国内キャンペーン

2009 ウラン兵器禁止を求める国際共同行動デー

「2009 ウラン兵器禁止を求める国際共同行動デー」企画リスト(10月6日現在)   [大阪] 「ウラン兵器禁止国際共同行動デー in 大阪」(集会・シンポジウム/街頭行動/写真展)  1)集会・シンポジウム:「非人道的兵器の禁止に向けて〜クラスター爆弾禁止からウラン兵器禁止へ!」    日時:11月15日(日)14:00〜17:00    場所:エルおおさか    報告・パネリスト:目加田 説子(JCBL運営委員/中央大学総合政策学部教授)林 明仁(JCBL運営委員)豊田直巳(フォトジャーナリスト)振津かつみ(ICBUW運営委員)    共催:ウラン兵器禁止を求める国際連合[ICBUW]ジャパン/地雷廃絶日本キャンペーン[JCBL]  2)街頭行動:街頭署名・アピールなど    日時:11月15日(日)12:00〜13:30    場所:大阪梅田、JR大阪駅南側(予定)    呼びかけ:ウラン兵器禁止を求める国際連合[ICBUW]ジャパン/地雷廃絶日本キャンペーン[JCBL]  3)写真展:「イラク戦争と劣化ウラン〜今も続く被害者の苦しみ」豊田直巳    日時:11月11日(水)〜16日(月)    場所:大阪市立総合生涯学習センター/ギャラリー    主催:ウラン兵器禁止を求める国際連合[ICBUW]ジャパン [東京]   日時:2009年11月20日(金)19:00〜21:00   場所:東京学院   主催:ウラン兵器禁止・市民ネットワーク   講演:嘉指信雄(ICBUWヒロシマ・オフィス代表/神戸大学文学部教授)「劣化ウラン兵器禁止への道」     :豊田直巳(フォトジャーナリスト)「可能性が出てきた核廃絶と劣化ウラン兵器禁止」     :佐藤真紀(JIM-NET事務局長)「市民の連帯力でつなぐ医療支援」 [福岡]   日時:2009年11月28日(土)14:00〜16:30   場所:福岡市カテドラル大名町カトリック教会   主催:核・ウラン兵器廃絶キャンペーン福岡など   講演:嘉指信雄(ICBUWヒロシマ・オフィス代表)「次は劣化ウラン兵器禁止だ!—ICBUW国際キャンペーンの展望」 その他の関連企画 [1]キャンドル・メッセージ『NUCLEAR FREE NOW!』(今こそ、核なき世界を)   主催:核廃絶10月ヒロシマ行動・広島実行委員会   日時:10月17日(土)17:30-19:00…

『ウラン兵器なき世界をめざして—ICBUWの挑戦』を国会議員に

                     2009年10月16日 皆様  1)最近、愛媛の「反核医師の会」の方が、地元出身の新国会議員に『ウラン兵器なき世界をめざして—ICBUWの挑戦』を差し上げてくださることになりました。  核兵器廃絶のみならず、劣化ウラン兵器問題でも日本がリーダーシップを取ってくれるように訴えるため、皆さんの地元でも様々な形で新国会議員や県会議員の方々などに働きかけていただけませんでしょうか。    『ウラン兵器なき世界をめざして』は、昨年4月の発行ですが、発行後まもない6月6日、衆議院の決算行政監視委員会では、民主党の横光克彦議員が、劣化ウラン兵器問題に対する日本政府の姿勢について質問をし、2007年12月の国連総会で採択された「劣化ウラン兵器の使用の影響に関する決議」を受けて日本政府が国連に提出した報告書の消極的内容を問いただし、最後は、『ウラン兵器なき世界をめざして—ICBUWの挑戦』を手に持って、「総理も、この本に目を通してみてください!」と訴えてくれています。現政権には、野党時代の民主党のこうした姿勢をさらに大きく発展させ、劣化ウラン兵器問題でも国際的リーダーシップを取って欲しいものです。  2)『ウラン兵器なき世界をめざして』発行後、政治家の皆さんなどへの働きかけで活用していただくとともに、全国の公立・大学図書館に所蔵してもらうようキャンペーンを進めてきています。現在のところ、おかげさまで、公立図書館は100を越す自治体の図書館で所蔵されていますが、大学図書館は、残念ながら、55大学にとどまっています。(NACSIS調べ/詳しくは、「図書館所蔵」マップを参照ください  「図書館所蔵推進キャンペーン」へのお力添えも合わせてお願いいたします。皆さんの地元の図書館や大学図書館に所蔵希望を出していただくだけでも、大変大きな意味があるかと思います。何卒宜しくお願いいたします。      草々   嘉指信雄      ICBUWヒロシマ・オフィス     『ウラン兵器なき世界をめざして—ICBUWの挑戦』    (合同出版、2008年4月発行/2008年度「平和・協同ジャーナリスト基金」奨励賞受賞)    (定価2,500円ですが、5冊以上ご購入の場合は一冊2,000円で、さらに多くまとめての購入、あるいは委託販売の場合は一冊1,500円で対応させていただきます。)             [なお、英語版『ウラン兵器なき世界をめざして』も、近く刊行予定です。現在、最近の国際キャンペーンの展開なども加え、最後の編集作業に取り組んでいるところです。]

DUの健康影響をWHOの総会の議題に!日本政府へ要請文送付

「ICBUWジャパン」は、先月、日本政府に対して、下記の「要請文」を提出しました。(提出に際しては、これまでに引続き、社民党の福島みずほ議員・大臣、民主党の近藤昭一議員にお世話になりました。) なお、日本政府に対しては、新政権の下で、ウラン兵器禁止に向けた積極的な政策を打ち出すよう求め、皆さんとともに対政府交渉(新政権の動きも見ながら、できれば年内に)にも取り組みたいと考えています。 今後ともどうぞよろしくご協力のほど、お願い申し上げます。 ICBUW運営委員:嘉指信雄、森瀧春子、振津かつみ 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 【要請文】 「劣化ウランを含む武器・砲弾の使用が人体や環境に及ぼす影響に関する評価」を第63回WHO総会の議題として提案することを求めます 2009年10月13日 外務大臣 岡田克也 様 厚生労働大臣 長妻 昭 様  劣化ウラン兵器は、地雷やクラスター爆弾と同じく、国際人道・人権法に反する「非人道的無差別殺傷兵器」です。劣化ウラン弾は、戦車などの固い標的に当たると高熱を発して燃え上がり、装甲を貫通します。その際に劣化ウランは細かい粒子となって散らばり、環境を汚染します。そして、兵士のみならず周辺で暮らす一般市民も、この劣化ウランの微粒子を吸い込むなどして身体に取り込むと、体内から被曝します。  ウラン兵器は核兵器(=核エネルギーを破壊力に用いる兵器)ではありませんが、核兵器と同じく放射能汚染と被曝をもたらします。汚染と被曝は、戦争が終わっても長期にわたって続きます。  劣化ウランは、放射性毒性だけでなく、重金属としての化学毒性もあり、がんをはじめ、健康へ様々な有害作用を及ぼすことが動物実験などですでに明らかになっています。  このような劣化ウラン兵器については、「予防原則」に基づき、使用のモラトリアムや禁止を求める動きが国際的にも出始めています。(2007年3月には、世界に先駆けてベルギーで「劣化ウラン兵器禁止」法が採択され、2009年6月発効しました。同様の禁止国内法は、中米コスタリカの国会でも審議中であり、間もなく成立の見通し。さらに、欧州議会では2008年5月、ラテンアメリカ議会人権委員会では2009年9月、同兵器のモラトリアムや禁止を求める決議が採択されるなど。)  国連総会では、「劣化ウランを含む武器・砲弾の使用が人体や環境に及ぼす、潜在的に有害な影響を考慮」し、2007年、2008年の2回にわたり、「劣化ウランを含む武器・砲弾の使用による影響」に関する決議が採択されました。この決議に従って、国連事務総長は、国連加盟国と世界保健機構(WHO)などの関連国際機関に、同兵器使用がもたらす影響に関する見解を求めています。  とりわけ、世界の人々の保健のために活動することを趣旨とするWHOの見解は、この問題においても国際的に大きな影響力を持つものです。しかしながら、2007年の第62回国連決議にもとづいて、昨年、事務総長に提出されたWHOの見解は、例えば劣化ウランの発がん性には一切言及していないなど、科学的にも極めて不十分な内容に留まっています。  2008年の第63回国連決議に基づき、WHOには、来年2010年の国連総会に向けてその見解を「適切な形で更新する」ことが求められています。最新の科学的知見を十分に検討し、放射性毒性や化学毒性に対する感受性の高い小児や妊婦・胎児への影響にも十分に配慮するなど、真に「公衆の健康を守る」立場からWHOの見解が更新されることが重要です。そのためにも、「劣化ウランを含む武器・砲弾の使用が人体や環境に及ぼす影響」について、全てのWHO加盟国―とりわけ同兵器の影響を受けた国々―の保健省、WHO内外の専門家、関連のNGO等が参加する、公開の議論がWHO総会でなされることが、ぜひとも必要です。  日本政府が、来年の第63回WHO総会の議題に、「劣化ウランを含む武器・砲弾の使用が人体や環境に及ぼす影響に関する評価」を提案することを要請致します。同提案は、「被爆国」日本として、放射能汚染とその被害を繰り返さないことを訴えるという立場からも、積極的に行うべきです。WHOの規則に則り、来年1月に予定されている評議国会議の10週間前まで(本年10月末頃)に、WHO事務総長に議題案を提出する必要があります。早急にご検討、ご決断されますようお願い致します。 ウラン兵器禁止を求める国際連合(ICBUW)ジャパン ICBUW運営委員:嘉指信雄、振津かつみ、森瀧春子

今年の8月5-6日、広島でのDU関連集会二つ

2009年7月10日 皆様  今年も、8月5-6日、広島ではDU(劣化ウラン兵器)問題関連の集会が二つ開かれます。  2007年12月、初めての国連決議が圧倒的多数で採択され、DU兵器禁止国際キャンペーンは、新たな段階に入りました。今年は、第5回ICBUW国際大会が3月5-6日、コスタリカで開催されたのに続き、5月6-7日には、イラクのバスラで第1回国際がん会議が開催されました。また、6月21日には、ベルギーのDU禁止法が発効となりましたが、コスタリカでも、ICBUW大会前日、DU禁止法案が議会に提出され、一年程で成立する見通しです。  こうした国際的な動きの高まりを受け、日本国内でも、日本政府への働きかけなど、改めて一丸となって取り組んで行きたく存じます。広島での年に一度の貴重な機会、できるだけ多くの方にお集まりいただき、秋からの取り組みに向けた具体的な意見交換・交流の場となれましたら幸いです。お知らせが遅くなってしまいましたが、何卒奮ってご参加ください。                 ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)運営委員                          嘉指信雄、振津かつみ、森瀧春子 [1]第6回「NO DU(劣化ウラン兵器禁止)全国交流会」 ・ 日時:2009年8月6日12時45分〜15時15分 ・ 会場:広島市まちづくり市民交流プラザ北棟6階マルチメディアスタジオ(〒730-0036 広島市中区袋町6番36号)    アクセス案内: http://www.hitomachi.city.hiroshima.jp/m-plaza/ ・ 参加費:資料代500円 ・ プログラム(暫定) (1) ICBUWからの活動報告   ・ICBUWコスタリカ大会(3月4-6日)   ・第1回バスラがん会議(5月6-7日)   ・ベルギーDU禁止法発効(6月21日)   ・WHOなどへのロビー活動    報告者:嘉指信雄、振津かつみ、豊田直巳(フォト・ジャーナリスト)        佐藤真紀(JIM-NET事務局長) (2) 日本各地のグループからの活動報告 (3) 今後の取り組みに向けての提案・意見交換 司会:森瀧春子                   連絡先:090−9064−4705(森瀧) [2]原水禁世界大会「ひろば」企画 ・日時:2009年8月5日9時30分〜12時30分 ・ 会場:ワークピア広島(4階/寿) ・ タイトル:ウラン兵器禁止に向けて ・…

次は、劣化ウラン兵器禁止だ!プログラム確定:8月5-6日、広島でのDU関連集会

2009年7月10日 皆様  今年も、8月5-6日、広島ではDU(劣化ウラン兵器)問題関連の集会が二つ開かれます。  2007年12月、初めての国連決議が圧倒的多数で採択され、DU兵器禁止国際キャンペーンは、新たな段階に入りました。今年は、第5回ICBUW国際大会が3月5-6日、コスタリカで開催されたのに続き、5月6-7日には、イラクのバスラで第1回国際がん会議が開催されました。また、6月21日には、ベルギーのDU禁止法が発効となりましたが、コスタリカでも、ICBUW大会前日、DU禁止法案が議会に提出され、一年程で成立する見通しです。  こうした国際的な動きの高まりを受け、日本国内でも、日本政府への働きかけなど、改めて一丸となって取り組んで行きたく存じます。広島での年に一度の貴重な機会、できるだけ多くの方にお集まりいただき、秋からの取り組みに向けた具体的な意見交換・交流の場となれましたら幸いです。お知らせが遅くなってしまいましたが、何卒奮ってご参加ください。                 ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)運営委員                          嘉指信雄、振津かつみ、森瀧春子 [1]第6回「NO DU(劣化ウラン兵器禁止)全国交流会」 ・ 日時:2009年8月6日12時45分〜15時15分 ・ 会場:広島市まちづくり市民交流プラザ北棟6階マルチメディアスタジオ(〒730-0036 広島市中区袋町6番36号)    アクセス案内: http://www.hitomachi.city.hiroshima.jp/m-plaza/ ・ 参加費:資料代500円 ・ プログラム (1)国際キャンペーン関連の活動報告   ・嘉指信雄(ICBUWヒロシマ・オフィス代表):「コスタリカ大会とバスラがん会議」   ・豊田直巳(フォト・ジャーナリスト):「「ウラン兵器の人的被害」写真展と国際キャンペーン」   ・佐藤真紀(JIM-NET事務局長):「イラク、小児がん医療支援の6年間の振り返りと今後」   ・振津かつみ(ICBUW運営委員/科学チーム):「バスラ癌登録に見る癌・白血病増加の現状と、疫学調査の今後」   ・ベルギーDU禁止法発効(6月21日) (2) 日本各地のグループからの活動報告:劣化ウラン兵器禁止市民ネットワーク(東京)など   (3) 今後の取り組みに向けての提案・意見交換       司会:森瀧春子(ICBUWヒロシマ・オフィス事務局長)                   連絡先:090−9064−4705(森瀧) [2]原水禁世界大会「ひろば」企画 ・日時:2009年8月5日9時30分〜12時30分 ・ 会場:ワークピア広島(4階/寿) ・ 集会タイトル:ウラン兵器禁止に向けて ・ 講演「劣化ウラン弾取材の現場」     豊田直巳(フォトジャーナリスト)  …

ICBUW/日本政府への申し入れ/賛同のお願い

皆さま すでにお知らせしておりますように、昨年12月の国連総会での「劣化ウラン兵器使用の影響に関する決議」採択を受けて、現在、国連事務総長が国連加盟国及び関連国際機関に対して、「劣化ウランを含む武器・砲弾の使用がもたらす影響」に関する見解を5月末までに提出するよう求めています。 ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)では、この決議をひとつのステップとして、ウラン兵器の全面的禁止に向けた国際的な動きを促進するための取組みを進めています。4月2日には、ジュネーヴの国連本部内で27カ国の国連代表部の参加を得て、「ワークショップ-ウラン兵器禁止条約に向けて」を開催しました。またベルギー、ドイツ、フィンランド、コスタリカ、ニュージーランドなど、世界各国でも、ICBUWのメンバーがそれぞれの国の政府に対する働きかけを始めています。 5月末までに、できるだけ多くの国々が、ウラン兵器が環境と健康に及ぼす危険性を正しく捉えた報告書を国連へ提出するよう促すことが重要です。そして、今年の総会においては、昨年の決議をさらに推し進めるべく、「モラトリアム」(一時停止)も含む決議の採択を求め、さらに全面的禁止を求める国際的な議論につなげてゆかねばなりません。 日本でも、国際キャンペーンと連帯し、政府に対する働きかけに、皆さんとともに取組みたいと思います。まずは4月中旬に、ICBUW賛同団体(代表者)及び国会議員有志の方々とともに、ICBUWとして外務省への申し入れ行動を行います。(日程は調整中ですが、決まり次第、お知らせ致します。)また、5月(中旬~下旬)には、「外務省交渉」にも取組みたいと思います。 皆さんのご協力をよろしくお願い致します。 下記の日本政府への「申し入れ」(案)への貴団体の賛同を、ぜひともお願い致します。 ICBUW運営委員: 嘉指信雄 森瀧春子 振津かつみ [追記4 /12]先日、呼びかけを致しました、「劣化ウラン兵器に関する国連決議」を受けての日本政府の取組みについての外務省への「申し入れ」行動の日程が、4月17日に決まりました。あまり期間がありませんが、下記の「申し入れ書」へ、より多くの団体賛同を頂けますよう、重ねてお願い申し上げます。賛同のご連絡は申し入れ前日の16日の夜までにお願い致します。 4月17日は、ICBUW賛同団体(代表者)及び国会議員有志の方々とともに、ICBUWとして、外務省軍縮課の担当者への申し入れを行います。当日の行動への参加を希望される賛同団体(各団体1名ずつでお願い致します)の方々は、参加される方の御氏名を、15日の午前中までにご連絡下さいますようお願い致します。 当日は、10時半に衆議院第二議員会館の1階ロビーに集合し、全員そろって入室します。(外務省の担当者との面談の時間は11時~12時の予定ですが、10時半までに時間厳守で集合願います。) 今回の申し入れでは、下記の「申し入れ書」とあわせて、国連への報告書作成にあたって日本政府が参照すべき資料等を渡し、検討すべき課題も伝えたいと考えています。そして、引き続き5月(中旬~下旬)には、皆さんとともに「外務省交渉」にも取組みたいと思います。 皆さんのご協力をよろしくお願い致します。 * 申し入れへの団体賛同(16日夜まで)及び、17日の 申し入れ行動への参加のご連絡(15日午前まで)、お問合せは、 下記(振津)までお願い致します。 du-ban-hibaku@theia.ocn.ne.jp 「劣化ウラン兵器に関する国連決議」を受けての取組みについて―日本政府への申し入れ(案) 内閣総理大臣 福田康夫 様 外務大臣   高村 正彦 様 2007年12月5日に、国連総会で採択されました「劣化ウラン兵器使用の影響に関する決議」の票決において、日本政府が同決議を支持されたことを私たち は心から歓迎しています。同決議に基づき、現在、国連事務総長は、国連加盟国及び関連する国際機関に対して、「劣化ウランを含む武器・砲弾の使用がもたら す影響」に関する見解を5月末までに提出するよう求めています。 同決議は、日本も含む、世界の多くの国々が、「劣化ウランを含む武器・砲弾の使用が人体や環境に及ぼす潜在的に有害な影響を考慮に入れつつ」(前文第4 項)、「環境を保護するため直接的手段を取る必要をより強く認識しているが故に、そうした努力を脅かす事柄に対しては、いかなるものであっても、必要な措 置を速やかに講じる必要があると確信し」(前文第3項)、採択されたものです。また、国連憲章と国際人道法に従い(前文第1項)、武器規制と軍縮を進める ことの決意(前文第2項)を、国際社会が劣化ウラン兵器の問題においても示したものです。 私達は、劣化ウラン兵器使用の影響について、国連加盟国の中で真剣な議論がなされ、「対人地雷」や「クラスター爆弾」に続いて、同じく「非人道的・無差別 殺傷兵器」のひとつとである劣化ウラン兵器の問題が軍縮における国際的な重要課題として取り上げられ、その全面禁止に向けて国際社会が進んでゆくことを強 く期待しています。すでに1996年、「国連差別防止及び少数者保護に関する小委員会」(1999年に「人権促進・擁護小委員会」と改称)において、人権 擁護の立場からも、ウラン兵器を核兵器、化学兵器、クラスター爆弾、生物兵器などと並んで「大量あるいは無差別な破壊をもたらす兵器」として批難する決議 「人権、とりわけ生命権の享受のための不可欠の条件としての国際的平和と安全保障」が採択され、1997年、2002年にも同様の決議が採択されていま す。 劣化ウラン兵器は核兵器ではありませんが、劣化ウランは、日本の国内法でも厳しい管理規制の対象とされている放射性物質です。厳重に管理規制されるべき劣 化ウランが兵器として使用され、酸化ウランの微粒子が飛散して一般市民や兵士の体内に取り込まれ、その生命・健康が脅かされつつある現状を私たちは重く受…

ICBUW/日本政府への申し入れ/賛同のお願い

皆さま   すでにお知らせしておりますように、昨年12月の国連総会での「劣化ウラン兵器使用の影響に関する決議」採択を受けて、現在、国連事務総長が国連加盟国及び関連国際機関に対して、「劣化ウランを含む武器・砲弾の使用がもたらす影響」に関する見解を5月末までに提出するよう求めています。   ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)では、この決議をひとつのステップとして、ウラン兵器の全面的禁止に向けた国際的な動きを促進するための取組みを進めています。4月2日には、ジュネーヴの国連本部内で27カ国の国連代表部の参加を得て、「ワークショップ-ウラン兵器禁止条約に向けて」を開催しました。またベルギー、ドイツ、フィンランド、コスタリカ、ニュージーランドなど、世界各国でも、ICBUWのメンバーがそれぞれの国の政府に対する働きかけを始めています。   5月末までに、できるだけ多くの国々が、ウラン兵器が環境と健康に及ぼす危険性を正しく捉えた報告書を国連へ提出するよう促すことが重要です。そして、今年の総会においては、昨年の決議をさらに推し進めるべく、「モラトリアム」(一時停止)も含む決議の採択を求め、さらに全面的禁止を求める国際的な議論につなげてゆかねばなりません。   日本でも、国際キャンペーンと連帯し、政府に対する働きかけに、皆さんとともに取組みたいと思います。まずは4月中旬に、ICBUW賛同団体(代表者)及び国会議員有志の方々とともに、ICBUWとして外務省への申し入れ行動を行います。(日程は調整中ですが、決まり次第、お知らせ致します。)また、5月(中旬~下旬)には、「外務省交渉」にも取組みたいと思います。   皆さんのご協力をよろしくお願い致します。   下記の日本政府への「申し入れ」(案)への貴団体の賛同を、ぜひともお願い致します。   ICBUW運営委員:   嘉指信雄   森瀧春子   振津かつみ [追記4 /12]先日、呼びかけを致しました、「劣化ウラン兵器に関する国連決議」を受けての日本政府の取組みについての外務省への「申し入れ」行動の日程が、4月17日に決まりました。あまり期間がありませんが、下記の「申し入れ書」へ、より多くの団体賛同を頂けますよう、重ねてお願い申し上げます。賛同のご連絡は申し入れ前日の16日の夜までにお願い致します。   4月17日は、ICBUW賛同団体(代表者)及び国会議員有志の方々とともに、ICBUWとして、外務省軍縮課の担当者への申し入れを行います。当日の行動への参加を希望される賛同団体(各団体1名ずつでお願い致します)の方々は、参加される方の御氏名を、15日の午前中までにご連絡下さいますようお願い致します。   当日は、10時半に衆議院第二議員会館の1階ロビーに集合し、全員そろって入室します。(外務省の担当者との面談の時間は11時~12時の予定ですが、10時半までに時間厳守で集合願います。)   今回の申し入れでは、下記の「申し入れ書」とあわせて、国連への報告書作成にあたって日本政府が参照すべき資料等を渡し、検討すべき課題も伝えたいと考えています。そして、引き続き5月(中旬~下旬)には、皆さんとともに「外務省交渉」にも取組みたいと思います。   皆さんのご協力をよろしくお願い致します。   * 申し入れへの団体賛同(16日夜まで)及び、17日の 申し入れ行動への参加のご連絡(15日午前まで)、お問合せは、 下記(振津)までお願い致します。 du-ban-hibaku@theia.ocn.ne.jp   「劣化ウラン兵器に関する国連決議」を受けての取組みについて―日本政府への申し入れ(案) 内閣総理大臣 福田康夫 様…

「ウラン兵器国連決議」をステップにして——ICBUWによる4・5月の取組み—

2008年3月22日 皆様 ご存知のとおり、昨年12月、国連総会で「劣化ウラン兵器使用の影響に関する決議」が採択されました。劣化ウラン問題関連の決議が国連総会で採択されたのは初めてです。今回の決議は、「劣化ウランを含む武器・砲弾の使用が人体や環境に及ぼす、潜在的に有害な影響を考慮に入れつつ」(前文第4項)、「事務総長に対し、劣化ウランを含む武器・砲弾の使用がもたらす影響に関する、加盟国および関連国際諸機関の見解を求め」(主文第1項)るとともに、今年の国連総会で、この問題を議題として取り上げる(主文第2項)ことを要請するものです。ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)では、この決議をひとつのステップとして、ウラン兵器の全面的禁止に向けた国際的な動きを促進するため、4月から5月にかけて、国際的および国内的キャンペーンの準備を進めています。 国連決議に基づき、劣化ウラン兵器使用の環境・健康影響についての見解を、5月末日までに提出するようにとの要請書が、先月、国連総長から各国政府宛に送られました。まずは、できるだけ多くの国々が、こうした要請に応え、報告書を提出するよう促すため、ウラン兵器問題の重要性をアピールし、国際的関心を喚起する必要があります。そして何よりも、少しでも多くの国々が、ウラン兵器が環境と健康に及ぼす危険性を正しく捉えた報告を提出してくれるように促し、今年の総会においては、「モラトリアム」(一時停止)を求める決議の採択を求め、さらには、全面的禁止を求める国際的な議論につなげてゆかねばなりません。 このような観点から、ICBUWでは、5月末までに、国内外で以下の取組みを計画しています。皆様のご協力、ご支援をよろしくお願い致します。また、ご意見なども、お寄せ頂ければ幸いです。   ICBUW運営委員: 嘉指信雄 森瀧春子 振津かつみ *これら取組みについての国内問合せ先担当(振津):du-ban-hibaku@theia.ocn.ne.jp 【国際キャンペーン】 1)ワークショップ-ウラン兵器禁止条約に向けて 日時:4月2日午後1時〜5時半場所:ジュネーヴ国連本部Palais des Nations*プログラム:・はじめに:レイ・ストリート(ICBUW、英国)(1)科学パネル:イアン・フェアリー(英国内部照射放射線リスク検討委員会)/グレーテル・モンロウ(ICBUW、科学チーム、米国)/振津かつみ(ICBUW科学チーム、日本)(2)軍事・退役軍人パネル:ダン・フェイヒー(カリフォルニア大学)/エマニュエル・ヤコブ(欧州軍人協会:EUROMIL)(3)法律パネル:エブリル・マクドナルド(グロニンゲン大学アッセル研究所)/マンフレート・モーア(ドイツ赤十字、ICBUW)(4)討論:司会:スージー・スナイダー(WILPF=自由と平和のための国際女性連合事務局長)/ダグ・ワイア(ICBUW、英国)・まとめ:嘉指信雄(ICBUW、日本)*ICBUWメンバー以外の専門家の報告者のプロフィール:・イアン・フェアリー:放射能環境影響についての独立コンサルタント。グリーンピースなど多くの環境NGO、欧州議会、法律家、地方行政や多くの国々の政府のアドバイザーとしても活躍。・ダン・フェイヒー:独立の劣化ウラン兵器問題研究家。米国のNGO “Veterans for Common Sense” の代表評議員のメンバー。・エマニュエル・ヤコブ:EUROMILは、政治的に独立、自由で民主的な、欧州の軍人の非営利組織である。現在、24カ国から、約50万人の軍人を代表する36団体が加盟している。すでに「ウラン兵器の禁止要求」などを含む「声明」を出している。・エイヴリル・マクドナルド:国際人権法専門家。『国際法と劣化ウラン兵器:予防原則の適応』著者。*各国の国連代表、ジュネーヴを中心に活動する国際NGO、マスコミ関係者(討論以外のみ)などが参加予定。 2)ワークショップとあわせ、ジュネーヴの各国代表、WHOなどを訪問し、ロビー活動を行う 3)いくつかの国々において、それぞれの政府への働きかけ 4)欧州議会での新たな決議案作成 5)IPPNW(核戦争防止国際医師会議)などの国際NGOと協力した各国・国連への働きかけなど。 【日本国内での取組み】 国際キャンペーンと連帯しながら、昨年に引き続き、日本でも政府に対する働きかけを強めたいと思います。日程や内容の詳細は、現時点で未定の部分もありますので、決まり次第、順次お知らせし、ご協力ご支援をお願いしたいと思います。 1) ICBUWとして外務省へ申し入れ:4月中旬予定 (日程が決まり次第、お知らせします。) 「国連決議」の要請にしたがい、ウラン兵器使用の環境/健康影響について、その(潜在的)危険性を正しく評価した報告を出すよう、また、今後の禁止に向けた国際的議論に積極的な役割を果たすよう要請。検討すべき項目、資料なども渡す。 2)「9条世界会議」での「自主企画分科会」(ICBUW主催):5月5日、10時〜12時半(幕張メッセ) 「劣化ウラン兵器の禁止:世界の流れと日本の役割-被害者と連帯して」海外ゲストに、昨年世界に先駆けてベルギー議会で可決された「ウラン兵器禁止法」の法案可決に尽力されたベルギー国会議員、ディルク・ヴァン・デア・メーレン氏を迎えます。また、被害者支援の視点から、佐藤真紀さん(日本イラク医療支援ネットワーク:JIM-Net)にも報告をお願いしています。ICBUWからは、ICBUW国際キャンペーン、「9条のグローバル化」とウラン兵器禁止、「被爆国」日本の役割などについても報告・問題提起し、議論を深めたいと思います。メーレン氏は、その後、広島(6日)、大阪(7日)でも講演会が予定されています。(詳細は別途、お知らせします。)また、外務省訪問、議員懇談会なども計画中。 3) 外務省交渉:5月中旬〜下旬予定 4月の申し入れをふまえて、5月末提出予定の国連への報告書や、今後の日本の果たすべき役割、在日米軍基地内にあるウラン兵器の問題なども含めて、交渉したいと考えています。

「ウラン兵器国連決議」をステップにして——ICBUWによる4・5月の取組み—

皆様   ご存知のとおり、昨年12月、国連総会で「劣化ウラン兵器使用の影響に関する決議」が採択されました。劣化ウラン問題関連の決議が国連総会で採択されたのは初めてです。今回の決議は、「劣化ウランを含む武器・砲弾の使用が人体や環境に及ぼす、潜在的に有害な影響を考慮に入れつつ」(前文第4項)、「事務総長に対し、劣化ウランを含む武器・砲弾の使用がもたらす影響に関する、加盟国および関連国際諸機関の見解を求め」(主文第1項)るとともに、今年の国連総会で、この問題を議題として取り上げる(主文第2項)ことを要請するものです。ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)では、この決議をひとつのステップとして、ウラン兵器の全面的禁止に向けた国際的な動きを促進するため、4月から5月にかけて、国際的および国内的キャンペーンの準備を進めています。   国連決議に基づき、劣化ウラン兵器使用の環境・健康影響についての見解を、5月末日までに提出するようにとの要請書が、先月、国連総長から各国政府宛に送られました。まずは、できるだけ多くの国々が、こうした要請に応え、報告書を提出するよう促すため、ウラン兵器問題の重要性をアピールし、国際的関心を喚起する必要があります。そして何よりも、少しでも多くの国々が、ウラン兵器が環境と健康に及ぼす危険性を正しく捉えた報告を提出してくれるように促し、今年の総会においては、「モラトリアム」(一時停止)を求める決議の採択を求め、さらには、全面的禁止を求める国際的な議論につなげてゆかねばなりません。   このような観点から、ICBUWでは、5月末までに、国内外で以下の取組みを計画しています。皆様のご協力、ご支援をよろしくお願い致します。また、ご意見なども、お寄せ頂ければ幸いです。       ICBUW運営委員:   嘉指信雄   森瀧春子   振津かつみ   *これら取組みについての国内問合せ先担当(振津): du-ban-hibaku@theia.ocn.ne.jp     【国際キャンペーン】   1)ワークショップ-ウラン兵器禁止条約に向けて   日時:4月2日午後1時〜5時半 場所:ジュネーヴ国連本部Palais des Nations   *プログラム: ・はじめに:レイ・ストリート(ICBUW、英国) (1)科学パネル: イアン・フェアリー(英国内部照射放射線リスク検討委員会)/グレーテル・モンロウ(ICBUW、科学チーム、米国)/振津かつみ(ICBUW科学チーム、日本) (2)軍事・退役軍人パネル: ダン・フェイヒー(カリフォルニア大学)/エマニュエル・ヤコブ(欧州軍人協会:EUROMIL) (3)法律パネル: エブリル・マクドナルド(グロニンゲン大学アッセル研究所)/マンフレート・モーア(ドイツ赤十字、ICBUW) (4)討論:…

写真パネル展・講演のお知らせ

下記の通り写真展・講演の開催をお知らせします。 1) 写真パネル展 「戦禍のこどもたち」写真パネル展日時:2月23日(土)ー24日(日) 場所:東京都狛江市西河原公民館主催:平和憲法をひろめる狛江連絡会こまえ九条の会   2) 講演 日時 3月28日(金) 10:15~11:15場所: 国立広島平和祈念館 「ヒロシマ・原爆とイラク・劣化ウラン弾」講師:森瀧春子主催:中高生平和サミットin HIROSHIMA (盈進中学高等学校・広島女学院中学高等学校・沖縄尚学高校)   3) 講演 日時 4月1日(火) 15;00~17:00 講演:森瀧春子[イラク戦争5周年:続くウラン兵器の被害と日本の現状」場所:愛知大学主催:愛知大学新入生歓迎実行委員会