2009年7月10日
皆様
今年も、8月5-6日、広島ではDU(劣化ウラン兵器)問題関連の集会が二つ開かれます。
2007年12月、初めての国連決議が圧倒的多数で採択され、DU兵器禁止国際キャンペーンは、新たな段階に入りました。今年は、第5回ICBUW国際大会が3月5-6日、コスタリカで開催されたのに続き、5月6-7日には、イラクのバスラで第1回国際がん会議が開催されました。また、6月21日には、ベルギーのDU禁止法が発効となりましたが、コスタリカでも、ICBUW大会前日、DU禁止法案が議会に提出され、一年程で成立する見通しです。
こうした国際的な動きの高まりを受け、日本国内でも、日本政府への働きかけなど、改めて一丸となって取り組んで行きたく存じます。広島での年に一度の貴重な機会、できるだけ多くの方にお集まりいただき、秋からの取り組みに向けた具体的な意見交換・交流の場となれましたら幸いです。お知らせが遅くなってしまいましたが、何卒奮ってご参加ください。
ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)運営委員
嘉指信雄、振津かつみ、森瀧春子
[1]第6回「NO DU(劣化ウラン兵器禁止)全国交流会」
・ 日時:2009年8月6日12時45分〜15時15分
・ 会場:広島市まちづくり市民交流プラザ北棟6階マルチメディアスタジオ(〒730-0036 広島市中区袋町6番36号)
アクセス案内: http://www.hitomachi.city.hiroshima.jp/m-plaza/
・ 参加費:資料代500円
・ プログラム
(1)国際キャンペーン関連の活動報告
・嘉指信雄(ICBUWヒロシマ・オフィス代表):「コスタリカ大会とバスラがん会議」
・豊田直巳(フォト・ジャーナリスト):「「ウラン兵器の人的被害」写真展と国際キャンペーン」
・佐藤真紀(JIM-NET事務局長):「イラク、小児がん医療支援の6年間の振り返りと今後」
・振津かつみ(ICBUW運営委員/科学チーム):「バスラ癌登録に見る癌・白血病増加の現状と、疫学調査の今後」
・ベルギーDU禁止法発効(6月21日)
(2) 日本各地のグループからの活動報告:劣化ウラン兵器禁止市民ネットワーク(東京)など
(3) 今後の取り組みに向けての提案・意見交換
司会:森瀧春子(ICBUWヒロシマ・オフィス事務局長)
連絡先:090−9064−4705(森瀧)
[2]原水禁世界大会「ひろば」企画
・日時:2009年8月5日9時30分〜12時30分
・ 会場:ワークピア広島(4階/寿)
・ 集会タイトル:ウラン兵器禁止に向けて
・ 講演「劣化ウラン弾取材の現場」
豊田直巳(フォトジャーナリスト)
・報告:「ウラン兵器禁止を求める世界の動き}
「ウラン兵器禁止を求める国際連合」運営委員(振津かつみ、嘉指信雄、森瀧春子)
・内容紹介:
核兵器や原発の燃料を製造する際に出る核廃棄物「劣化ウラン」を用いた兵器=ウラン兵器。イラクやバルカンなどの戦争で大量に使われ、新たなヒバクシャを生み出しています。「劣化ウラン弾取材の現場」と題して、フォトジャーナリストの豊田氏が、イラクをはじめ世界各地、そして日本や韓国の米軍基地周辺の取材をもとに講演。またウラン兵器禁止を求める世界の動きについての報告も受け、日本の私たちの取組みを考えます。「ウラン兵器問題は初めて」という人にも、お薦めの「ひろば」です。
連絡先:090−3941−6612(振津)
e-mail: du-ban-hibaku@theia.ocn.ne.jp
劣化ウラン兵器国際キャンペーンについては、下記書籍、サイトなどをご参照ください。
『ウラン兵器なき世界をめざして—ICBUWの挑戦』(合同出版、2008年)
NO DUヒロシマ・プロジェクト http://www.nodu-hiroshima.org/