワーポイント上映あり)
通訳:佐藤真紀(JIM-NET事務局長)
司会:嘉指信雄(NO DUヒロシマ・プロジェクト代表)

行事チラシをダウンロード

東京新聞:イラクの子の苦しみ知って スタッフ来日、全国で報告

長崎新聞:イラクへの医療支援協力を 院内学級教師のイブラヒムさん

[以下、JIM-NETの呼びかけから]
イラクではがんの子どもたちが増えています。しかし、イラクの停滞する医療行政のため、病院には薬が不足し、治安の悪化と物価の上昇は、子どもたちの通院を妨げています。そして治療をあきらめざるを得なくなる子どもも少なくはありません。
もともとは小学校の教師をしていた、バスラ在住のJIM-NETローカルスタッフのイブラヒムは、現在、バスラ産科小児病院の院内学級で、白血病や小児がんとたたかっている子どもたちに算数やアラビア語やお絵かきを教えています。でも、彼の教え子たちを取り巻く状況もやはり厳しく、これまでに何人もの教え子の死に立ちあってこなければなりませんでした。
イブラヒムは、 より多くの子どもを助けようと、薬の調達や貧困家庭の子どもたちの通院支援のためバスラを走り回っています。治療を嫌がる子どもたちをなだめたり、不幸にして子どもを亡くした家族の相談にのるのもイブラヒムの仕事です。子どもたちはどうしているのか? 今のイラクは一体どうなっているのか?
直接話してもらおうと、この夏、イラクからイブラヒム先生を招いてのスピーキングツアーを企画しました。[8月10日~9月10日]一人でも多くの子どもたちが助かるよう、ぜひ皆様のご支援、ご協力をお願いします。
詳しくは、JIM-NETホームページをご参照ください。 http://www.jim-net.net/

「8/13イブラヒム先生を囲む会」についての問い合わせ先

嘉指(かざし)信雄:090-7897-2095 /佐藤真紀:090-5412-2977

○イブラヒム先生のプロフィール

1970年 イラクのバスラ生まれ
1999年 イエメンにUNICEF から先生として派遣


イラク戦争が始まり、帰国できず、2003年12月には、イラクに戻り、妻ミリアムが双子を妊娠したが、白血病にかかる。ニューマン基金の支援をうけ、ヨルダンで治療が認められた。帝王切開で生まれてきた子どもは2人とも500g前後。その後、ミリアムは化学療法、骨髄移植を受けるも2005年一月に他界。イブラヒムはヨルダンでJIM-NETに出会いスタッフになる。バスラの産科小児科病院の院内学級の先生として働く傍ら、薬の調達などで活躍中。戦火の中でも3人の子どもたちは元気に育っている。