劣化ウラン被害地域・被害者との交流および招聘活動

日時 開催内容 2005.9-12 イラク医師・アリ氏招請<2006ali.html> 2006.2.28 イラク小児がん治療の現状 ~イラクからイブラヒム医師を迎えて~<060228.htm> イブラヒム・ナシール医師 「バクダッド中央子ども教育病院」小児がん科部長 井下 俊 医師 (JIM-NET医療コーディネーター) <060228.htm> 2005.11.3 「ウラン兵器禁止を求める国際共同行動デー2005」の取り組み<0511sekaikoudou.htm> <0511sekaikoudou.htm>兵士として、親として劣化ウラン被害を訴える! ―イラク戦争帰還兵ジェラルド・マシュー夫妻緊急招聘― 2005.10.10 10・10イラク占領・イラク住民虐殺・劣化ウラン汚染糾弾  イラクで今起きていること~高遠菜穂子さんを迎えて~<051010takatou.htm> 2005.8.11 イラクの現状とNO DU 運動のこれから ―ジャーナリストのイザム・ラシードさんを迎えて― 8月11日(木)18:30~20:30 広島平和記念資料館・地下会議室1 (広島市中区 平和公園内)  ・・・・・・・・すみました。CDお送りできます。 2004.11.22 エマン・ハマスさん(前イラク占領監視センター所長)を囲む会<041122-2.htm> 講師:エマン・ハマスさん(前イラク占領監視センター所長) 講演:「占領下のイラク女性―アブグレイブの戦争犯罪―」(仮題) 2004.8.5~ ケン・オキーフさん、イアン・ハドソンさん他来日8月5・6日(広島)講演会の日程などをUPしています。 2004.6.15 「6月15日、 外国特派員協会にて報道昼食会「劣化ウラン弾は安全?」嘉指信雄 中止となりました。中止のお知らせ追加しています。 2004.6.13 ジャナン・カリブ・ハッサン医師が日本に来ます 6/13/2004…

DU関連資料(2003~2004.5)

2004.4.30 「劣化ウラン兵器の使用禁止を求める意見書」採択 旭川市議会 「劣化ウラン兵器の使用禁止を求める意見書」採択 旭川市議会 NO DU ヒロシマ・プロジェクトMLより —–Original Message—–From: post-01032374-yuu=hiroshima-cdas.or.jp@post.freeml.com [mailto:post-01032374-yuu=hiroshima-cdas.or.jp@post.freeml.com] On Behalf Of Red BearSent: Tuesday, April 20, 2004 1:27 PMTo: ML 劣化ウラン; ML 道平青年協; ML 旭平青年部Subject: [cpnodu:0569] 旭川市議会「劣化ウラン兵器の使用禁止を求める意見書」 旭川平和委員会青年部の由井です。 ちょっと古い話になってしまいましたが、旭川市議会の第1回定例会で「劣化ウラン兵器の使用禁止を求める意見書」が全会一致で採択されました。2月に札幌の今井くんが旭川で精力的に活動されていたと聞いていますので、その成果ではないでしょうか。 提出者は15名。無所属4名民主党6名共産党3名社民党2名 全会一致ということなので、自民党系3会派、公明党も賛成した模様。国会でも同様の態度をとってほしいものです。以下に紹介します。 ----------------------------- 劣化ウラン兵器の使用禁止を求める意見書 イラク戦争では、1991年の湾岸戦争に引き続いて、大量の劣化ウラン兵器が使用された。米英軍は大量の劣化ウランを、対戦車砲やバンカーバスター、精密誘導弾、巡航ミサイルなどに使用し、イラク全土にまき散らした。半減期45億年の放射性物質ウラン238=劣化ウランは安価で重いために弾頭に多用され、戦車の装甲を貫通し内部の人間を焼き尽くす兵器として恐れられている。これが戦場で使用される際には、劣化ウランが細かいちりとなって大気中に拡散し、呼吸によって人間の肺に取り込まれたり、地下水を汚染して長期にわたって農作物を汚染することになると考えられている。湾岸戦争後、イラクの人々や米軍の帰還兵、その子供たちに広がった健康被害の原因と推測され、国連の人権小委員会でも核兵器などと並ぶ非人道的兵器として使用禁止決議が採択されている。無差別に被害を与え、将来に生まれてくる子どもたちにまで被害が及ぶ劣化ウラン兵器は、まさに悪夢の兵器と言うべきものである。本議会は、広島・長崎の悲惨な体験を持ち、被爆医療で高い水準を持つ日本こそが、劣化ウラン禁止の先頭に立ち、汚染の調査、医療支援などに積極的に取り組むべきだと考える。よって、国においては、次の点に取り組むよう要請するものである。 1 劣化ウラン兵器の保有、使用を行わないこと。2 劣化ウラン兵器禁止の立場を明確にし、既に保有する国に対して廃棄を促すこと。3 イラク戦争で使用された劣化ウラン兵器の影響について調査し、必要な医療支援を行うこと。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 旭川市議会 2004.4.29…

DU関連資料(2004.5~2005)

2004.12.12 ボスニア人らは、NATOの爆弾が「死の天使」をもたらしたという ボスニア人らは、NATOの爆弾が「死の天使」をもたらしたという NODUヒロシマ・プロジェクトMLより(佐藤周一仮訳) Bosnians say NATO Bombs Brought “Angel of Death” 多くのボスニア人は、高いガン発生率を、1995年のNATOによる劣化ウラン弾使用のせいだと非難するが、科学者たちは、言われている関係については、割れたままだ。ハン・ピジェサクとサラエボのエクレム・ティンジャク、ファルク・ボーリック、ヒュー・グリフィスによる。サラエボ郊外のハドジシで、地域の僧侶のハジム・エフェンディ・エムソは、あふれるばかりの共同墓地を見渡す。このサラエボの薄汚れた産業のある郊外の中部の野に、新しい墓が点在している。「葬式の数が増えたのは最近になってからだ。ほとんど毎日、葬式がある。」彼は悲しげに語った。最近の墓石に刻まれた生年月日と死亡年月日は、中年で死んだここに埋葬されている人の数を示している。多くは、グリヴィシのハズィシ地方からのものだ。「多くのグリヴィシからの人々がガンで死んだが、死んだ人々の記録を取るようになったのは、今年からだ。」と同僧は続けた。遠くローマニジャ山脈の中、グリヴィシから64kmの、標高1000mでも、別の地域の宗教指導者が、同じ問題に直面していた。ブランコは、RS,スルプスカ共和国ハン・ピジェサクのセルビア正教会の聖職者だが、主任宣教師事務所の壁の地図を指差した。「これが、ジャパガ村だ。だいたい100人の人々が住んでいたが、1996年、多くの人がガンで死んだ」と、IWPRに彼は語った。「最初は、陸軍基地のコックのリエポサヴァさんで、45歳でなくなり、トディックさんも同じように亡くなった。バドミール・ボジャットが60歳で亡くなり、ゴラン・バステは45歳で亡くなり、全てガンによるものだった。」同僧は、地図から机の上の書類に(指を)移した。「毎年、ジャパガでは、少なくとも一人の若い男がガンで死ぬ」と彼は続けた。「これはこんな小さな村では正常ではない。」最初ちらりとみた限りでは、ハジシとハン・ピジェサクは、大変違うように見える。一方は、産業地帯の主要にはムスリムの集落であり、一方は、欧州でも、最後に残ったような荒野のセルブ山脈の村のひとつである。しかし、両方の共同体の住民は、異常な高いガン発生率に苦しんでいると言い、それは1995年9月のNATOによるボスニア空爆の間使われた、劣化ウラン、劣化ウラン弾の結果だと信じている。 DEPLETED URANIUM ? A LEGACY OF BOSNIAN WAR劣化ウラン-ボスニア戦争の遺産 国連は、劣化ウランを、原子炉や、兵器のために使われる天然ウラン鉱石を濃縮するのに使われる過程の副産物として述べている。それはイオン化する3つのタイプの放射線-α・β・γを排出する「不安定な、放射性の重金属」である。アメリカは、他のNATO加盟国とともにDUを、戦車と飛行機両方に装甲貫通砲弾として使用している。NATOは、旧ユーゴ共和国での3年間のひどい紛争を早期終結させようと、DUを、ボスニアのセルビア人軍に1995年8月と9月使用した。「狙いはボスニアセルビア軍の指揮命令系統を崩壊させ、戦闘能力を低下させることだった」とサラエボのNATO筋は語った。「軍隊を壊そうとはしていなかった。」NATOによると、1995年9月5日から11日、飛行機が、5800発のDU砲弾を、ハン・ピジェサクとハズシ付近に発射した。空爆の期間中、ボスニアで発射されたそのような弾の90%以上が、この二つの場所に落ちた。NATOは、総計2400のDU弾が、ジャパガ村の隣のハン・ピジェサクの陸軍基地をねらった。さらに1500発が、グリヴィシに近い、ハジシの戦車修理工場に発射された。国連環境計画の科学者は、2002年10月、ハズシとハン・ピジェサクで、DUに汚染された、空気・水・土のサンプルを発見した。「我々は、地面の上で、劣化ウランの弾を見つけ、また、DUのチリを、ハジシで、店に変わりつつあるビルの中で見つけた」とぺコ・ハヴィサトUNEP使節団長はIWPRに語った。「ハジシでは、また、我々は、紛争後8年経って、少量のDUが水に含まれている二つの井戸を発見した。」「ピジェサク陸軍基地では、DUのチリを建物や、戦車や他の装備の中でみつけ、我々は、この装備を使っている徴用兵が影響を受けたかもしれないと考えている。」しかし、UNEPは、ボスニア人の地域的な病気の高い率が、NATOの爆撃作戦と関係していると言う恐れをこれらの発見が確かにすると言うことには、同意しなかった。「この使節団によって認定された極端に低い被曝は、DUは、報告されたいかなる健康への影響に関係するという可能性は非常に低い、ということを示している」 NO ONE TAKES UP DECONTAMINATION MONEY誰も汚染除去のカネを取り上げない UNEPが、DUに影響された建物や地面は汚染除去されるべきだと勧告したにもかかわらず、IWPRによる初期調査は、ほとんどか、何も起きていないことをしめしている。IWPRが、数年前、NATOに標的にされたRSハン・ピジェサク陸軍基地を訪れたとき、我々は、破壊されたT62戦車が、まだ、境界フェンスに近接して錆びているのを発見した。それ以上我々が行くのをとめた哨兵は、彼らが知る限り、劣化ウラン弾に影響された場所は汚染除去されぁw)討い覆い噺世Α・・鹿嗤僧昭嗤僧w)€・惹\杜㏄・齡甯綵・鰐碗込釶・・届淋㌃鼠斌拑€ソ鱸瘡・届淋㎎冨添€ッ稲槇昭鏈霈鹿鏈霈鹿嗤僧昭・暑uコ・齡甯綵⇒倉派虜€ョ迯€ョ迯€ョ頸⊂紗仭璃齡甯綵・鰐碗込碎・・届淋㎎冨添€ッ稲・€・順・・援・殊ォ聲迚踟込葬蛛貉€・順違殊援・殊ォ聲迚踟込葬蛛貉€・順ょ・L肬銓㊥瘢蛹倢€ソ鱸瘡⊂「我々はしばしば地面を横切って歩き、誰も、危険をしらせたことはない」とひとりの哨兵は困惑したように付け加えた。連邦でも、文句は似ている。「1997年、爆撃2年後、我々は戻った」とグリヴィシのスルジョ・ドリナは語った。「しかし、地面は、いまだ汚染除去されていなかった。今、父は、咽頭ガンだ。」2002年、連邦政府は、138000ボスニア兌換マルクをハジシの場所の汚染除去に割り当て、サラエボ州当局も、追加の123000マルクを貢献するよう求められたが、いまだ何も行われていない。お金は、全然意図された受取人に届いていないようだ。「我々は金がないだけだ。」ムスタファ・コヴァックサラエボ州市民防衛長官は付け加えた。「我々は、放射能を図る装備と、我々のスタッフを守る装備が必要で、スタッフに訓練を施す必要がある。しかし、予算がない。」UNEPのぺコ・ハヴィサトは、欧州連合は、汚染除去過程にお金を出すことを申し出ているが、地域的には、お金が来ていない、とIWPRに語った。「UNEPは、スルプスカ共和国と連邦の当局者に、訓練セミナーで、いかなる汚染除去過程の間でも、我々が実地訓練を提供すると言っている。」と彼は言う。「しかし、誰も、申し出ない。」 INFORMATION BLACK HOLE FUELS PUBLIC FEARS情報のブラックホールが、人々の恐怖を煽る ボスニアの医師らは、DUの健康の影響についての公的化された研究がないことが、不信の雰囲気をつくっていると語る。「私を混乱させるのは、UNEPの報告が、ボスニアの汚染地域の放射線レベルは無害だといったことだ」とサラエボの保健大臣のゼーラ・ディズダレヴィック博士は、IWPRに語った。「しかし、他方で、同じ報告にはその地域が、どのようにして汚染から守られ、浄化され得るかの24の勧告がある。」「まだ汚染された地域の近くに住んでいるからある人がガンに苦しんでいるかどうか確定するのは難しい。研究がないので、誰もこうした主張を否定することもできない。」「UNEPの報告は、もっと多くの科学的な仕事が必要で、全ての健康に関する主張は調べられるべきだといっている。だが、これはまだ起きていない。」サラエボ放射線研究所のレジラ。サラセヴィック博士は、信頼できる情報がないことが深刻な問題であることに同意している。「この問題についての真剣な研究は全くなかった」と彼女は語った。「連邦政府は、私がメンバーである専門家のワーキンググループを立ち上げているが、出資も、一般的な関心もなく、そのことは、何も行われていないことを意味している。」RS医師らは、大いに、これらの情報がないことについての懸念を共有している。「戦争以来、ハン・ピジェサクでは、考慮できるガンに関係した病気の増加があるのに、真剣な調査の一貫としての研究がないので、これがDUのせいだとはいえない」とハンピジェサク保健センターの肺病専門家のリューボジェ・サピック博士は言う。「行われた、ほとんどない研究は、いまだ仮定と推測に基づいている」とサピックは付け加える。「我々は統計と固い事実がほしい」。実際、IWPRにインタビューされたボスニアの全ての当局者が、統計的データがないことが、NATOの爆撃の影響を受けた地域のガン死亡率を確定するのに最大の障害となっていると語った。そのような統計の不足は、言われている戦後の期間のガンの増加の率を追跡することが困難であることを意味している。 「私は我々のがん患者が増えていることは言えるが、我々は、劣化ウランとの関係は確定も否定も出来ない。」と、ハン・ピジェサクの保健センター所長のボジダール・ドジョキック博士は語る。「我々には比較するための統計がない。」連邦の同僚もこれに口を揃える。「病気の人々が増えていると我々が言っても、それは何も意味しない。」とサラセヴィック博士は語った。「今、昨年や以前と比べて、どれだけの病気の人がいるか、正確に知らなければ、どうして、増加を測る事ができようか?」「ハジシに爆撃中に住んでいた人々は、今セルビア人国家に住んでいることも知っている。彼らは、もし我々がその底へ行くことになるのであれば、医学的に検査されるべきだ。」1995年のデイトンの和平合意がハジシを、連邦に与えた後、ほとんどのそこのセルビア人は、RSに移住することを強いられた。多くは今、ボスニア東部のブラタナックに住んでいる。IWPRは、ブラタナックへ旅した。我々は、ガンの率の増加を確定する公式の統計的データを何も見つけられなかったが、地方の医者たちは、逸話にとんだ証拠を作った。ブラタナクの保健センターのスヴェトラナ・ジャヴァノヴィック博士によると、ハジシに残った7000あまりのうち約650人が、1996年以来亡くなり、町の、共同墓地に葬られている。ジャヴァノヴィック博士は、遺体を調べた後、650のうち40人が、ガンか白血病で亡くなっていると信じていると主張している。「もし、約7000の人がハジシからここに移動したとすると、我々は、悪性腫瘍の率は、この国で総体的に見積もられる死亡率と比べて移譲に高いと見積もることが出来る。」とジャヴァノヴィック博士は語った。「しかし、我々は、どこからも公式の比較と結論を出すための公式の統計を得られていない。」疑いないことは、ブラタナクの総体としての死亡率がボスニア全体のそれより、高いことである。20002年には、国の死亡率は1000人当り7.9人であった。ブラタナクにおいては、1996年から2003年に掛けれ、は、ボスニアのそれ以外の土地よりブラタナクでは、11.2人多く死んでいる。疑問はなぜだ(ということだ)。 SCEPTICISM OVER DU…

オーストラリアからの警告:A Hard Rain(最新ビデオ:6分)

ウラン採掘拡大がもたらす汚染 皆様 「世界最大のウラン鉱が埋蔵されているオーストラリア南部の「オリンピック・ダム」では、現在、採掘規模の大幅拡張が計画されており、この計画が現実に開始されると、今後50年以上にわたり、毎年4万キロトンのウラン鉱が採掘されることになる。こうしたウラン採掘からは厖大な放射性廃棄物が生じ、取り返しのつかない汚染がもたらされる危険があるが、政府や企業は、こうした危険は無視して、計画を強引に進めようとしている。私たちの未来の選択は、私たちにかかっている——」 昨年8月、広島で開かれたICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)国際大会でも、とても貴重な報告をしてくれたブラッドベリーさんの最新ドキュメンタリー「A Hard Rain」の警告です。6分の短縮版が、インターネットにアップされています。 www.frontlinefilms.com.au/blog2/?p=26 ぜひご覧になって、知り合いの方にも伝えていただけましたら幸いです。 嘉指(かざし)信雄   NO DU ヒロシマ・プロジェクト以下、オーストラリアのドキュメンタリーフィルム監督、デイヴィッド・ブラッドベリーさんからのメール原文です。 “Dear Friends, We are currently in Roxby Downs in South Australia, the home of the largest uranium deposit in the world –  to screen A Hard Rain, David Bradbury’s…

ナヴァホの人々、ウラン採掘廃棄物処理に600億円要求

2007年11月3日 大変重要なニュースですので、冒頭の部分を訳してみました。ご参考までに。 嘉指信雄   NO DU ヒロシマ・プロジェクト アメリカ南西部先住民のナヴァホの人たちが、核兵器や原子力発電のためのウラン採掘によって残された廃棄物の処理のため、5億ドル(約600億円)を連邦議会に対し要求 『ロサンゼルス・タイムズ』2007年10月24日付、ジュディー・パステルナーク記者 ワシントン発: ナヴァホ族の担当官たちは、火曜日(10月24日)、連邦議会に対し、冷戦期のウラン採掘の結果生じ、いまだに続く汚染の除去のため、少なくとも5億ドル(約600億円)を要求した。ウラン採掘は、その唯一の顧客である合衆国政府によって1971年まで続けられた。 ナヴァホ族は、また、今までの採掘によって引き起こされた環境破壊が修復されるまで、ナヴァホ国における新たなウラン採掘のモラトリアム(一時停止)を求めた。 これらの要求は、10月23日(火)、下院の「政府改革委員会(Committee on Oversight and Government Reform)」の公聴会で出されたものである。公聴会では、ナヴァホの健康と環境の保護に、程度の違いはあるものの、責任のある5つの関係する連邦省庁の担当者と、ナヴァホの係官との間で怒りの満ちたやり取りが交わされた。委員会の議長ヘンリー・ワックスマン議員は、関連省庁である米国環境保護庁(Environmental Protection Agency), エネルギー省(Department of Energy)、原子力規制委員会(Nuclear Regulatory Commission)、インディアン保健サービス(Indian Health Service)、インディアン総務局(Bureau of Indian Affaires)に対し、汚染除去作業を完結させるために必要な資金と諸機関のリストを12月までに作成するように指示した。 「これは、共和・民主がともに責任ある、40年以上にわたる怠慢であり、現代アメリカにおける悲劇である」と、議長のワックスマンは述べた。 ワックスマンは、昨年、「ロサンゼルス・タイムズ」が掲載した、ナヴァホの人たちに対する採掘廃棄物の影響を追求した連載に応えて、今回の公聴会を設けた。ナヴァホの人たちは、廃棄物の上に家を建て、遊び、数十年にもわたって、汚染された水を日常的に飲んできた。クリーンアップ作業は、気まぐれで、不完全なものであり、被曝は今日も続いている。[以下略] [英文原文は、こちらをご覧下さい。]