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「劣化ウラン兵器の使用禁止を求める意見書」採択
旭川市議会

NO DU ヒロシマ・プロジェクトMLより


-----Original Message-----
From: post-01032374-yuu=hiroshima-cdas.or.jp@post.freeml.com [mailto:post-01032374-yuu=hiroshima-cdas.or.jp@post.freeml.com] On Behalf Of Red Bear
Sent: Tuesday, April 20, 2004 1:27 PM
To: ML 劣化ウラン; ML 道平青年協; ML 旭平青年部
Subject: [cpnodu:0569] 旭川市議会「劣化ウラン兵器の使用禁止を求める意見書」

旭川平和委員会青年部の由井です。

ちょっと古い話になってしまいましたが、旭川市議会の第1回定例会で「劣化ウラン兵器の使用禁止を求める意見書」が全会一致で採択されました。2月に札幌の今井くんが旭川で精力的に活動されていたと聞いていますので、その成果ではないでしょうか。

提出者は15名。
無所属4名
民主党6名
共産党3名
社民党2名

全会一致ということなので、自民党系3会派、公明党も賛成した模様。国会でも同様の態度をとってほしいものです。以下に紹介します。

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劣化ウラン兵器の使用禁止を求める意見書

イラク戦争では、1991年の湾岸戦争に引き続いて、大量の劣化ウラン兵器が使用された。米英軍は大量の劣化ウランを、対戦車砲やバンカーバスター、精密誘導弾、巡航ミサイルなどに使用し、イラク全土にまき散らした。
半減期45億年の放射性物質ウラン238=劣化ウランは安価で重いために弾頭に多用され、戦車の装甲を貫通し内部の人間を焼き尽くす兵器として恐れられている。これが戦場で使用される際には、劣化ウランが細かいちりとなって大気中に拡散し、呼吸によって人間の肺に取り込まれたり、地下水を汚染して長期にわたって農作物を汚染することになると考えられている。
湾岸戦争後、イラクの人々や米軍の帰還兵、その子供たちに広がった健康被害の原因と推測され、国連の人権小委員会でも核兵器などと並ぶ非人道的兵器として使用禁止決議が採択されている。
無差別に被害を与え、将来に生まれてくる子どもたちにまで被害が及ぶ劣化ウラン兵器は、まさに悪夢の兵器と言うべきものである。本議会は、広島・長崎の悲惨な体験を持ち、被爆医療で高い水準を持つ日本こそが、劣化ウラン禁止の先頭に立ち、汚染の調査、医療支援などに積極的に取り組むべきだと考える。
よって、国においては、次の点に取り組むよう要請するものである。

1 劣化ウラン兵器の保有、使用を行わないこと。
2 劣化ウラン兵器禁止の立場を明確にし、既に保有する国に対して廃棄を促すこと。
3 イラク戦争で使用された劣化ウラン兵器の影響について調査し、必要な医療支援を行うこと。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

旭川市議会