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               青年達をこの国に帰してください

今、ファルージャでは米軍が地域を封鎖し、人々が虐殺されている模様です。
<ファルージャでは、4日から8日までの5日間で、死者400名、負傷者1000名の犠牲者が出ているとのことです。民兵も多く含まれているかも知れませんが、文民も、あるいは女性・子ども・老人も含まれているでしょう。人々が暮らす街を包囲して銃弾や砲弾を降らせれば、住民が甚大な被害をこうむるのは当たり前のことです。

これは無差別テロではないのですか?
国家権力を背景に持てない人々だけがテロリストで、国家を背負っていればテロではないのですか?

この大規模テロを許しているのが占領当局です。そして、自衛隊はその占領テロの片翼、いや片棒を担いでいるのです。私たちはそのような自衛隊派兵は許せません。

今、私たちの国のかけがえのない3人の青年が捉えられています。「テロに屈しない」ために、見殺しにされるようです。

見殺しにすることとは、テロより正しいことなのですか?イラクの人々や、その人々に手を差し伸べようとした青年達は殺されて当然なのですか?

今この国の政府は、この国の政治家達は、米英の国家テロを擁護して、自国の国民からイラクの人々まで、余りにも多くのいのちを捨て去ろうとしています。これは消極的なテロではないのでしょうか?

口々に言われる「国益」、それは何とべっとりと血塗られているのか?私は国民の一人として宣言します。そんな国益なら要らない!

これがこの国なら、こんな国は要らない。膨大な人命を犠牲にして守られるテロ国家など要らない!

また、国会も政府も政治家も要らない!たった3人の国民の命も守れない自衛隊も政府も政治も要らない!

今、この国はそのハード=国家財政で壊れています。回復しようもない債務超過で崩壊しています。幻想というソフトだけで辛うじて保たれています。でも、この3人が殺された時、この3人の命も守れない国であることが人々に知れた時、この国はそのソフトでも崩壊します。「王様は裸だ!」と一人の子どもが叫んだように、全ての人々は気付きます。国民の命も守れない国など、最早国ではない。と


この国の最も良き息子や娘を救ってください。それがこの険しい現状のこの国の輝かしい希望なのです。

かつて、瓦屋根の下敷きになった私たちの隣人を必死になって掘り出し、救ってくれた自衛隊員を返してください。避難所で私たちがともに炊き出しをしたあの青年達が、忌まわしい占領テロの手先にされる前に、この国に返してください。砂嵐とともに肺に吸い込んだ劣化ウランのダストが、青年達の短い残りの一生につきまとう前に、日本の土の上に返してください。

それが私たち、被災地神戸の市民の願いです。

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そして、古い古い記憶から、「初原」の内村剛介の表題の言葉を思いだして噛みしめています。
明日は三宮で神戸の面々ともう一度アピールしてみます。


菊池敦子です。

米軍のファルージャ爆撃の被害について
アルジャジーラ英文サイトの翻訳が、益岡賢さんのHPにあります。
http://www.jca.apc.org/%7Ekmasuoka/