第5回「劣化ウラン兵器禁止を考える議員勉強会」のご案内
皆様
先月に引続き、第5回「劣化ウラン兵器禁止を考える」議員勉強会が、超党派の呼びかけで下記のとおり開催されます。今回は、ベルギー、コスタリカなどにおける「劣化ウラン兵器禁止国内法」をめぐる動きについて、国会図書館調査員の福田毅さんの報告を受け、議論がなされます。
今回の議論をきっかけに、少しでも国会議員の方々のウラン兵器禁止問題に関する関心が高まり、日本での具体的な動きにつながればと願っています。
一般市民、マスコミ関係者のオブザーバ参加も可能です。参加ご希望の方は、前日7日中に、必ず振津(下記)までメイルでご連絡下さい。e-mail: du-ban-hibaku@theia.ocn.ne.jp
当日は会場準備等もありますので、11時に時間厳守で参議院議員会館、1階ロビーに集合し、一緒に会館に入ることにしたいと思います。遅れてこられた場合には、対応できないかもしれませんので、ご了解下さい。
尚、事務局を担当して下さっている阪口直人議員事務所(民主党)及び福島みずほ議員事務所(社民党)の方から、衆参の議員全員に参加の呼びかけをして頂いていますが、皆さんの地元の議員の方々にも、可能であれば、お声をかけて頂ければありがたいです。
いつも間際になってのお知らせで申し訳ありません。どうぞよろしくお願い致します。
ウラン兵器禁止を求める国際連合(ICBUW)運営委員:嘉指信雄、森瀧春子、振津かつみ
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。日時:3月8日(火) 12時~13時
場所: 衆議院第2議員会館 地下1階 第2会議室
内容: 「『劣化ウラン兵器禁止国内法』をめぐる各国の動き」
報告:福田 毅 (国立国会図書館調査局調査員/安全保障問題担当)
(以下、議員への案内文より)対人地雷、クラスター爆弾に続き、「非人道的兵器」である劣化ウラン兵器の規制に向けた議論が国際的に前進を見せています。すでにご承知のとおり、昨年12月には国連総会で、三回目の決議「劣化ウランを含む武器・砲弾の使用による影響」が、前回を上回る賛成で採択されました。このような動きと平行して、いくつかの国々では、自国の領内での劣化ウラン兵器の製造、売買、移送を禁止する国内法を制定する動きがみられます。ベルギーでは、世界に先駆けて、対人地雷やクラスター爆弾の禁止国内法が制定されましたが、劣化ウラン兵器についても2007年に国会で禁止法が可決され、二年後の2009年に発効されました。そして同年には、劣化ウラン兵器を含む「非人道兵器」製造企業への投資を禁止する法整備もされました。昨年ベルギーは、2008年の国連総会決議に応えて国連事務総長に提出された意見の中で、「自国同様の法律を制定させようとする国々への情報と専門知識を提供する用意がある」として、禁止に向けた「法的アプローチを国際的にも促進する可能性を探る容易がある」との見解を提出しました。
ベルギー同様の禁止国内法案は、コスタリカ、アイルランド、ニュージーランドでも審議が進められています。これらの国々は日本と同様に劣化ウラン兵器を所有しておらず、また国内の紛争で使用された経験もありません。本勉強会では、これらの国々で禁止国内法が議論されている背景、法案の内容等の報告を受け、国際的な禁止の流れについて議論を深めたいと思います。