NODUヒロシマ・プロジェクトMLより
-----Original Message-----
From: Kazashi [mailto:horizons@cc22.ne.jp]
Sent: Monday, June 14, 2004 5:16 PM
To: nodu
Subject: [noduproject][01749] 15日、外国特派員協会「報道昼食会」中止のお知らせ
皆さん
外国特派員協会から知らせがあり、明日、予定されていた「報道昼食会」は、残念ながら、中止となりました。
参加申し込み者の数が少ないためということですが、外国特派員協会のコーディネーターも、わざわざ「国際戦略研究所アメリカ」の所長テレンス・テイラーがアメリカ大使館を通じて今回のような申し入れをしてくるというのは、きわめて異例のことであったのにキャンセルせざるを得ず、とても残念だっと言っていました。
「劣化ウラン弾は安全である」という説明を外国特派員協会でさせて欲しいといった要望が、アメリカ政府サイドから、今の時点において出てくるということ自体が決定的な政治的意味を持っているのは明らかであり、事実に基づく反論をぶつけるまたとない機会でしたので、私自身とても残念に思っています。(最近のニュースによれば、例えば、5月20日、「従軍中に劣化ウランに曝された兵員を特定し、健康検査を実施するための法案」(H.
R. 4463)がアメリカ下院に提出されています。こうした動きを見ても、「劣化ウラン弾は安全である」などといった主張を押し通すのはアメリカ内部でも難しくなりつつあると言えます。)
今回の中止は、こうした事態の隠された大きな意味を理解してくださっているジャーナリストの方が多くないということを意味するのなら、劣化ウラン弾問題に取り組む者としては重く受け止めなければならないように思います。改めて、「国際キャンペーン」への賛同・支援をお願いする次第です。
なお、15日夕方、「日本国際ボランティアセンター」で東京の皆さんとお会いして「国際キャンペーン」についてご相談させていただく集まりの方は、予定通り実施させていただきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。 草々
嘉指信雄(かざしのぶお)
「NO DU ヒロシマ・プロジェクト」代表
( NO DU ヒロシマ・プロジェクトMLより )
皆さん
6月15日、来週火曜日の昼(12時〜2時)、東京の「外国特派員協会」にて、劣化ウラン弾問題についての「報道昼食会」が開かれることになりました。
今回の「報道昼食会」は、「劣化ウラン弾は安全である」というブリーフィングをさせてほしいというテレンス・テイラー氏(IISS=International
Institute for Strategic Studies/America「国際戦略研究所・アメリカ」所長)からの申し出により開催されることになったとのことです。
ただ、東京の伊藤和子さんによりますと、「外国特派員協会」としては、アメリカ政府サイドの一方的な話を聞くのではなく、できれば「討論形式」で行いたいということで、討論の相手役の依頼が私のところに回ってまいりました。
イラク戦争開始まもない頃にも、アメリカ大使館を通じて、日本のマスコミ向けに、「劣化ウラン弾は安全であり、報道には十分気をつけてほしい」といった趣旨の声明が出されたことがありました。今回のテイラー氏の申し出も同様の政治的目的をもったものと考えられ、きわめて真剣に受け止めなければならないと思いますが、外国や日本のジャーナリストの方々に劣化ウラン弾問題についてより具体的に知っていただける、とても良い機会だと思い、お引き受けすることにいたしました。
したがって、今回の「報道昼食会」は、昼食後、テイラー氏と私がそれぞれ15分ほど話をした後、討論、質疑を英語で行うという形で開かれますが、最近の情報をまとめた日本語資料も用意したいと思っておりますので、東京在住のマスコミ関係者の方は、どうぞ奮って御参加ください。
なお、IISSやテレンス・テイラー(Terence Taylor)氏の経歴・専門などについては、IISSのホームページをご参照ください。(http://www.iiss.org/)
連絡先:「外国特派員協会」:有楽町電気ビル北館20階
Tel:03-3211-3161
嘉指信雄(かざしのぶお)「NO DU ヒロシマ・プロジェクト」代表