季刊『軍縮地球市民』創刊号

2005年6月6日発行

皆様

季刊『軍縮地球市民』創刊号が6月6日に発行されました。特集は「核の世界を超える」です。
創刊号には、森住卓さんのグラビアをはじめ、高橋昭博さん、木村朗さん、澤地久枝さん、岡真理さん、きくちゆみさん、高遠菜穂子さん、野間伸次さん、 熊岡路矢 さん、柳田真さん、原文次郎さんなど、数多くの方々が論考・報告を寄せていますが、拙稿「抑圧された[劣化]ウラン兵器問題」も収録されております。ご利用いただけ たら幸いです。
詳しい内容は、下記目次をご参照ください。

草々     嘉指信雄


明治大学軍縮平和研究所のホームページが出来ました。

ここから季刊『軍縮地球市 民』創刊号の目次を見ることが出来ます。
www.gunsyuku.org/



表紙/母子像 広河隆一

<グラビア>
セミパラチンスクの核汚染  森住卓(フォトジャーナリスト)

<『軍縮地球市民』創刊への思い>
三木睦子(明治大学軍縮平和研究所特別顧問)
宇都宮恭三(?ミノファーゲン製薬代表取締役社長)
ショーン・グレゴリー(ブラッドフォード大学平和研究学部長)
納谷廣美(明治大学学長)
福田邦夫(明治大学軍縮平和研究所所長)

<宇都宮徳馬 人と思想>
國弘正雄(エディンバラ大学特任客員教授)

<特集 核の世界を超える>
原爆とは何か
井上ひさし(作家)
第9条は光り輝く宝石
高橋昭博(元広島平和記念資料館長)
核兵器廃絶に向けての提言
伊藤一長(長崎市長)
原爆投下への共通認識を求めて
木村朗(鹿児島大学教授)
解かれた封印
斉藤光政(東奥日報社編集委員)
抑圧された「劣化」ウラン兵器問題
嘉指信雄(NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表)
原爆加害国になった日本
笹本征男(占領史研究者)
モルデハイ・バヌヌ氏とイスラエルの核兵器開発
野間伸次(日本アムネスティ・インターナショナル 日本ひろしまグループ)

<連載>
平和は実現できる 第1回 アメリカを変える市民力
伊藤千尋(朝日新聞記者)
分断される「市民」 第1回 この街は 通報する街 見てる街
斎藤貴男(ジャーナリスト)

ブッシュ政権 和平達成の道険しく
布施広(毎日新聞論説委員)

<戯曲・映画評>
「父と暮せば」の寓意 澤地久枝(作家)

<平和思想と運動>
希望 イスラエル兵役拒否者と共生の思想 decencyと他者の痛み
岡真理(京都大学教員)
平和省を日本に創ろう
きくちゆみ(グローバルピースキャンペーン)
第5回世界社会フォーラムを見て
長沼節夫(ジャーナリスト)
平和論の社会科学的地平へ マルクスとヴェーバーの根底にある平和の思想
内田芳明(元横浜国立大学教授)
9・11とアメリカ・キリスト教平和思想 プロセス神学の場合
延原時行(敬和学園大学教授)

<「自己責任論」と国際ボランティア>
化石男に騙されるな 辛淑玉(人材育成コンサルタント)
生命に国境はない 中東から見える日本 高遠菜穂子・森沢典子
自己責任論の深層にあったもの 醍醐聰(東京大学教授)

<戦争の記憶>
東京大空襲とルメイ将軍 早乙女勝元(作家)


<平和の歌>
戦争の愚かさを歌う 「バルバラ」 村田健司(シャンソン歌手)

<軍事>
「中国脅威」異聞 岩島久夫(国際政治軍事アナリスト)
新「防衛計画の大綱」とその実質化 池田五律(派兵チェック編集委員会)

<まんが> 西岡由香

<運動紹介>
日本国際ボランティアセンター(JVC) 熊岡路矢
たんぽぽ舎 柳田真

<ワールド・ナウ>
チェチェン 戦争は終わったか? 常岡浩介
スペイン バスク「負の遺産」の清算と再生 渡部哲郎
イラク 環境改善の進まないバグダッドの病院 原文次郎
マダガスカル 乱掘されるアフリカの鉱物資源 吉田敦
中国 社会主義市場経済の「奇跡」と現実 朱永浩
メキシコ 1997年以降、最悪の失業率 所康弘
EU ヨーロッパの理想と現実 ミカエル・クレブノ
ベトナム 街角から消えたストリートチルドレン 野地みず江
日本 もうひとつの日本 河合理恵

<風聞書感>
書評
『嘘つき大統領のアブない最終目標』ポール・クルーグマン著 千田亮吉評
『脳力のレッスン』寺島実郎著 中川雄一郎評

いま読みたい3冊
『地球買いモノ白書』『経済学と人間の心』『帝国を壊すために』小林尚朗評

資料 今日の核戦力
研究所活動案内・編集後記