11・23「ウラン兵器禁止国際共同行動デー in 大阪」「フクシマから考える 核廃棄物=劣化ウランの軍事利用」

11・23 ウラン兵器禁止国際共同行動デー in 大阪

「フクシマから考える 核廃棄物=劣化ウランの軍事利用」

ウラン兵器禁止と被害者支援を求める草の根の国際ネットワーク「ウラン兵器禁止を求める国際連合」(ICBUW)は、毎年11月に全世界で、「ウラン兵器禁止を求める国際共同行動デー」を呼びかけています。この国際共同行動は、11月6日「戦争と武力紛争による環境収奪を防止する国際デー」(2001年、国連決議)にあわせ、ウラン兵器禁止を広く訴えようと、2004年から毎年取組まれています。今年も、国内外の運動と連帯し、関西でも街頭署名や集会に取組みましょう!

ウラン兵器は、原発核燃料や核兵器を製造するためのウラン濃縮過程でできる「核廃棄物=劣化ウラン」を、砲弾の貫通力を高めるために弾芯として用いた兵器です。戦車などの固い標的にあたるとウランが燃え上がり、微粒子となって環境を汚染し、人々を被ばくさせます。放射能汚染は、戦闘が終わっても長期に続きます。すでに禁止条約が制定された地雷やクラスター爆弾と同じく、一般市民にも甚大な被害を及ぼす「無差別殺傷兵器」です。ウラン兵器が世界で初めて実戦使用され、300トンもの劣化ウランがイラクに投下された1991年の湾岸戦争から、今年で20年になります。来年秋には、国連総会で4回目の「劣化ウラン兵器決議」が議論されます。より前進した決議をめざし、日本政府への働きかけなど、運動を強めてゆくことが重要です。 3月11日、東日本大震災と津波を契機に起こった東京電力福島第一原発事故により、大量の放射能が放出され、広範な地域が汚染され、人々がヒバクしています。原発を動かすために生み出された「核廃棄物=劣化ウラン」の軍事利用であるウラン兵器、そして原発を推進してきた結果引き起されたフクシマの重大事故。フクシマから、「核廃棄物=劣化ウラン」の軍事利用を改めて問い直し、ウラン兵器禁止に向けた取組みを拡げたいと思います。ご参加下さい!

11月23日 午後2時〜4時半ウラン兵器禁止国際共同行動デー連帯集会

フクシマから考える〜核廃棄物=劣化ウランの軍事利用

場所:エルおおさか(南館101号室)

報告:

☆佐藤真紀:日本イラク医療支援ネットワーク(JIMネット)事務局長

「イラクとフクシマ〜来日したイラク人とともにフクシマを訪れて」(仮題)

☆嘉指信雄:ICBUW運営委員

「ヒロシマからイラクへ、そしてフクシマから」(仮題)

☆振津かつみ:ICBUW運営委員

「ウラン兵器禁止に向けてーフクシマ原発事故後の日本から、世界の運動と連帯して」

11月23日 12時〜1時:街頭行動 [街頭署名・アピールなど]

場所:大阪梅田、JR大阪駅南側(予定)

主催:ヒバク反対キャンペーン協賛:ウラン兵器禁止を求める国際連合[ICBUW]ジャパン