英語版「ヒロシマ・アピール」改訂・短縮版

2005年6月11日   英語版『劣化ウラン弾禁止を求めるヒロシマ・アピール』の改訂・短縮版が完成いたしました。 今回の改訂・短縮版(8頁:全頁カラー)は、とても軽く、かつ全頁カラーですので、読む人を強く惹きつけるリーフレットとなっています。 「NO DU ヒロシマ・プロジェクト」のホームページにも、紹介セクションを近々アップいたしますが、ぜひ、一度手に取ってご覧になってみてください。 外国から来られた方に会われる際に、あるいは外国にお出かけの際にご活用していただけたら幸いです。製作実費一冊あたり100円(プラス送料)にてお送りいたします。お申し込みは、ご注文フォームよりお願いいたします。[改訂・短縮版目次:1頁(表紙):NO WAR NO DU!人文字写真2頁:ニューヨークタイムズ・人文字意見広告3頁:国際キャンペーン始まる!―子どもたちを救おう!地球を救おう!ウラン兵器を禁止せよ!4-5頁:イラク・レポート/劣化ウランとは何か6ー7頁:ホワイトハウスへの反論8頁(裏表紙):NO WAR NO NUKES NO DUキャンドル・メッセージ][付記-「短縮版完成」のお知らせメールが出された後、すぐに、「実費100円(プラス送料)とありますが、1000円の間違いではないのですか」という問い合わせをいただきました。実際は、一冊100円でも、赤字になってしまうのですが、出来るだけ多くの方に劣化ウラン問題を知っていただくことが目的ですので、メンバーと相談して、今回は、「一冊100円の製作実費」をいただく、ということになりました。最初は、「全部、無料配布しては、」という意見もありましたが、そうしますと、継続的に発行して行くこが出来なくなってしまうので、気軽に負担していただけるであろう「一冊100円」ということにいたしました。(勿論、「カンパ」は、いつも「大歓迎」です!)日本語版初版が2003年8月6日に発行されました「ヒロシマ・アピール」は、おかげさまで、学習会などで広くご活用いただき、今までの発行部数は、日本語版・英語版合わせて、1万8千部に達しました。今回の改訂・短縮版は、先月、ニューヨークで開催されたNPT再検討会議でも、セントラル・パークでの平和大集会や国連での劣化ウラン問題ワークショップなどで配布いたしましたが、とても好評で、持って行きました1600冊は、すぐになくなってしまいました。従来の「ヒロシマ・アピール」と合わせてご利用いただけましたら、とても有り難く存じます。      嘉指信雄]

『知られざる劣化ウランの恐怖~イラクの子どもたちは今~』

バージョン:ビデオ・DVD日・英二ヶ国語版  前半:日本語版(23分) 後半:英語版(23分) リポート:豊田直巳、ディレクター:清水仁頒価:ビデオ・DVD、いずれも各2,000円(送料別) ※日本語版・英語版各23分の両方が、一つのビデオあるいはDVDに入っている二カ国語版ですが、海外用に、英語版のみのDVDもあります。 2005年10月29日 皆様 劣化ウラン兵器問題についての最新ドキュメンタリー『知られざるDUの恐怖~イラクの子どもたちは今~』(23分/リポート:豊田直巳、ディレクター:清水仁)が完成いたしました。 今回の『知られざるDUの恐怖』では、11月上旬、来日するイラク米兵帰還兵のジェラルド・マシュー夫妻の他、日本でも良く知られたイラクのアル-アリ 医師、ジャナン医師やドラコヴィッチ博士、さらには、コソボでの任務後、ガンで亡くなったイタリア人兵士ステファノ・メローネさんの残された妻パオラ・メ ローネさんなどが、様々な立場から、様々な声で、劣化ウラン被害について訴えています。 サマワへの自衛隊派遣がいかに大きな問題かが自ずから明らかとなる、とても秀逸な出来栄えです。 今年6月、ブリュッセルのヨーロッパ議会で開かれたICBUW年次大会や、8月、広島で開かれた平和市長会議のNGOブースなどで上映され、とても好評だったバージョンがさらに改訂された最新版です。 集会や学習会などで、ぜひご活用ください。 また、今回のバージョンは、日本語版・英語版(各23分)の両方が、一つのビデオあるいはDVDに入っている二カ国語版になっていますので、海外の平和活動グループなどにもそのまま送っていただくことができます。

季刊『軍縮地球市民』創刊号

2005年6月6日発行 皆様季刊『軍縮地球市民』創刊号が6月6日に発行されました。特集は「核の世界を超える」です。創刊号には、森住卓さんのグラビアをはじめ、高橋昭博さん、木村朗さん、澤地久枝さん、岡真理さん、きくちゆみさん、高遠菜穂子さん、野間伸次さん、 熊岡路矢 さん、柳田真さん、原文次郎さんなど、数多くの方々が論考・報告を寄せていますが、拙稿「抑圧された[劣化]ウラン兵器問題」も収録されております。ご利用いただけ たら幸いです。詳しい内容は、下記目次をご参照ください。草々     嘉指信雄 明治大学軍縮平和研究所のホームページが出来ました。 ここから季刊『軍縮地球市 民』創刊号の目次を見ることが出来ます。www.gunsyuku.org/ 表紙/母子像 広河隆一<グラビア>セミパラチンスクの核汚染  森住卓(フォトジャーナリスト)<『軍縮地球市民』創刊への思い>三木睦子(明治大学軍縮平和研究所特別顧問)宇都宮恭三(?ミノファーゲン製薬代表取締役社長)ショーン・グレゴリー(ブラッドフォード大学平和研究学部長)納谷廣美(明治大学学長)福田邦夫(明治大学軍縮平和研究所所長)<宇都宮徳馬 人と思想>國弘正雄(エディンバラ大学特任客員教授)<特集 核の世界を超える>原爆とは何か井上ひさし(作家)第9条は光り輝く宝石高橋昭博(元広島平和記念資料館長)核兵器廃絶に向けての提言伊藤一長(長崎市長)原爆投下への共通認識を求めて木村朗(鹿児島大学教授)解かれた封印斉藤光政(東奥日報社編集委員)抑圧された「劣化」ウラン兵器問題嘉指信雄(NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表)原爆加害国になった日本笹本征男(占領史研究者)モルデハイ・バヌヌ氏とイスラエルの核兵器開発野間伸次(日本アムネスティ・インターナショナル 日本ひろしまグループ)<連載>平和は実現できる 第1回 アメリカを変える市民力伊藤千尋(朝日新聞記者)分断される「市民」 第1回 この街は 通報する街 見てる街斎藤貴男(ジャーナリスト)ブッシュ政権 和平達成の道険しく布施広(毎日新聞論説委員)<戯曲・映画評>「父と暮せば」の寓意 澤地久枝(作家)<平和思想と運動>希望 イスラエル兵役拒否者と共生の思想 decencyと他者の痛み岡真理(京都大学教員)平和省を日本に創ろうきくちゆみ(グローバルピースキャンペーン)第5回世界社会フォーラムを見て長沼節夫(ジャーナリスト)平和論の社会科学的地平へ マルクスとヴェーバーの根底にある平和の思想内田芳明(元横浜国立大学教授)9・11とアメリカ・キリスト教平和思想 プロセス神学の場合延原時行(敬和学園大学教授)<「自己責任論」と国際ボランティア>化石男に騙されるな 辛淑玉(人材育成コンサルタント)生命に国境はない 中東から見える日本 高遠菜穂子・森沢典子自己責任論の深層にあったもの 醍醐聰(東京大学教授)<戦争の記憶>東京大空襲とルメイ将軍 早乙女勝元(作家)<平和の歌>戦争の愚かさを歌う 「バルバラ」 村田健司(シャンソン歌手)<軍事>「中国脅威」異聞 岩島久夫(国際政治軍事アナリスト)新「防衛計画の大綱」とその実質化 池田五律(派兵チェック編集委員会)<まんが> 西岡由香<運動紹介>日本国際ボランティアセンター(JVC) 熊岡路矢たんぽぽ舎 柳田真<ワールド・ナウ>チェチェン 戦争は終わったか? 常岡浩介スペイン バスク「負の遺産」の清算と再生 渡部哲郎イラク 環境改善の進まないバグダッドの病院 原文次郎マダガスカル 乱掘されるアフリカの鉱物資源 吉田敦中国 社会主義市場経済の「奇跡」と現実 朱永浩メキシコ 1997年以降、最悪の失業率 所康弘EU ヨーロッパの理想と現実 ミカエル・クレブノベトナム 街角から消えたストリートチルドレン 野地みず江日本 もうひとつの日本 河合理恵<風聞書感>書評『嘘つき大統領のアブない最終目標』ポール・クルーグマン著 千田亮吉評『脳力のレッスン』寺島実郎著 中川雄一郎評いま読みたい3冊『地球買いモノ白書』『経済学と人間の心』『帝国を壊すために』小林尚朗評資料 今日の核戦力研究所活動案内・編集後記

鎌田七男著『広島のおばあちゃん』

―ヒバク問題の学習テキストとして最適― 2005年7月19日 45年間原爆被爆者と向き合い、医学者の立場で原爆の悲惨さをみつめてきた鎌田七男先生(元・広島大学原爆放射能医学研究所所長、広島原爆養護ホーム倉掛のぞみ 園園長)が、「まさにこんな解説書が欲しかったのです!」と言いたくなる本を作ってくださいました。 ぜひ、ぜひ御一読ください!!! 著者の言葉より―― 「わたし達は、原子爆弾の災害がどのようなものであるかをしっかりと伝え「三たび使われることのないように」と大きな声で叫ばなくてはなりません。この本が核兵器のない平和な世界構築に向けて、自分に何ができるかを考えるきっかけになれば大変うれしく思います。」 吉永小百合さんの推薦の言葉より―― 「『広島のおばあちゃん』は、原爆が与える影響、核兵器の本当の恐ろしさを誰にでもやさしく分かるように書かれた本です。このような本はたいへん少なく、とても貴 重です。一人でも多くの方に読んで戴きたいと思います。」 森瀧春子さんの推薦の言葉――ヒロシマ・ナガサキの被爆者の平均年齢が78才を越える今日、「広島のおばあちゃん」たち証言者がいなくなってしまう日が近い今日、広島で長く被爆者の医療に取り 組んでこられた医科学者である鎌田七男先生のこの著書は、まさに若い人たちへの時宜を得たすばらしい贈り物だと思います。 核兵器がもたらす破壊が、一瞬にして奪う数知れない人命や生活環境のみならず、生き残ったものたちへの放射能等の後障害、次世代への影響の恐れ、家族を奪われる などの人間関係の破壊であることを、人間としての科学者の視線から分かりやすく紐解いてくださっています。 原爆について知っていたつもりの私たちにとっても、改めて多くのことが学べる必読書だと思います。 なお、『広島のおばあちゃん』のデザイン・編集を担当しているのは、『劣化ウラン弾禁止を求めるヒロシマ・アピール』のデザインも担当してくださっている、シフトプロジェクトの鈴木和満さんです。 今回の『広島のおばあちゃん』も、鈴木和満さんのプロとしての徹底した気配り、 デザイン・編集の冴えが、表表紙から裏表紙まで漲っていて、装丁としても、本当に素晴らしい出来栄えです。 完成した実物を拝見し、この本は広く読まれることになるだろうとの思いを改めて 強くいたしましたが、私どもも、メーリングリストを通じて、ささやかながらPRのお 手伝いさせていただくことに致しました。 なお、すでにご存じの方も多いかと思いますが、先月出版された肥田舜太郎・鎌仲 ひとみ著『内部被曝の脅威―原爆から劣化ウラン弾まで』(ちくま新書)もお奨めの 一冊です。 (嘉指信雄:NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表) 本書の特長――● 過去のできごと、現在のできごと、未来に向かっての3部構成。● 左ページは中・高校生向けに、右ページはより詳しく社会人向けに解説。● 質問に対しておばあちゃんが答える、Q&A方式のわかりやすい編集。 1冊1000円(税込み)プラス送料実費 (1冊340円; 2~3冊450円; 4~5冊590円、6冊以上は、「ゆうパック」実費)

「ヒロシマ発日本政府への反論 劣化ウラン兵器廃絶への道」

  ヒロシマ発日本政府への反論「劣化ウラン兵器廃絶への道」   イラクの人々のため、日本がすべきことは何なのか?大量破壊兵器だけでなく、劣化ウラン兵器(DU)についても、アメリカ政府の欺瞞がようやく暴かれつつある。 DU禁止に向けた国際キャンペーンも動きだした。 (以下、『世界』2004年5月号より抜粋・修正) 「ヒロシマ発 日本政府への反論-ウラン兵器廃絶への道」 嘉指信雄(かざしのぶお) 「NO DU ヒロシマ・プロジェクト」代表 アメリカとイギリスは、大量破壊兵器保有の可能性を理由にイラク戦争を強行したが、今や、その大義が大きく揺らいでいる。しかし、今回の戦争でも大量に使用された劣化ウラン弾の問題を視野の中心に据える時、イラク戦争の「正当性」は、さらに一層深く、根底から覆される。 三月二〇日、広島では、イラクの若い医師二人(名古屋大学医学部で研修中)が、原爆ドーム横での集会に参加し、「状況は悪化する一方であり、イラク人の苦しみを止めるには、外国の軍隊が撤退するしかない」と占領の早期終結を訴えた。バスラ教育病院の内科医アサド・アーメルさん(34)とバグダッド教育中央病院の小児科医モハマド・ハッサンさん(30)は、夕方、原爆資料館で開かれたフォーラムにも参加し、「医療設備が破壊され、電気も水も、薬も不足している。湾岸戦争以前と比べると、がん患者の数は10倍以上になっている。子どもの白血病も年々、増加する一途であり、劣化ウラン弾の影響によるものとしか考えられない」と窮状を訴えた。 二人は、翌日、広島赤十字・原爆病院や広島大学原医研(原爆放射能医学研究所)などを訪れ、専門家の方々と交流した後、名古屋に戻って行ったが、別れ際、「平和を求める人たちと共に行動し、強く励まされた。バグダッド陥落の頃は、家にも帰らず病院で患者の治療に必死であたったが、その時の気持ち―自分は、微力ながら、イラクの人々のために力を尽くしているのだという気持ちが甦ってきた。広島に戻ってきたい」との言葉を残して行った。 劣化ウラン兵器は、無差別破壊兵器である いわゆる「劣化」ウランは、核兵器や原子力発電に必要な濃縮ウランを作った後に生じる廃棄物であるが、鉛よりも重く、鉄よりもはるかに固いという希有な性質をもつ。劣化ウラン弾の貫通力は、同じサイズの鋼鉄の弾丸と比較すると、二,四倍。したがって、その破壊力は「革命的」であり、従来の戦車は無意味になったと言われる。さらに、劣化ウラン弾は、衝突後、燃焼し、マイクロレベルの微粒子となって拡散してしまう。劣化ウランは、化学的毒性もきわめて高く、放射能に関しても、「劣化」という不適切な形容がつけられているが、天然ウランの六〇パーセントの放射性を有し、その半減期は四五億年。(地球上に生命が誕生したのが、およそ四十四億年前と言われる。)したがって、劣化ウラン弾は、その及ぼす被害の範囲が空間的にも時間的も限定できないという意味で、まぎれもない非人道的大量破壊兵器である。劣化ウラン弾は一九九一年の湾岸戦争で初めて大規模に―米軍側の公式発表でも三〇〇トン以上―投入され、続いて、ボスニア、ユーゴスラビアにおいてはNATO軍によって、さらにアフガニスタンでアメリカによって、そして再びイラク戦争ではアメリカとイギリスによって湾岸戦争を上回る量が使用されたと推定されている。 今回の戦争は、「イラクの自由作戦」の名のもとに行われたが、放射線という目に見えない危険に数知れない人々・子どもたちを曝す非人道的兵器を使用しての戦争が、どうして、人々を解放する「正義の戦争」などと言えようか。 被爆国日本が先頭に立つべき劣化ウラン弾被害調査 自衛隊が、「人道復興支援」のために送られているサマワからは、日々、自衛隊員の善意あふれる笑顔と言葉がメディアを通じて届く。しかし、「イラク戦争とは何だったのか」、「日本が、今、イラクの人々のためになすべき、なすことのできる最も重要なことは何なのか」を考える時、劣化ウラン弾が引き起こしている想像を絶する悲惨、特に子どもたちに及ぼしている被害の深刻さを直視する必要がある。(写真家の森住卓氏の『イラク・湾岸戦争の子どもたち?劣化ウラン弾は何をもたらしたか』や豊田直巳氏の『イラク 爆撃と占領の日々』などを参照) 自衛隊は、安全のため「放射線測定器」を携行すると報道されているが、日本が被爆国としてイラクの人々のために第一になすべきことは、劣化ウラン弾による放射能汚染の実態調査、被害者救済の先頭に立つことではないだろうか。 アメリカ人の社会学者ロバート・ベラーによれば、「民主主義の成否は、何に注意を払うかにかかっている」。劣化ウラン弾問題に焦点があてられれば、イラク戦争はイラクの人々を「解放」する戦争などといったレトリックは到底通用せず、また、自衛隊による「人道復興支援」がいかに問題の根幹を覆い隠す役割を果たしてしまっているかが明らかとなろう。その意味で、劣化ウラン弾問題は、日本にとっては、今後の憲法改正論議の行方も左右しかねない、鍵となる問題(キー・イシュー)である。 (中略) アメリカの「欺瞞の構造」 一方、アメリカ政府も、一貫して、「劣化ウラン弾は人体に影響がない」との主張を繰り返してきている。ホワイトハウスのホームページのイラク関連ページには、「欺瞞の構造?サダム・フセインの情報工作とプロパガンダ  1990-2003年」と題されたセクションがあり、「イラク政府は近年、連合軍が使用した劣化ウラン弾が、イラク国内でのガンや先天性異常を引き起こす原因となってきたとの虚偽の主張を広めようとしている」、そして、国際的な反劣化ウラン弾キャンペーンも「プロパガンダ」に乗せられたものだとの主張が掲載されている。(日本語訳は、在日アメリカ大使館のホームページから取ったものである。より詳しくは、「ヒロシマ発―ホワイトハウスへの反論」、『劣化ウラン弾禁止を求めるヒロシマ・アピール』一二~一四頁参照) しかし、こうしたアメリカ政府の主張こそ、この上ない「欺瞞」をはらんでいる。昨年十二月のニュース(NHKニュース電子版)によれば、イラク暫定内閣のアッバス保健相は、米国を訪れた際、米軍が十二年前の湾岸戦争や今回のイラク戦争で使用した劣化ウラン弾について、「イラクの子供にがん患者が増えていることと関連があるのか調査すべきだ」と訴えている。フセイン独裁体制が倒れた後も、劣化ウラン弾被害についての訴えは、イラクから公式に発せられているのである。 さらに、次の、「米海軍は一九八四年にはDUの危険性を知っていた」という情報が意味するところは深甚である。(イギリスのCADU=劣化ウラン反対キャンペーンの『ニュースレター・二〇〇三年冬号』収録。訳文は、田中久美子:「劣化ウラン研究会」の訳に基づく)アメリカ兵士は、湾岸戦争後まで、劣化ウランの危険性について全く知らされていなかったのである。 「グレン・ミルナー氏(米国「非暴力行動のためのグランド・ゼロ・センター」)が情報公開法により入手した文書によって、米海軍はDU兵器の危険性やこの兵器の取扱い及び除染には特別な注意が必要であることを以前から認知していたことが分かった。一九九一年の湾岸戦争において、兵士はDU兵器の安全な取扱いに関する指導を受けておらず、それ以前の時点で作成されていたこの文書は、重要な証拠となる。文書はまた、DUの使用は健康に影響を及ぼさない、使用後の除染は必要ないという米軍の主張が嘘であることを暴露している。文書の3ページ目には、次のように書かれている: 8.粉末状DU(DU兵器は発射されるとその発火性から粉末状となる)を取扱う際や、DU弾が火事などの事故によって酸化した場合、DUエアロゾルや灰を吸ったり飲み込んだりして体内に取り込むと、体内被曝の恐れがある。 9.体液中に取り込まれた特定のDU成分は、その溶解性によっては、特に肝臓に対して毒性を持つ可能性がある。 10.事故の際やDUの腐食が発見された場合には、許可を受けた者によって除染処理が行われなければならない。 11.DU汚染の可能性がある物質に触れてしまった場合は、すぐに許可を受けた者の検査を受け、汚染の可能性のある衣服や手、武器、顔等被曝した部分すべてを石鹸と水で洗浄すること。完全に除染されるまでは、飲食、喫煙、化粧をしてはならない。この文書の全文は、以下のウェブサイトで見ることができる:www.gzcenter.org/NavyDU.htm」 同様の情報は、一九九五年に「AEPI=陸軍環境政策研究所」が作成した「劣化ウラン使用による健康・環境への影響」にも収録されている。また、同じ年、米国陸軍が、「劣化ウランの危険性」について兵士に教育するために作成していたトレーニング用ビデオも、インターネット上で暴露されている。(www.informationclearinghouse.info/article3582.htm) 抑圧されてきた劣化ウラン弾問題 劣化ウラン弾は、周知のように、第一次湾岸戦争後ほどなくして、「湾岸戦争症候群」の原因として論争を引き起こした。一九九六年以降、国連の人権小委員会において、劣化ウラン弾は、「兵士、市民のいずれに対しても大量無差別的被害をもたらす」、現存の国際人道法や人権法と「両立しがたい」非人道的兵器とみなす決議が三度にわたり採択されている。さらに、コソボ紛争後、ヨーロッパ兵士の間に「バルカン症候群」が発生し、二〇〇一年一月には、ヨーロッパ議会が、劣化ウラン弾禁止を求める決議を採択している。 それにもかかわらず、アメリカとイギリスの政府や軍部は、すでに見たように、劣化ウランの危険性をはっきりと認識していながらも、公式的には、劣化ウラン弾は安全だと言い立ててきたのだ。こうした主張の「科学的」根拠とされてきたのは、WHO(国際保健機構)などによる調査結果だが、最近、WHOの調査結果の「科学性・中立性」に関して、重大な疑念が投げかけられた。二月二二日付『サンデー・ヘラルド』(スコットランド)は、以下のように伝えている。(原文は、 www.sundayherald.com/40096 を参照。訳文は、吉田正弘:「アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局」) 「イラクでの劣化ウランによるガン発症の怖れに関する科学的研究を、WHOは“差し止めていた”」 ―放射線専門家たちは未公開報告の中において、湾岸戦争中に連合国によって使われた劣化ウラン兵器は長期にわたり健康障害を引き起こす危険ありと警告―環境問題編集者 ロブ・エドワード      米英の劣化ウラン兵器によってイラクの一般市民の健康が長期的に危険にさらされるだろうと警告する専門家の報告書が秘密にされていた。 優れた三人の放射線科学者によって行われたその研究は、放射能と化学毒性を持つ劣化ウランを含むチリを吸いこむと、子供も大人もガンにかかる可能性があると警告した。しかしその報告書は、主筆のケイス・ベイバーストック博士を上席放射線アドバイザーとして雇用しているWHOによって、公表を妨害された。WHOは否定しているが、博士は意図的に差し止められたと断言する。 ベイバーストック博士の研究は、今は『サンデー・ヘラルド』紙の手元に渡っているが、イラクの乾燥した気候では劣化ウランの微粒子は風で撒き散らされ、市民によってこの先何年にも渡って吸引されることを指摘している。体内に入れば、その放射線と毒性が悪性腫瘍の成長の引き金を引く可能性を警告している。…

ご支援のお願い:ウラン兵器全面禁止に向けて

—ICBUWの取り組み2007—(対日本政府/国連/ヨーロッパ議会など) 2006年12月18日 皆さま 今年も残すところ後わずかとなりました。お忙しい毎日をお送りのことと存じます。 今年はICBUW広島国際大会の成功のために、皆さんとともに全力で取組んできました。おかげさまで「ヒロシマから世界へ—届けよう“劣化ウランヒバクシャ”の声を!」という思いを実現できた大会となり、今後の運動の発展に向けた重要なステップとなりました。大会の報告論文集の作成は、年越しの「宿題」となりますが、翻訳と編集の作業に取り組んでいるところです。 *日本政府への「申し入れ(案)」への賛同のお願い* 「ICBUW広島アピール」でも確認された「ウラン兵器禁止」・「被害者支援・連帯」の思いを引き継ぎ、日本国内においても一層具体的に取り組んで行くため、下記のような「日本政府への申し入れ—ウラン兵器全面禁止と被害者支援・被害調査に向けて(案)」を提案させて頂きます。(すでに、11月「国際共同行動デー」に各地の集会などの取組みの中でも提案し、議論をお願いしているところです。) 「申し入れ(案)」の趣旨は、項目の前文に記してありますが、「ウラン兵器の全面禁止と、イラクなどの被害地域への医療支援と汚染・被害調査に向け、積極 的な役割を果たすべき」ということを、改めて真正面から日本政府に突きつけたいと思います。嘉手納基地をはじめ在日米軍基地でのウラン兵器の貯蔵問題など は、日本でのICBUWキャンペーンとしても取組まねばならない課題としてICBUW広島国際大会でも提起されました。現状では、これらの問題に関する日 本政府の態度を大幅に転換させることは決して容易なことではありません。しかし、新たな放射能汚染と被曝をもたらすウラン兵器の禁止を求めることは、「被 爆国日本」として当然なすべき国際的責務です。そして、それを求め続けることは、日本で禁止キャンペーンに取り組んでいる私たちの責任であると考えます。 全国各地で「ウラン兵器禁止」に取り組む皆さん、反核・平和、環境保護、人権擁護、被害者支援など、さまざまな活動に取り組む皆さん、ICBUW広島国際 大会にご協力・ご参加下さった多くの皆さんの力を結集して、日本政府に申し入れたいと思います。「申し入れ(案)」への賛同(団体・個人)を何卒よろしく お願い致します。また、皆さんの周囲でも賛同者を拡げて下さるよう、お願い致します。「申し入れ(案)」の内容や項目について、具体的なご意見なども寄せ て頂ければ幸いです。広く皆さんと議論する中で、運動を拡げ強めてゆきたいと思います。 日本政府への「申し入れ(案)」への賛同、及びご意見等は下記までご連絡下さい。 嘉指信雄/E-mail: info@nodu-hiroshima.org 森瀧春子/E-mail: haruko-m@f3.dion.ne.jp 振津かつみ/E-mail: du-ban-hibaku@theia.ocn.ne.jp 政府への申し入れに際しては、関係省庁との交渉、「国際署名」の提出、国会議員への働きかけなども行いたいと考えております。(具体的な日程は現時点で決められませんが、来春2—3月以降を目標に準備を進めたいと思います。) *世界各国で展開されているキャンペーン* すでにメーリングリストなどでいくつかご紹介しておりますように、広島大会に参加した人々、被害者、科学者・医師、ジャーナリスト、ICBUWメンバー は、世界各地で精力的に活動を展開しています。11月の「ウラン兵器禁止を求める国際共同行動デー」も、ベルギー、イギリス、イタリア、アメリカ、カナ ダ、日本など、世界各国で取り組まれました。最近の動きの中から、いくつか主だったものを挙げてみます。 (1) ICBUWは「国際共同行動デー」に際し、国連宛に、ウラン兵器禁止の意義とその実現に向けた戦略をまとめた「ICBUW-国連レポート2006」と「ICBUW広島アピール」を提出しました。 (2) ICBUWのリア・ベルヤウさんらがロビー活動を展開しているベルギーでは、ウラン兵器全面禁止を定める法案の審議のための公聴会が「国防委員会」で開催 されました(11月20日)。今回証言をした一人は、ヒロシマ大会にも参加した元WHO専門官のベイヴァーストック博士です。(なおベルギーは、1995 年、世界で初めて「対人地雷の製造、使用、輸出、移譲禁止法」を成立させ、続いて、EUが対人地雷禁止に向けて共同行動を決定することとなります。) (3) フィンランドでは、9月の「核戦争防止国際医師会議(IPPNW)世界大会」やフィンランド政府へのロビー活動に引き続き、国会質問(9月)、国会議員への働きかけ(12月8日)などが取組まれています。 (4) 中米のコスタリカでも、ICBUW創設メンバーのダマシオ・ロペスさんが、外相や国会議員と会談して「ウラン兵器禁止条約」への支持を求めるとともに、中 米の他の国々への働きかけも模索するなどのロビー活動を開始しました(11月)。ロペスさんは11月30日〜12月2日、米国アリゾナ州のナバホ自治区で 開催された「世界先住民ウラン・サミット」でもDU問題を報告し、ICBUWの評議会からの連帯のメッセージを届けました。 (5) ヨーロッパ議会では白燐弾などとともに、劣化ウラン兵器の使用停止を求める決議が改めて採択されました(11月6日)ヨーロッパ議会による劣化ウラン兵器使用停止決議は、これで四回目になります。 (6)…

ご支援のお願い:ウラン兵器全面禁止に向けて

—ICBUWの取り組み2007—(対日本政府/国連/ヨーロッパ議会など) 2006年12月18日 皆さま 今年も残すところ後わずかとなりました。お忙しい毎日をお送りのことと存じます。 今年はICBUW広島国際大会の成功のために、皆さんとともに全力で取組んできました。おかげさまで「ヒロシマから世界へ—届けよう“劣化ウランヒバクシャ”の声を!」という思いを実現できた大会となり、今後の運動の発展に向けた重要なステップとなりました。大会の報告論文集の作成は、年越しの「宿題」となりますが、翻訳と編集の作業に取り組んでいるところです。 *日本政府への「申し入れ(案)」への賛同のお願い* 「ICBUW広島アピール」でも確認された「ウラン兵器禁止」・「被害者支援・連帯」の思いを引き継ぎ、日本国内においても一層具体的に取り組んで行くため、下記のような「日本政府への申し入れ—ウラン兵器全面禁止と被害者支援・被害調査に向けて(案)」を提案させて頂きます。(すでに、11月「国際共同行動デー」に各地の集会などの取組みの中でも提案し、議論をお願いしているところです。) 「申し入れ(案)」の趣旨は、項目の前文に記してありますが、「ウラン兵器の全面禁止と、イラクなどの被害地域への医療支援と汚染・被害調査に向け、積極 的な役割を果たすべき」ということを、改めて真正面から日本政府に突きつけたいと思います。嘉手納基地をはじめ在日米軍基地でのウラン兵器の貯蔵問題など は、日本でのICBUWキャンペーンとしても取組まねばならない課題としてICBUW広島国際大会でも提起されました。現状では、これらの問題に関する日 本政府の態度を大幅に転換させることは決して容易なことではありません。しかし、新たな放射能汚染と被曝をもたらすウラン兵器の禁止を求めることは、「被 爆国日本」として当然なすべき国際的責務です。そして、それを求め続けることは、日本で禁止キャンペーンに取り組んでいる私たちの責任であると考えます。 全国各地で「ウラン兵器禁止」に取り組む皆さん、反核・平和、環境保護、人権擁護、被害者支援など、さまざまな活動に取り組む皆さん、ICBUW広島国際 大会にご協力・ご参加下さった多くの皆さんの力を結集して、日本政府に申し入れたいと思います。「申し入れ(案)」への賛同(団体・個人)を何卒よろしく お願い致します。また、皆さんの周囲でも賛同者を拡げて下さるよう、お願い致します。「申し入れ(案)」の内容や項目について、具体的なご意見なども寄せ て頂ければ幸いです。広く皆さんと議論する中で、運動を拡げ強めてゆきたいと思います。 日本政府への「申し入れ(案)」への賛同、及びご意見等は下記までご連絡下さい。 嘉指信雄/E-mail: info@nodu-hiroshima.org 森瀧春子/E-mail: haruko-m@f3.dion.ne.jp 振津かつみ/E-mail: du-ban-hibaku@theia.ocn.ne.jp 政府への申し入れに際しては、関係省庁との交渉、「国際署名」の提出、国会議員への働きかけなども行いたいと考えております。(具体的な日程は現時点で決められませんが、来春2—3月以降を目標に準備を進めたいと思います。) *世界各国で展開されているキャンペーン* すでにメーリングリストなどでいくつかご紹介しておりますように、広島大会に参加した人々、被害者、科学者・医師、ジャーナリスト、ICBUWメンバー は、世界各地で精力的に活動を展開しています。11月の「ウラン兵器禁止を求める国際共同行動デー」も、ベルギー、イギリス、イタリア、アメリカ、カナ ダ、日本など、世界各国で取り組まれました。最近の動きの中から、いくつか主だったものを挙げてみます。 (1) ICBUWは「国際共同行動デー」に際し、国連宛に、ウラン兵器禁止の意義とその実現に向けた戦略をまとめた「ICBUW-国連レポート2006」と「ICBUW広島アピール」を提出しました。 (2) ICBUWのリア・ベルヤウさんらがロビー活動を展開しているベルギーでは、ウラン兵器全面禁止を定める法案の審議のための公聴会が「国防委員会」で開催 されました(11月20日)。今回証言をした一人は、ヒロシマ大会にも参加した元WHO専門官のベイヴァーストック博士です。(なおベルギーは、1995 年、世界で初めて「対人地雷の製造、使用、輸出、移譲禁止法」を成立させ、続いて、EUが対人地雷禁止に向けて共同行動を決定することとなります。) (3) フィンランドでは、9月の「核戦争防止国際医師会議(IPPNW)世界大会」やフィンランド政府へのロビー活動に引き続き、国会質問(9月)、国会議員への働きかけ(12月8日)などが取組まれています。 (4) 中米のコスタリカでも、ICBUW創設メンバーのダマシオ・ロペスさんが、外相や国会議員と会談して「ウラン兵器禁止条約」への支持を求めるとともに、中 米の他の国々への働きかけも模索するなどのロビー活動を開始しました(11月)。ロペスさんは11月30日〜12月2日、米国アリゾナ州のナバホ自治区で 開催された「世界先住民ウラン・サミット」でもDU問題を報告し、ICBUWの評議会からの連帯のメッセージを届けました。…

ヒロシマ・アピール改訂版の中国新聞記事

中国新聞地域ニュース 劣化ウラン冊子を改訂 ’06/11/20 劣化ウラン弾(DU)の禁止運動に取り組む市民団体「NO DUヒロシマ・プロジェクト」が、DUの危険性を指摘する小冊子「ヒロシマ・アピー ル」の改訂版を発行した。8月に広島市で開いた「NO DU国際大会」での議論や、イラク戦争の帰還米兵が起こした損害賠償請求訴訟の概要などを盛り込ん だ。A4判、68ページ。1000円(送料別)。同プロジェクト雨宮さん=電話090(7500)8687。 【写真説明】「NO DUヒロシマ・プロジェクト」が作成した小冊子「ヒロシマ・アピール」の改訂版

『ヒロシマ・アピール』改訂版刊行のお知らせ

劣化ウラン兵器禁止を訴える『ヒロシマ・アピール』の改訂版を、2006年11月に刊行しました   『ヒロシマ・アピール』発行部数の推移 タイトル 発行部数 日付 日本語版初版 2,000部 2003/8/6 日本語版 第1次改訂版 5,000部 2003/9/6 英語版 3,000部 2003/8/6 日本語版 第2次改訂版 5,000部 2003/12/15 英語版 増刷 1,000部 2004/5/6 日本語版 第2次改訂版増刷 2,000部 2004/8/3 合計 17,000部 2004/8/3

『ウラン兵器なき世界をめざして —ICBUWの挑戦—』刊行

本書は、当初、2006年8月に広島で開催されたICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)第3回国際大会の記録集として構想されましたが、その後、国際キャンペーンはいくつかの大きな展開を見せ、2007年12月には、国連総会にて、「劣化ウラン(DU)を含む兵器・砲弾の使用の影響に関する決議」が圧倒的多数で採択されるに至りました。その結果、本書は、ICBUWヒロシマ大会を中心にしつつも、DUについての基本的情報やDU兵器問題をめぐる今までの国際的な動き、2003年10月、ブリュッセル郊外の町ベルラールでICBUWが創設されてから、2007年12月、ニューヨークの国連総会にて「DU決議」が採択されるまでの取り組みの過程も入れて、『ウラン兵器なき世界をめざして—ICBUWの挑戦—』として刊行することとなりました。ウラン兵器の一日も早い全面的禁止の実現という、さらなる「挑戦」のため、本書を様々な形で活用していただけましたら幸いです。 嘉指(かざし)信雄(ICBUW運営委員/NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表) 振津(ふりつ)かつみ(ICBUW運営委員/ヒバク反対キャンペーン)    森瀧春子(ICBUW運営委員/NO DU ヒロシマ・プロジェクト事務局長) 「平和・協同ジャーナリスト基金」奨励賞受賞 ! レビュー(AMAZON.COM)『ウラン兵器なき世界をめざして/ICBUWの挑戦』 秋葉忠利・広島市長 2008/6 大変インパクトの強い内容で、ウラン兵器の禁止に向けての世論形成に大きく貢献するものと期待しております。 中国新聞 2008/3/23 その文面を丹念に追うと、市民一人一人が行動すれば、核兵器やDUがない平和な世界をつくる世論を束ねることができる、と勇気がわいてくる。 「自然と人間」 2008/10/01 2003年3月、広島では6千人が集まり「NO WAR NO DU!」の人文字を作った。グループの活動はその後も続き、ヒロシマ大会へと結実する。本書は、ウラン兵器を根絶する闘いの導きの書となる。 「原子力資料情報室通信」 2008/8/1 劣化ウランについて基礎的なことから勉強したいという方にもぜひお薦めの一冊だ。 神戸新聞 2008/8/18 劣化ウラン兵器なくせ 国際大会の記録を刊行 被害実態を詳細に 世界的な動き紹介 中国新聞 2008/3/23 神戸新聞 2008/8/18 出版案内等のダウンロード(PDF) PDFファイルをご覧になるにはAdobe Readerが必要です。 以下の項目—— [1] 内容の紹介…

劣化ウラン兵器禁止に向けた最近の動き

ベルギー議会公聴会/ヨーロッパ議会決議/国連人権理事会への勧告 2006年11月23日 皆様 劣化ウラン兵器禁止に向けた、ベルギー議会、ヨーロッパ議会、国連人権理事会における最近の動きをお知らせいたします。それぞれ大変重要な動きだと思いますので、ICBUWのニュースから紹介させていただきます。(ICBUWニュースの原文は一番下に貼付) 11月20日、ベルギー議会で、劣化ウラン兵器問題に関する公聴会が開かれましたが、その様子を伝える報告が、写真とともに、ICBUWホームページ www.icbuw.org/en/a/88.html にアップされました。[なお、ICBUWのホームページのURLが変わり、内容も全面的にリニューアル中です。新しいURLは、 www.icbuw.org/です。]   すでにお知らせしておりますように、ベルギーの国会には、「ウラン兵器禁止法案」(ベルギーとして、[劣化]ウラン兵器の製造、売買、使用などに一切関わらないことを定める法律)がすでに提出されており、今回の公聴会は、この法案の審議のためのものです。 今回の公聴会は、劣化ウラン兵器問題に取り組んできているベルギーの政治家、ICBUWメンバーなどの努力で実現したもので、ICBUW広島大会にも参加した元WHO放射線部門専門官のキース・ベイヴァーストック博士などが劣化ウランの危険性について証言しました。 なおベルギーは、1995年、世界で初めて「対人地雷の製造、使用、輸出、移譲禁止法」を成立させ、続いて、EUが対人地雷禁止に向けて共同行動を決定することとなります。ベルギーでの動きを注目したいと思います。 11月6日、ヨーロッパ議会にて、白燐弾などとともに、劣化ウラン兵器の使用停止を求める決議が改めて採択されました。ヨーロッパ議会による劣化ウラン兵器使用停止決議は、これで四回目になります。 国 連人権理事会によって設置された「レバノン調査委員会」の報告書(11月11日付の暫定的バージョン)は、「人道的援助と復興」、「子どもの犠牲者」、 「国際人道法の尊重」、「兵器」、「国際人道法及び人権の違反に対する補償」などに関する16項目の「勧告」を人権理事会に対し提出していますが、「兵 器」セクションに入る「勧告10」では、クラスター爆弾を早急に違法化することに加えて、劣化ウラン兵器など、一般市民にも無差別的被害を及ぼす兵器の 「合法性」を問題にするよう関連国際機関に対し要請しています。 「勧告10」の直訳は下記の通りです。 「人権理事会は、国際法によって禁止された兵器のリストにクラスター爆弾を加えるための緊急行動を押し進めようイニシアチブを取るべきである。人権理事会 は、「特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)」(過度に傷害を与え又は無差別に効果を及ぼすことがあると認められる通常兵器の使用の禁止又は制限に関す る条約)や「対人地雷禁止条約」(対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約)の締約国会議などの関連国際機関に対し、特に一般市 民に対し無差別的被害を及ぼす、劣化ウランを使用した兵器を含む幾つかの兵器の合法性に関して検討することを要請すべきである。」 [「レバノン調査委員会報告」 www.ohchr.org/english/bodies/hrcouncil/docs/CoI-Lebanon.pdf]   嘉指信雄 NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表 [以下、ICBUWニュースの原文] Begin forwarded message:From: International Coalition to Ban Uranium Weapons <info@bandepleteduranium.org>Date: 2006年11月23日 0:08:16:JSTTo: undisclosed-recipients: ;Subject: Latest news…

劣化ウラン兵器禁止に向けた最近の動き

ベルギー議会公聴会/ヨーロッパ議会決議/ 国連人権理事会への勧告 2006年11月23日 皆様 劣化ウラン兵器禁止に向けた、ベルギー議会、ヨーロッパ議会、国連人権理事会における最近の動きをお知らせいたします。それぞれ大変重要な動きだと思いますので、ICBUWのニュースから紹介させていただきます。(ICBUWニュースの原文は一番下に貼付) 11月20日、ベルギー議会で、劣化ウラン兵器問題に関する公聴会が開かれましたが、その様子を伝える報告が、写真とともに、ICBUWホームページ http://www.icbuw.org/en/a/88.html にアップされました。[なお、ICBUWのホームページのURLが変わり、内容も全面的にリニューアル中です。新しいURLは、 www.icbuw.org/です。] すでにお知らせしておりますように、ベルギーの国会には、「ウラン兵器禁止法案」(ベルギーとして、[劣化]ウラン兵器の製造、売買、使用などに一切関わらないことを定める法律)がすでに提出されており、今回の公聴会は、この法案の審議のためのものです。 今回の公聴会は、劣化ウラン兵器問題に取り組んできているベルギーの政治家、ICBUWメンバーなどの努力で実現したもので、ICBUW広島大会にも参加した元WHO放射線部門専門官のキース・ベイヴァーストック博士などが劣化ウランの危険性について証言しました。 なおベルギーは、1995年、世界で初めて「対人地雷の製造、使用、輸出、移譲禁止法」を成立させ、続いて、EUが対人地雷禁止に向けて共同行動を決定することとなります。ベルギーでの動きを注目したいと思います。 11月6日、ヨーロッパ議会にて、白燐弾などとともに、劣化ウラン兵器の使用停止を求める決議が改めて採択されました。ヨーロッパ議会による劣化ウラン兵器使用停止決議は、これで四回目になります。 国 連人権理事会によって設置された「レバノン調査委員会」の報告書(11月11日付の暫定的バージョン)は、「人道的援助と復興」、「子どもの犠牲者」、 「国際人道法の尊重」、「兵器」、「国際人道法及び人権の違反に対する補償」などに関する16項目の「勧告」を人権理事会に対し提出していますが、「兵 器」セクションに入る「勧告10」では、クラスター爆弾を早急に違法化することに加えて、劣化ウラン兵器など、一般市民にも無差別的被害を及ぼす兵器の 「合法性」を問題にするよう関連国際機関に対し要請しています。 「勧告10」の直訳は下記の通りです。 「人権理事会は、国際法によって禁止された兵器のリストにクラスター爆弾を加えるための緊急行動を押し進めようイニシアチブを取るべきである。人権理事会 は、「特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)」(過度に傷害を与え又は無差別に効果を及ぼすことがあると認められる通常兵器の使用の禁止又は制限に関す る条約)や「対人地雷禁止条約」(対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約)の締約国会議などの関連国際機関に対し、特に一般市 民に対し無差別的被害を及ぼす、劣化ウランを使用した兵器を含む幾つかの兵器の合法性に関して検討することを要請すべきである。」 [「レバノン調査委員会報告」 www.ohchr.org/english/bodies/hrcouncil/docs/CoI-Lebanon.pdf] 嘉指信雄 NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表 [以下、ICBUWニュースの原文] Begin forwarded message: From: International Coalition to Ban Uranium Weapons < info@bandepleteduranium.org>…

ICBUW ホームページのリニューアル

CBUW メーリングリストの開設 2006年11月23日 皆様 (1)ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)のホームページがリニューアルされ、URLも変更になりましたので、お知らせいたします。 新しいURLは、http://www.icbuw.org/ です。 まだ、かなりの部分が作成中で、トップページに写真が一枚もアップされていない状態にありますが、ぜひ一度アクセスして、ご意見、アイデアをお寄せください。 [なお、以前のURLのhttp://www.bandepleteduranium.org/にアクセスした場合、「Error」サインが出ますが、[Please go back to homepage]の [homepage]の部分をクリックすれば、新しいホームページにリンクされます。] (2)ICBUWのメンバーが自由に情報交換するためのメーリングリストが開設されました。英語でのメーリングリストですが、ICBUWの賛同団 体の皆さん、国際的なネットワークを作っていくため、ぜひ奮ってご参加ください。ICBUWメーリングリストへの参加申し込みは、ヤフーの下記アドレスで 簡単にできます。 groups.yahoo.com/group/banuraniumweapons/ まだICBUWのメンバーでない方は、ぜひメンバーになってください。個人の方でもメンバーになっていただけます。申し込みは、NO DU ヒロシマ・プロジェクト、あるいは、ICBUW宛にメールをお送りください。 「NO DU ヒロシマ・プロジェクト」連絡先   info@nodu-hiroshima.org ICBUW連絡先   info@bandepleteduranium.org 草々    嘉指(かざし)信雄    NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表 CBUW メーリングリストの開設 2006年11月23日 皆様 (1)ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)のホームページがリニューアルされ、URLも変更になりましたので、お知らせいたします。 新しいURLは、http://www.icbuw.org/ です。 まだ、かなりの部分が作成中で、トップページに写真が一枚もアップされていない状態にありますが、ぜひ一度アクセスして、ご意見、アイデアをお寄せください。 [なお、以前のURLのhttp://www.bandepleteduranium.org/にアクセスした場合、「Error」サインが出ますが、[Please go…

IPPNW(核戦争防止国際医師会議)inフィンランド・ヘルシンキ報告

ICBUW評議員の振津かつみさんが、フィンランドのヘルシンキで行なわれていたIPPNW(核戦争防止国際医師会議)に参加されました。帰国された振津さんによる取り組みの報告を紹介します。メーリングリスト[noduproject]からの転載です。 (以下転載) 皆さま先週14日にヘルシンキから戻りました。振津です。休む暇もなく翌日から時差ぼけの頭のまま仕事が始まってしまい…少し遅くなりましたが、とりあえずのご報告をさせて頂きます。現地での主な行動は下記でした。 9月8日ー10日:IPPNW国際大会 8日:フィンランド国防省訪問 9日:IPPNW国際大会で分科会「ウラン兵器の健康影響」、NGOの野外集会参加(アピールと署名活動) 11日:記者会見 12日:国会議員レクチャー、国会内のホールでセミナー「イラクのバスラでの癌の推移/劣化ウランー45億年の健康リスク」 13日:フィンランド外務省訪問 今回の行動にはICBUWから、私と、先日の広島大会にも参加したベルギーのリア・ベルジャウさん(ICBUW評議員)が参加しました。フィンランド政 府や議員へのロビー活動、セミナーなどの準備は、フィンランドのICBUW支持グループ(Women for Peace, No More Nuclear Power Movement, Finnish Peace Committee) が積極的に担ってくれました。バスラのアルアリ先生は、全ての活動に参加して下さり、イラクの現状、ウラン兵器の危険性を私たちとともに訴えてくれまし た。また9日のIPPNWの分科会と12日のセミナーには、アルアリ先生に加え、キース・ベイバーストックさん、トーマス・フェージさんも協力して下さ り、科学者として、あるいは医師として劣化ウランの毒性を明確に主張し、ウラン兵器の禁止の必要性をともに訴えてくれました。IPPNWの大会でのDU問 題分科会は、ICBUWとIPPNWドイツ支部(ICBUWの創設団体のひとつでもある)との共催で準備し実現したものです。IPPNWの評議員や事務局へはさらなるプッシュをしなければなりませんし、フィンランド政府や国会議員へのロビー活動の今後のフォローなど、国際キャ ンペーンとも連携しながら継続した取組みがを行う必要があります。今回の行動では、ICBUWの国際キャンペーンを進める上でもいくつかの成果があったよ うに思います。私としても、今後の国内外での運動を進める上で、いろいろと勉強にもなりました。まだ整理ができていませんが、とりあえずの報告メモです。ご参照下さい。1)IPPNW世界大会での分科会「ウラン兵器の健康影響」など IPPNWドイツの代表のアンジェリカ・クラウセンさんが司会。 アルアリ医師の話し:バスラの汚染状況、癌の疫学調査について報告。 トーマス・フェージさんの話し:劣化ウランの化学毒性・放射能毒性についての医学的解説、動物実験やこれまでの核開発の中での人的被害からわかることを報告。神経毒性も含めて「湾岸戦争症候群」の多彩な症状にも結びつくような健康影響について。 振津の報告:ICBUWの活動、ウラン兵器禁止を求める根拠について。独自の科学的評価、被害者支援・医師への支援、被害調査・被害者支援・禁止に向けた国際機関や各国政府への働きかけなどを、IPPNWが具体的に積極的役割を担うよう提案。 約30名の参加者、日本からもIPPNW大阪支部の方々をはじめ、広島、長崎からも参加。バスラからの医師の研修受け入れをされ、アルアリ先生とも交流のある、長崎大学の朝長教授も議論に参加。 米国、ニュージーランドをはじめ、様々な国々の医師や医学生も参加した。時間が足りなかったが、熱心な質疑応答と議論がなされ、医師達の関心の高い様子がうかがわれた。 分科会を主催した私達としては、IPPNW国際大会として、ウラン兵器禁止と被災者やイラクなどの被災地の医師への支援、独自の健康影響評価を行 うなどの内容の決議をあげるように分科会から提案する方向で前日まで議論をし、決議案の準備も進めていた。しかし当日の朝になって、IPPNWの事務局か ら話しがあり、「すでに2年前の北京の大会の時にIPPNWとしてはウラン兵器禁止を求めるICBUWの立場を支持する決議をしているので、今回新たな決 議はしない。提案は受け入れられない。」とのことで、残念ながらこちらも急遽、対応を変えざるをえなかった。IPPNWの事務局の言い分としては、「北京 大会の際にDU分科会から出された決議案の一部(下記)についてはIPPNWとして正式に採択した」とのこと。これは2年前の北京大会で、嘉指さん、森瀧 さんがIPPNWドイツのメンバーとともに頑張って下さった「成果」でもある。しかし、なぜかIPPNWのウェブサイトでも、どの公式文書でも、このこと についての明確な表明がされていないのが実態。今後、ドイツのメンバーとも連携してこのことを明確にさせてゆくと同時に、IPPNWが基本的にICBUW…

ICBUW 広島大会 賛同者・参加者の皆様への御礼

みなさま 「NO DU劣化ウラン兵器禁止を訴える国際大会」開催に当たりましては、皆様のご協力ご尽力によりまして、多くの国内外の参加者を得て、充実した内容と展望のある大会となりました。心からお礼申し上げます。 NODU国際大会広島現地実行委員会事務局として、遅くなりましたがとりあえずのお礼を申し上げます。 長崎・福岡での諸行動に参加された海外代表の皆さんも、本日すべて広島から送り出したところです。 内外参加者数は海外からの参加者40数名を含め約1,000名に上りました。 50件を超えるプレゼンテーションを受けての4日間にわたる討議はまだまだ時間が足りないほどの内容だったと思われますが、これから総括を行っていきたいと思っております。 大会の様子をとりあえず垣間見ていただくには、すでにお知らせしておりますように「NODUヒロシマ・プロジェクトの大会ホームページの動画配信 をご覧ください。 これから後まとめに入るわけですが、国際大会の報告集作成は来年1月を目指して取り組みます。1冊2000円ですでに大会期間中より予約受付を始めています。詳細は以下をご覧ください。「ICBUW広島大会記録集」発行のお知らせ ***********************現地実行委員会事務局長 森瀧 春子

ロンドンの劇場で「ウラン238」上演へ

2006年6月13日皆様以下は、今月末、ロンドンの劇場で上演される「ウラン238」の「お知らせ」です。(ICBUWのイタリア人メンバーであるフランチェスコ・ヤンヌツェッリが転送してくれた英語の「お知らせ」文を、小泉直子さんが訳してくださったものです。)コソボでの任務後、劣化ウラン被害で病気になり亡くなったイタリア兵ルーカ・セーペ氏の話を題材とした、画期的な試みだと分かります。今回は、8月のICBUW広島大会に招待しているイギリスの湾岸戦争帰還兵レイ・ブリストウさんの経験も織り込まれた形で上演されるようです。 また、この「お知らせ」の中には出てきませんが、ドキュメンタリー「知られざるDUの恐怖/イラクの子どもたちは今」(ディレクター:清水仁/レポー ター:豊田直巳)の映像も数分、ドラマの中で映されることになったとのことです。(「知られざるDUの恐怖」を見てとても感銘を受けたという演出のカンプ スさんが、制作者の清水さんたちに、最近、映像使用の許可を求めてきました。「知られざるDUの恐怖」については、「NO DU ヒロシマ・プロジェクト」ホームページ www.nodu-hiroshima.org/)をご参照ください。)           草々嘉指信雄(かざしのぶお)「NO DU ヒロシマ・プロジェクト」代表  

IPPNW(核戦争防止国際医師会議)inフィンランド・ヘルシンキ報告

CBUW評議員の振津かつみさんが、フィンランドのヘルシンキで行なわれていたIPPNW(核戦争防止国際医師会議)に参加されました。帰国された振津さんによる取り組みの報告を紹介します。メーリングリスト[noduproject]からの転載です。 (以下転載) 皆さま 先週14日にヘルシンキから戻りました。振津です。 休む暇もなく翌日から時差ぼけの頭のまま仕事が始まってしまい…少し遅くなりましたが、とりあえずのご報告をさせて頂きます。 現地での主な行動は下記でした。 9月8日ー10日:IPPNW国際大会 8日:フィンランド国防省訪問 9日:IPPNW国際大会で分科会「ウラン兵器の健康影響」、NGOの野外集会参加(アピールと署名活動) 11日:記者会見 12日:国会議員レクチャー、国会内のホールでセミナー「イラクのバスラでの癌の推移/劣化ウランー45億年の健康リスク」 13日:フィンランド外務省訪問 今回の行動にはICBUWから、私と、先日の広島大会にも参加したベルギーのリア・ベルジャウさん(ICBUW評議員)が参加しました。フィンランド政 府や議員へのロビー活動、セミナーなどの準備は、フィンランドのICBUW支持グループ(Women for Peace, No More Nuclear Power Movement, Finnish Peace Committee) が積極的に担ってくれました。バスラのアルアリ先生は、全ての活動に参加して下さり、イラクの現状、ウラン兵器の危険性を私たちとともに訴えてくれまし た。また9日のIPPNWの分科会と12日のセミナーには、アルアリ先生に加え、キース・ベイバーストックさん、トーマス・フェージさんも協力して下さ り、科学者として、あるいは医師として劣化ウランの毒性を明確に主張し、ウラン兵器の禁止の必要性をともに訴えてくれました。IPPNWの大会でのDU問 題分科会は、ICBUWとIPPNWドイツ支部(ICBUWの創設団体のひとつでもある)との共催で準備し実現したものです。 IPPNWの評議員や事務局へはさらなるプッシュをしなければなりませんし、フィンランド政府や国会議員へのロビー活動の今後のフォローなど、国際キャ ンペーンとも連携しながら継続した取組みがを行う必要があります。今回の行動では、ICBUWの国際キャンペーンを進める上でもいくつかの成果があったよ うに思います。私としても、今後の国内外での運動を進める上で、いろいろと勉強にもなりました。 まだ整理ができていませんが、とりあえずの報告メモです。ご参照下さい。 1)IPPNW世界大会での分科会「ウラン兵器の健康影響」など IPPNWドイツの代表のアンジェリカ・クラウセンさんが司会。 アルアリ医師の話し:バスラの汚染状況、癌の疫学調査について報告。 トーマス・フェージさんの話し:劣化ウランの化学毒性・放射能毒性についての医学的解説、動物実験やこれまでの核開発の中での人的被害からわかることを報告。神経毒性も含めて「湾岸戦争症候群」の多彩な症状にも結びつくような健康影響について。 振津の報告:ICBUWの活動、ウラン兵器禁止を求める根拠について。独自の科学的評価、被害者支援・医師への支援、被害調査・被害者支援・禁止に向けた国際機関や各国政府への働きかけなどを、IPPNWが具体的に積極的役割を担うよう提案。 約30名の参加者、日本からもIPPNW大阪支部の方々をはじめ、広島、長崎からも参加。バスラからの医師の研修受け入れをされ、アルアリ先生とも交流のある、長崎大学の朝長教授も議論に参加。 米国、ニュージーランドをはじめ、様々な国々の医師や医学生も参加した。時間が足りなかったが、熱心な質疑応答と議論がなされ、医師達の関心の高い様子がうかがわれた。 分…

ICBUW 広島大会 賛同者・参加者の皆様への御礼

みなさま 「NO DU劣化ウラン兵器禁止を訴える国際大会」開催に当たりましては、皆様のご協力ご尽力によりまして、多くの国内外の参加者を得て、充実した内容と展望のある大会となりました。心からお礼申し上げます。 NODU国際大会広島現地実行委員会事務局として、遅くなりましたがとりあえずのお礼を申し上げます。 長崎・福岡での諸行動に参加された海外代表の皆さんも、本日すべて広島から送り出したところです。 内外参加者数は海外からの参加者40数名を含め約1,000名に上りました。 50件を超えるプレゼンテーションを受けての4日間にわたる討議はまだまだ時間が足りないほどの内容だったと思われますが、これから総括を行っていきたいと思っております。 大会の様子をとりあえず垣間見ていただくには、すでにお知らせしておりますように「NODUヒロシマ・プロジェクトの大会ホームページの動画配信 をご覧ください。 これから後まとめに入るわけですが、国際大会の報告集作成は来年1月を目指して取り組みます。1冊2000円ですでに大会期間中より予約受付を始めています。 詳細は以下をご覧ください。 「ICBUW広島大会記録集」発行のお知らせ *********************** 現地実行委員会事務局長 森瀧 春子 みなさま 「NO DU劣化ウラン兵器禁止を訴える国際大会」開催に当たりましては、皆様のご協力ご尽力によりまして、多くの国内外の参加者を得て、充実した内容と展望のある大会となりました。心からお礼申し上げます。 NODU国際大会広島現地実行委員会事務局として、遅くなりましたがとりあえずのお礼を申し上げます。長崎・福岡での諸行動に参加された海外代表の皆さんも、本日すべて広島から送り出したところです。 内外参加者数は海外からの参加者40数名を含め約1,000名に上りました。50件を超えるプレゼンテーションを受けての4日間にわたる討議はまだまだ時間が足りないほどの内容だったと思われますが、これから総括を行っていきたいと思っております。 大会の様子をとりあえず垣間見ていただくには、すでにお知らせしておりますように「NODUヒロシマ・プロジェクトの大会ホームページの動画配信 をご覧ください。 これから後まとめに入るわけですが、国際大会の報告集作成は来年1月を目指して取り組みます。1冊2000円ですでに大会期間中より予約受付を始めています。詳細は以下をご覧ください。 「ICBUW広島大会記録集」発行のお知らせ *********************** 現地実行委員会事務局長 森瀧 春子

BBCニュース(11月1日) ”無視された”劣化ウランのリスク

2006年11月4日 11月1日、イギリスのBCCが、「“無視された”劣化ウランのリスク」と題されたニュースを報道しました。(まず、BBCラジオの朝の番組 「Today」で放送され、インターネット版に掲載されたもののようです。)今年8月広島で開催されたICBUW国際大会にも参加したキース・ベイ ウ゛ァーストック博士(元・国連放射線専門研究員)もインタビューを受けて発言しています。 大変重要なニュースですので、ご参考までに抄訳してみました。 なお、原文全文は、下記にアップされています。 <news.bbc.co.uk/1/hi/world/middle_east/6105726.stm>  草々  嘉指(かざし)信雄 NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表 *** BBCニュース、2006年11月1日 “無視された”劣化ウランのリスク BBCの調査によれば、劣化ウラン兵器には発ガンの危険性があるという警告にもかかわらず、英国と合衆国の軍隊は劣化ウラン兵器を使い続けてきている。 科学者たちは、1991年と2003年の戦争において劣化ウラン兵器が使用されたイラクにおける保健統計に注意を向けてきている。 WHO(世界保健機構)による2001年の報告は、劣化ウラン兵器による汚染のリスクは小さいものでしかないとしている。 しかし、国連の上級研究員の一人は、いかに劣化ウランがガンを引き起こしうるか示した研究が差し止められたと述べた。 英国国防省は、劣化ウランの使用と病気を結びつける証拠はないと述べた。 劣化ウランはきわめて固く重たいため、装甲貫通弾などとして使われている。 健康への影響に対する懸念から、2001年、WHOによって研究がなされることとなった。 (中略)国連によるこの報告を監督したマイク・レパコーリ博士は、BBCラジオ4「Today」番組のアンガス・スティックラーに対し、劣化ウランは、“基本的に 安全”であると語った。博士は、「健康に対する悪影響を生じさせるためには、膨大な量の劣化ウランを吸引する必要があるだろう」と述べた。 「微粒子からのリスク」 しかし、国連によるこの研究プロジェクトに加わったキース・ベイウ゛ァーストック博士によれば、アメリカ国防総省によって行われた研究は異なる結果を示している。 (中略) ベイウ゛ァーストック博士は、劣化ウランが吸引された際に引き起こされる、「遺伝毒性」として知られているプロセスを説明した。 「溶解性の微粒子は、部分的には放射性毒性、そして、部分的には化学的毒性に由来するリスクを肺に及ぼす」と述べた。博士によれば、さらに、そうした体内に入った微粒子は、血流に入り込み、骨髄、リンパ系や腎臓に影響を及ぼしうる。 こうした研究は、WHOの報告には取り入れられなかったが、ベイウ゛ァーストック博士は、それは妨害されたためだと信じている。 レパコーリ氏は、こうした研究結果は他の報告によって裏付けられておらず、”推測上(speculative)の”データを発表することはWHOの方針ではない、と述べた。氏は、いかなる圧力も否定した。 しかし、他の上級研究員たちは、イラクにおけるガンや先天性障害の増加をしめす、憂慮すべき保健統計を指摘している。(以下略)  

「ICBUW広島大会記録集」発行のお知らせ

  発行予定日:2007年始め 内容:それぞれの発表原稿の一部または全部。できるだけ、大会全体の記録がバランス良く収録されるようにしたいと存じますが、ページ数の制約などのため、必ずしも発表の全てを収録することができるかどうか分かりませんので、その点、何卒ご了承ください。 予約価格:日本語版・英語版各2,000円(プラス送料/国内の場合、1部500円。海外の場合、船便は1部1,000円、航空便は1部1,500円。2部以上の場合は、それぞれ実費相当額。) ご購入ご希望の方は、大会期間中に受付にて予約されるか、あるいは、下記まで郵便振替にてお申し込みください。その際、備考欄に、日本語版・英語版の別、申し込み部数を明記ください。 郵便振替口座名:ICBUW・国際キャンペーン 口座番号:01310-1-83069(「ICBUW広島大会記録集」と明記して下さい) お問い合わせ先: info@nodu-hiroshima.org 090-7500-8687(雨宮) 090-9064-4705(森瀧)  

「ICBUW広島大会記録集」発行のお知らせ

発行予定日:2007年始め 内容:それぞれの発表原稿の一部または全部。できるだけ、大会全体の記録がバランス良く収録されるようにしたいと存じますが、ページ数の制約などのため、必ずしも発表の全てを収録することができるかどうか分かりませんので、その点、何卒ご了承ください。 予約価格:日本語版・英語版各2,000円(プラス送料/国内の場合、1部500円。海外の場合、船便は1部1,000円、航空便は1部1,500円。2部以上の場合は、それぞれ実費相当額。) ご購入ご希望の方は、大会期間中に受付にて予約されるか、あるいは、下記まで郵便振替にてお申し込みください。その際、備考欄に、日本語版・英語版の別、申し込み部数を明記ください。 郵便振替口座名:ICBUW・国際キャンペーン 口座番号:01310-1-83069 (「ICBUW広島大会記録集」と明記して下さい) お問い合わせ先: info@nodu-hiroshima.org 090-7500-8687(雨宮) 090-9064-4705(森瀧) 発行予定日:2007年始め 内容:それぞれの発表原稿の一部または全部。できるだけ、大会全体の記録がバランス良く収録されるようにしたいと存じますが、ページ数の制約などのため、必ずしも発表の全てを収録することができるかどうか分かりませんので、その点、何卒ご了承ください。 予約価格:日本語版・英語版各2,000円(プラス送料/国内の場合、1部500円。海外の場合、船便は1部1,000円、航空便は1部1,500円。2部以上の場合は、それぞれ実費相当額。) ご購入ご希望の方は、大会期間中に受付にて予約されるか、あるいは、下記まで郵便振替にてお申し込みください。その際、備考欄に、日本語版・英語版の別、申し込み部数を明記ください。 郵便振替口座名:ICBUW・国際キャンペーン口座番号:01310-1-83069(「ICBUW広島大会記録集」と明記して下さい) お問い合わせ先:info@nodu-hiroshima.org090-7500-8687(雨宮) 090-9064-4705(森瀧)

ウラン兵器禁止を求める国際署名

世界の人々と声を合わせて[劣化]ウラン兵器禁止を求めよう!「ウラン兵器禁止を求める国際連合」(ICBUW)からのお願い [劣化]ウラン兵器の全面的禁止と被害者支援を求める声が、世界中から上がっています。これらの声をひとつに合わせ、国際的キャンペーンを展開するため、「ウラン兵器禁止を求める国際連合」(ICBUW=International Coalition to Ban Uranium Weapons)が、2003年10月、ベルギーで結成されました。本部事務局はイギリス・マンチェスターのCADU(CampaignAgainst Depleted Uranium)に置かれ、参加・賛同団体は、アメリカ・イギリス・日本・ドイツ・ベルギー・イタリアなど20カ国80団体にのぼっています。(詳しくは、下記リストを参照ください。)   [1] ICBUWにご参加・ご賛同を! 日本からもさらに多くの方々がICBUWにご参加・ご賛同くださいますよう、お願いいたします!(参加ご希望の団体・個人の方は、下記の「国内問合せ先」までご連絡下さい) ICBUW では、ウラン兵器とその被害についての疫学・環境汚染調査の呼びかけ、禁止条約案の提案、NGOや国連・各国政府などへのロビー活動、インターネットなど 様々な手段を用いてのキャンペーンの展開、被害者支援などの課題について準備を進めています。(詳しくは、ICBUWやNO DU ヒロシマ・プロジェクト、ヒバク反対キャンペーン等のホームページを参照ください。)   [2]「国際署名キャンペーン」第6次集約:2006年末日 ICBUWでは、「国際社会による被害者支援」の規定も含む「ウラン兵器の全面的禁止条約」の締結などをめざし、「国際署名キャンペーン」に取り組んでいます。今までに20万筆以上が寄せられ、その一部は、2005年5月のNPT会議の際には国連事務総長と軍縮局長宛てに、また、同年11月のジュネーヴ・ワークショップでは、国連欧州本部軍縮局ロマンモレ部長に手渡されました。通常の署名用紙は、「NO DU ヒロシマ・プロジェクト」ホームページよりダウンロードできます。また、オンライン署名(www.bandepleteduranium.org)も行われており、毎日、世界の実に様々な地域、国から署名が着実に加えられ続けています。 私たちの声を結集して、各国政府、国連などの国際機関へ強く働きかけましょう!この署名キャンペーンは「禁止条約」の実現まで続けられます.   [3]11月6日は「ウラン兵器禁止を求める国際共同行動デー」! 国連総会により、この日が「戦争と武力紛争における環境破壊を防止する国際デー」とされていることを踏まえ、ICBUWによって設定されました。日本でも、世界各地の運動と連帯して、思い思いの取り組みをしませんか! ICBUW参加・賛同団体リストより(2006年月5月現在、20ヶ国60団体)オランダ:LAKA基金/RISQ  ベルギー:For Mother Earth  イギリス:CADU/Our Common Future/ラッセル平和基金 ドイツ:IPPNW(核戦争に反対する国際医師の会)独支部/IALANA(反核法律家国際協会)独支部 フランス:WILPF(平和と自由のための国際女性同盟)仏支部 イタリア:Peacelink スイス:IPPNWスイス支部  コソボ:Kosovo Youth Network…

ウラン兵器禁止を求める国際署名

世界の人々と声を合わせて[劣化]ウラン兵器禁止を求めよう! 「ウラン兵器禁止を求める国際連合」(ICBUW)からのお願い [劣化]ウラン兵器の全面的禁止と被害者支援を求める声が、世界中から上がっています。これらの声をひとつに合わせ、国際的キャンペーンを展開するため、「ウラン兵器禁止を求める国際連合」(ICBUW=International Coalition to Ban Uranium Weapons)が、2003年10月、ベルギーで結成されました。本部事務局はイギリス・マンチェスターのCADU(CampaignAgainst Depleted Uranium)に置かれ、参加・賛同団体は、アメリカ・イギリス・日本・ドイツ・ベルギー・イタリアなど20カ国80団体にのぼっています。(詳しくは、下記リストを参照ください。) [1] ICBUWにご参加・ご賛同を! 日本からもさらに多くの方々がICBUWにご参加・ご賛同くださいますよう、お願いいたします!(参加ご希望の団体・個人の方は、下記の「国内問合せ先」までご連絡下さい) ICBUW では、ウラン兵器とその被害についての疫学・環境汚染調査の呼びかけ、禁止条約案の提案、NGOや国連・各国政府などへのロビー活動、インターネットなど 様々な手段を用いてのキャンペーンの展開、被害者支援などの課題について準備を進めています。(詳しくは、ICBUWやNO DU ヒロシマ・プロジェクト、ヒバク反対キャンペーン等のホームページを参照ください。) [2]「国際署名キャンペーン」第6次集約:2006年末日 ICBUWでは、「国際社会による被害者支援」の規定も含む「ウラン兵器の全面的禁止条約」の締結などをめざし、「国際署名キャンペーン」に取り組んでいます。今までに20万筆以上が寄せられ、その一部は、2005年5月のNPT会議の際には国連事務総長と軍縮局長宛てに、また、同年11月のジュネーヴ・ワークショップでは、国連欧州本部軍縮局ロマンモレ部長に手渡されました。通常の署名用紙は、「NO DU ヒロシマ・プロジェクト」ホームページよりダウンロードできます。また、オンライン署名(http://www.bandepleteduranium.org)も行われており、毎日、世界の実に様々な地域、国から署名が着実に加えられ続けています。 私たちの声を結集して、各国政府、国連などの国際機関へ強く働きかけましょう!この署名キャンペーンは「禁止条約」の実現まで続けられます. [3]11月6日は「ウラン兵器禁止を求める国際共同行動デー」! 国連総会により、この日が「戦争と武力紛争における環境破壊を防止する国際デー」とされていることを踏まえ、ICBUWによって設定されました。日本でも、世界各地の運動と連帯して、思い思いの取り組みをしませんか! ICBUW参加・賛同団体リストより(2006年月5月現在、20ヶ国60団体)オランダ:LAKA基金/RISQ  ベルギー:For Mother Earth  イギリス:CADU/Our Common Future/ラッセル平和基金 ドイツ:IPPNW(核戦争に反対する国際医師の会)独支部/IALANA(反核法律家国際協会)独支部 フランス:WILPF(平和と自由のための国際女性同盟)仏支部 イタリア:Peacelink スイス:IPPNWスイス支部  コソボ:Kosovo Youth Network ルーマニア:MamaTerra ウクライナ:Soldiers…

ICBUWニュースレターより-ICBUW広島大会報告-

ICBUW(劣化ウラン兵器禁止を求める国際連合)のニュースレター“Friendly Fire”最新号のICBUW広島大会報告をICBUW評議員の振津かつみさんが翻訳して下さったので、紹介します。   ICBUWニュースレター最新号 -ICBUW広島大会報告- ICBUWのニュースレター”Friendly Fire” 最新号(第3号)に「ICBUW広島大会」の報告記事が「広島大会アピール」とともに掲載されました。英文のものは先日のヘルシンキでの「核戦争防止国際医師会議」(IPPNW)の世界大会やフィンランド国内での市民の取組み、ロビー活動でも配布され活用され、ICBUW広島大会の成果をより多くの人々に知ってもらうことができました。 下記に記事の日本語版を掲載致します。どうぞご活用下さいませ。 “Friendly Fire “のPDFは、一部訂正・追加記事を掲載の上、近日中にICBUWのウェブサイトにもアップされる予定です。[Friendly Fireの原文はこちらをご覧下さい] 記事は「ICBUW評議会」としてのとりあえずの「ICBUW広島大会まとめ報告」です。大会の詳細は、すでに広島実行委員会からのアナウンスにもありましたとおり、来年始めに「大会記録論文集」として発行される予定です。 なお誌面の都合もあり、大会でご発言頂いた全ての方々のお名前、グループ名などを記事に掲載することができなかったことをお詫び申し上げます。 振津かつみ/ICBUW評議員 [ICBUWニュースレター “FRIENDLY FIRE” 3号/2006年9月]より 第3回ICBUW世界大会-報告- by「ウラン兵器禁止を求める国際連合」(ICBUW)評議会   8月3~6日、第3回ICBUW世界大会が広島で開催されました。大会には世界12カ国からの40人以上と、さらに多くの日本全国からの参加者をあわせ、約400人が参加しました(註)。 大会は600名を越える市民、70を越える団体の賛同カンパによって運営され、草の根の市民のすばらしい連帯の力に支えられました。 ICBUWとして、大会を支えて下さった全ての方々に心から感謝を申し上げます。またこの機会に、会議が滞りなく進行するように協力して下さった全ての方々、通訳、報道関係者、宿泊の手配をして下さった方々、海外ゲストのアテンドをして下さった方々に御礼申し上げます。 これらの人々の尽力のおかげで大会を成功させることができたのです。 とりわけ、現地広島での受け入れ団体として、大会開催の準備と運営に非常に重要な役割を担って下さったICBUWメンバー団体「NODUヒロシマ・プロジェクト」のスタッフとボランティアの皆さんに支えられたことを強調したいと思います。そしてICBUW評議会は、大会実行委員長の嘉指信雄教授と事務局長の森瀧春子さんの疲れを惜しまぬ献身と情熱に特別の感謝の気持ちを送りたいと思います。 今回の大会は、「ヒロシマから世界へ―届けよう“劣化ウランヒバクシャ”の声を!」との呼びかけに応え、全世界から劣化ウラン被害者、活動家、科学者、法律家、ジャーナリストなどが広島に集いました。日本全国の人々、劣化ウラン反対、反戦、反核、環境保護、人権擁護、被害者支援などに取組む市民が、様々な国々からの代表者とともに大会に参加しました。最新の科学的研究から世界的な劣化ウラン問題に関する議論に至るまで、劣化ウラン問題全体を網羅するような50を越える報告がなされました。 大会の冒頭には、平和市長会議の議長でもある秋葉忠利・広島市長が暖かい歓迎の挨拶をしてくれました。そして、ロザリー・バーテル博士(米国・計量生物学者、「公衆の健康を憂慮する国際研究所」IICPH創始者)が基調講演「劣化ウランと湾岸戦争症候群」を行い、ウラン兵器が強固な標的にあたった際に生じる劣化ウランのエアロゾールが有害な健康影響を及ぼすことを明確に具体的に述べました。バーテル博士は、劣化ウランのエアロゾールがひとたび吸入され組織や臓器に達すると、DNAや細胞内の蛋白を損傷し、「湾岸戦争症候群」にみられる様々な疾患を引き起すだろうと述べました。 また、参議院議員・福島瑞穂さん(社民党党首)からも挨拶を受けました。福島さんは、私達の運動へ連帯を表明し、日本政府に対し劣化ウラン問題を追及してゆく決意を述べました。国連訓練調査研究所(UNITAR)のアジア太平洋地域広島事務所長のナスリーン・アジミさんも大会に参加しました。アジミさんは、閉会セッションで感動的なスピーチをし、20万筆を越える「ウラン兵器禁止を求める国際署名」の一部を受け取りました。 大会に参加できなかった人々から多くのメッセージが寄せられました。ダーク・ヴァン・ダ・メイレンさん(ベルギー連邦政府議会の社会主義者リーダー、今年初めに「ウラン兵器禁止法案」を提出した議員)、キャロライン・ルーカス博士(英国「緑の党」のメンバーである欧州議会議員)から、そして国際平和ビューロー(IPB)や国際劣化ウラン研究チーム(IDUST)、フィンランドの「平和を求める女性たち」(Women for Peace)、「ノー・モア・原発―運動」(No More Nuclear Power movement)、フィンランド平和委員会( Finnish Peace Committee)などの世界のNGO、そしてイラクの「緑の大地イラク」(Green Land…

ICBUWニュースレターより-ICBUW広島大会報告-

ICBUW(劣化ウラン兵器禁止を求める国際連合)のニュースレター“Friendly Fire”最新号のICBUW広島大会報告をICBUW評議員の振津かつみさんが翻訳して下さったので、紹介します。メーリングリスト[noduproject]からの転載です。 (以下転載) ICBUWニュースレター最新号 -ICBUW広島大会報告- ICBUWのニュースレター”Friendly Fire” 最新号(第3号)に「ICBUW広島大会」の報告記事が「広島大会アピール」とともに掲載されました。英文のものは先日のヘルシンキでの「核戦争防止国際医師会議」(IPPNW)の世界大会やフィンランド国内での市民の取組み、ロビー活動でも配布され活用され、ICBUW広島大会の成果をより多くの人々に知ってもらうことができました。 下記に記事の日本語版を掲載致します。どうぞご活用下さいませ。 “Friendly Fire “のPDFは、一部訂正・追加記事を掲載の上、近日中にICBUWのウェブサイトにもアップされる予定です。 記事は「ICBUW評議会」としてのとりあえずの「ICBUW広島大会まとめ報告」です。大会の詳細は、すでに広島実行委員会からのアナウンスにもありましたとおり、来年始めに「大会記録論文集」として発行される予定です。 なお誌面の都合もあり、大会でご発言頂いた全ての方々のお名前、グループ名などを記事に掲載することができなかったことをお詫び申し上げます。 振津かつみ/ICBUW評議員 。。。。。。。。。。。。。。 [ICBUWニュースレター “FRIENDLY FIRE” 3号/2006年9月]より 第3回ICBUW世界大会-報告-by「ウラン兵器禁止を求める国際連合」(ICBUW)評議会 8月3~6日、第3回ICBUW世界大会が広島で開催されました。大会には世界12カ国からの40人以上と、さらに多くの日本全国からの参加者をあわせ、約400人が参加しました(註)。 大会は600名を越える市民、70を越える団体の賛同カンパによって運営され、草の根の市民のすばらしい連帯の力に支えられました。 ICBUWとして、大会を支えて下さった全ての方々に心から感謝を申し上げます。またこの機会に、会議が滞りなく進行するように協力して下さった全ての方々、通訳、報道関係者、宿泊の手配をして下さった方々、海外ゲストのアテンドをして下さった方々に御礼申し上げます。 これらの人々の尽力のおかげで大会を成功させることができたのです。 とりわけ、現地広島での受け入れ団体として、大会開催の準備と運営に非常に重要な役割を担って下さったICBUWメンバー団体「NODUヒロシマ・プロジェクト」のスタッフとボランティアの皆さんに支えられたことを強調したいと思います。そしてICBUW評議会は、大会実行委員長の嘉指信雄教授と事務局長の森瀧春子さんの疲れを惜しまぬ献身と情熱に特別の感謝の気持ちを送りたいと思います。 今回の大会は、「ヒロシマから世界へ―届けよう“劣化ウランヒバクシャ”の声を!」との呼びかけに応え、全世界から劣化ウラン被害者、活動家、科学者、法律家、ジャーナリストなどが広島に集いました。日本全国の人々、劣化ウラン反対、反戦、反核、環境保護、人権擁護、被害者支援などに取組む市民が、様々な国々からの代表者とともに大会に参加しました。最新の科学的研究から世界的な劣化ウラン問題に関する議論に至るまで、劣化ウラン問題全体を網羅するような50を越える報告がなされました。 大会の冒頭には、平和市長会議の議長でもある秋葉忠利・広島市長が暖かい歓迎の挨拶をしてくれました。そして、ロザリー・バーテル博士(米国・計量生物学者、「公衆の健康を憂慮する国際研究所」IICPH創始者)が基調講演「劣化ウランと湾岸戦争症候群」を行い、ウラン兵器が強固な標的にあたった際に生じる劣化ウランのエアロゾールが有害な健康影響を及ぼすことを明確に具体的に述べました。バーテル博士は、劣化ウランのエアロゾールがひとたび吸入され組織や臓器に達すると、DNAや細胞内の蛋白を損傷し、「湾岸戦争症候群」にみられる様々な疾患を引き起すだろうと述べました。 また、参議院議員・福島瑞穂さん(社民党党首)からも挨拶を受けました。福島さんは、私達の運動へ連帯を表明し、日本政府に対し劣化ウラン問題を追及してゆく決意を述べました。国連訓練調査研究所(UNITAR)のアジア太平洋地域広島事務所長のナスリーン・アジミさんも大会に参加しました。アジミさんは、閉会セッションで感動的なスピーチをし、20万筆を越える「ウラン兵器禁止を求める国際署名」の一部を受け取りました。 大会に参加できなかった人々から多くのメッセージが寄せられました。ダーク・ヴァン・ダ・メイレンさん(ベルギー連邦政府議会の社会主義者リーダー、今年初めに「ウラン兵器禁止法案」を提出した議員)、キャロライン・ルーカス博士(英国「緑の党」のメンバーである欧州議会議員)から、そして国際平和ビューロー(IPB)や国際劣化ウラン研究チーム(IDUST)、フィンランドの「平和を求める女性たち」(Women for Peace)、「ノー・モア・原発―運動」(No More Nuclear Power movement)、フィンランド平和委員会( Finnish Peace Committee)などの世界のNGO、そしてイラクの「緑の大地イラク」(Green Land Iraq)など環境保護NGOからのメッセージです。 [劣化ウラン被害者の訴え]…

イラク戦争帰還兵による劣化ウラン被害賠償請求裁判開かれる

-9月6日、ニューヨーク- 昨年来日したジェラルド・マシューさんが、他のイラク戦争帰還兵とともに、アメリカ政府に対して起こしている損害賠償請求裁判についてのヒアリングが、 9月6日、ニューヨークの連邦裁判所で開かれました。大変重要なニュースですので、ご参考までに、取り急ぎ、抄訳してみました。今回の広島大会に参加してくれたハーバート・リードさんも、この裁判の原告の一人ですが、リードさんのお話ですと、今回の裁判を引き受けてくれている弁 護士さんたちは、裁判の結果が出るまでは、”pro bono”(無償弁護)で取り組んでくれることになっているとのことでした。(勝訴した場合は、賠償金のかなりの部分を報酬として得る契約のようです。) ですから、原告側弁護人を買って出てくれている弁護士たちは、勝訴できると判断して引き受けていることになりますが、下記の記事を読みましても、こうした 従軍中の被害に関する裁判にはきわめて厳しいものがあります。そもそも、今回のヒヤリングは、連邦裁判所として原告の訴えを取り上げるべきかどうかを判断 するためのもののようです。ぜひ勝訴してほしいと思いますが、予断はできないと思われます。今こそ、劣化ウラン兵器の危険性を国際社会に、アメリカ社会に向けて訴えていく必要があ ります。また、こうした裁判がアメリカで始まっているという事実が日本でも広く知られ、「劣化ウラン兵器は危険ではない」としてきた日本政府の見解が改め て問題にされなければなりません。 嘉指(かざし)信雄(NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表) 「兵士に対する正義は?イラクでの劣化ウランが病因と主張」 ホアン・ゴンザレス/「デイリー・ニューズ」(2006年9月8日)より抜粋 全文は、www.nydailynews.com/news/col/story/450535p-379084c.html「米軍の劣化ウラン弾の塵を吸入したことが原因で、しつこい病に苦しむことになった信ずるニューヨーク州兵のグループが、今週、イラクからの帰還後三年を経て初めて、連邦政府に対する訴えを裁判所に持ち込む-今週水曜日、マンハッタンの連邦判事ジョン・ケルトゥルを前にして行われた2時間のヒアリング(意見聴取)において、帰還兵8名の弁護士たちは、陸軍 は、自らの安全手続きを怠り、放射性の劣化ウラン塵に兵士たちを曝すことによって、兵士たちの病気を引き起こすこととなった、と論じた。また、彼らは、陸軍の医師たちは、被爆に関する情報を隠蔽し、適切な治療を兵士たちに与えることを怠った、と主張した。今回の裁判は、劣化ウランによる被害を主張するイラク戦争帰還兵によるものとしては初めてのものであるー劣化ウランは、敵戦車を貫通するように砲弾を強化するため、ペンタゴンが第一次湾岸戦争の時から使い始めた低レベル放射性金属である。陸軍を代弁する米国次席弁護人ジョン・クロナンは、ケルトゥル判事に対し、訴えを直ちに却下するように求めた。クロナンは、「フェレス原則」と呼ばれる、1950年の最高裁判決に繰り返し言及した。この「原則」は、「軍役に伴う傷害」に関し、兵士が政府を訴えることを禁ずるものである。クロナンは、「このような裁判は、民事法廷が取り扱うべきではない、軍事的機密事項を後知恵で批判することになる」と述べた。政府を代弁する弁護士が陳述している間、筆頭原告のジェラルド・マシューは、支援者で埋まった裁判所の中、妻のジャニスの横で静かに頭を振った。イラク戦争初期、イラクからクウェートに破壊された戦車を送り返す任務についたマシューは、2003年9月、軍医たちにも説明できなかい様々の病状に苦しみながら帰国したー執拗な偏頭痛、視力障害、記憶喪失、排尿時の灼けるような痛みなどである。2004年6月29日、彼の妻は、女児ビクトリアを出産したが、ビクトリアの片方の手は、指が三本欠けていた。2004年初め、「デイリー・ニューズ」 紙の支援でマシューは尿検査を受けたが、分析したフランクフルトのゲーテ大学の科学者アクセル・ゲルデスによれば、その結果は、マシューが劣化ウランに被 爆していたことを示すものだった。ゲルデスはまた、マシューとは別の州兵隊、第442憲兵隊に属していた9名の帰還兵のうち4名も放射性のチリに曝されたいたことを見いだした。」(中略) 火曜日[水曜日?]のヒアリングは、自国の兵器がアメリカ軍兵士に与えた膨大な被害に関して、裁判所が、過去半世紀の間、どのように扱ってきたかを振り返るものでもあったが、それは、身も凍るようなものであった。「被告側弁護士クロナンと原告側弁護士ジョージ・ツェルマとエリーズ・ハグエル・ランサムの双方が、繰り返し言及したのは、第二次大戦中に原爆実験で被爆 した兵士の先例であり、ベトナム戦争中、エージェント・オレンジ枯れ葉剤のために数多くの兵士を襲った病であり、さらには、70年代、兵士を対象に、軍に よって秘密裏に行われたLSD実験の例であった。(中略) ヒヤリングの後、マシューは、「私たちは、イラクで何に曝されたのか知りさえしない、全ての同僚兵士のために裁判に訴えているのです」と述べたー「軍は、兵士を守るために自らが定めた手続きにさえ従わなかった。誰かがこの責任を取らなければならない」。[以下、英語原文] Justice for G.I.s?Say Iraq Uranium Caused Ills By Juan Gonzalez/Daily News/September 8, 2006 www.nydailynews.com/news/col/story/450535p-379084c.htmlThree years after returning from Iraq…

イラク帰還兵による劣化ウラン被害賠償請求裁判の報道

  皆様 ニューヨークの裁判の報道を以下のサイトでご覧になれます.NY1: Manhattanwww.ny1.com/ny1/content/index.jsp?stid=8&aid=62389(ブロードバンド)real.ny1.com:8080/ramgen/real4/0018FBB5_060906_212747hi.rm(ナローバンド)real.ny1.com:8080/ramgen/real4/0018FBB5_060906_212747lo.rm:ニュース映像では,ジェラルド・マシュー氏がインタビューに応えるほか,ハーバート・リード氏の姿もあります.是非ご覧下さい.Democracy Now! | Court Hearing on Suit Filed by Iraq Veterans Contaminated with Depleted Uranium Against U.S. Militarywww.democracynow.org/article.pl?sid=06/09/07/1643226New York Daily News – News & Views Columnists – Juan Gonzalez: Justice for G.I.s?www.nydailynews.com/news/col/story/450535p-379084c.html    

NO DUの活動記録

日時 開催内容 2006.11.5 11月5日(日)15:00~17:00 金沢大学学友会 森瀧春子講演「今こそヒロシマから訴える 私がイラクで見た劣化ウラン弾の被害」 場所:金沢大学:総合教育棟B4教室 主催 金沢大教養教育学生自治会/文学部自治会 「劣化ウラン兵器禁止国際共同行動デー参加行事」 2006.10.14 「劣化ウラン兵器廃絶のために~イラクの現状から~」 日時:10月14日(土) 10時~12時 場所:シンフォニア岩国 講演:森瀧春子 主催:山口生協連いわくに 2006.10.13 10月13日(金)11:00~12:30 名古屋北高校第2学年全生徒 「核をめぐる世界情勢と新たな放射能兵器」 2006.9.30 9月30日(土)14:00~ 森瀧春子講演「劣化ウラン兵器被害の実態」 佐伯区九条の会主催 佐伯区民文化センター2階 2006.9.27 9月27日(木) 新潟敬和学園高校 第3学年全生徒ヒロシマ学習 森瀧講演「ヒロシマからイラクまで」 2006.8.19 8月19日(土)16:30~17:30 県民文化センター地階 森瀧春子講演「放射能兵器とヒロシマ」 2006平和のための広島の戦争展・イベント広場 2006.7.22 7月22日(土)10時~ 大阪松原高校平和学習 「劣化ウラン被害と世界の情勢」 場所:広島平和記念資料館…

「ICBUWサポーター拡大キャンペーン」実施中

劣化ウラン兵器は、無差別的被害をもたらす非人道的兵器です。一日も早く全面的禁止を実現するため、ぜひあなたもICBUWサポーターになって、国際キャンペーンを支えてください!言うまでもありませんが、国際キャンペーンのさらなる展開には、チラシの作成、通信費、スタッフ経費など、かなりの資金が必要となります。何卒宜しくお願いいたします! 国際キャンペーンのカンパ受付先: 郵便振替口座名: 「ICBUW・国際キャンペーン」        口座番号: 01310-0-83069 [一口2,000円。多数口、大歓迎] 劣化ウラン兵器の被害者支援や禁止国際キャンペーンのカンパ受付先: [1]郵便振替 郵便振替口座名:NO DU ヒロシマ・プロジェクト 郵便振替番号: 01380-7-81555 *カンパをくださった方は、郵便振込用紙に「カンパ」とお書きください。   [2]銀行振込 銀行口座名: NO DU ヒロシマ・プロジェクト 広島銀行 祇園支店(040)口座番号(3010339)