2004年の米軍による猛攻の際、白燐弾に加え、劣化ウラン弾なども使用され、深刻な汚染に曝されていると懸念されるファルージャの医療現場からの訴えです—– 今日3月20日で、イラク戦争開始8年となりました。福島原発では、依然危機的な状態が続いており、放射能汚染の影響が大変心配されますが、ご存じのように、イラクでは、湾岸戦争・イラク戦争で大量に投入された劣化ウラン弾による人体や環境への深刻な影響が憂慮されています。 この3月5日、広島では、医療研修のためイラクから日本にやってきていた医師3人が、「ファルージャの病院は、今どのような状態にあるのか」、その深刻きわまりない現実を報告してくれました。2004年の米軍による猛攻の際、白燐弾に加え、劣化ウラン弾なども使用され、深刻な汚染に曝されていると懸念されるファルージャの医療現場からの訴えです。下記サイトに、集会の様子がアップされております。 「内部被曝」の危険性という問題が、広島・長崎、イラク、それに福島に共通する、国境を越えた焦眉の問題として改めて前面に出てきています。福島原発震災が依然予断を許さない状態にある中、お知らせさせていただく所以です。 嘉指信雄
:動画記録(パワーポイント資料とともに) http://icbuw-hiroshima.org/?p=957
:動画リストページ(YouTube) http://goo.gl/x0m6G
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集会概要:「イラク戦争と非人道的兵器—開戦8周年に改めて問う—緊急報告:ファルージャの病院で今起きていること
日時:3月5日(土)15:30-18:00 場所:平和記念資料館地下会議室Ⅱ 報告者1. Dr.Samira .T. Alani:小児科医 2. Dr.Mayasah Waleed:放射線・超音波専門医 3. Dr.Abdulqader Abdulkareem:遺伝学専門家 4. 橋田幸子:「橋田メモリアル・モハマドくん基金」代表 5. 嘉指信雄:「NO DUヒロシマ・プロジェクト」代表
共催:NO DU ヒロシマ・プロジェクト/アジアの花束後援:核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)司会・連絡先:森瀧春子(090-9064-4705)* **
[イラク戦争では、湾岸戦争に続いて使用された劣化ウラン弾など、非人道的兵器による人体や環境への深刻な影響が懸念されています。特に、2004年に米軍の猛攻を受けたファルージャ(バグダッド西方約50キロ)では先天性異常が急増し、WHOも独自の実態調査を開始しています。『ガーディアン』(2009年11月13日)は、「あまりの事態の深刻さに圧倒されている医師たちは、国際社会からの支援を訴えている」と報じています。]