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イラク・バスラの医師連盟から支援の申し出(3月18日)

「バスラ医師連盟の名において、必要ならば、医療支援をする用意があります」と結ばれています。この3月20日で、イラク戦争開始8周年となりますが、劣化ウラン兵器の影響も憂慮されるバスラは、ようやく復興の緒についたばかりです。とても皮肉な、危機的事態となってしまいました。

【ウィキリークス】ベルギーDU兵器禁止法(2007)に米国憤慨:アントワープ港からの輸送を確保

ウィキリークスに出された在ブリュッセル米大使館発信の電信記録(2007〜2009)から、2007年にベルギーで劣化ウラン兵器禁止法が成立した際、怒った米国政府関係者がベルギー外務省などに対し繰り返しコンタクトし、最終的に、同法は、アントワープ港から劣化ウラン兵器をイラク・アフガニスタンへ輸送することを妨げるものではない、との言質を引き出していたことが分かりました。ベルギーの禁止法は、劣化ウラン兵器の製造・使用などに加え、ベルギー領土内における同兵器の貯蔵・移送なども禁止するものですから、これは明らかに同禁止法に違反するものです。

湾岸戦争開始から20年:リポート「クウェートでの劣化ウラン汚染問題」(JIM-NET:佐藤真紀)

皆様、1月17日といえば、20年前、湾岸戦争が始まった日です。 歴史上初めて劣化ウラン弾が使われました。年末年始に、クウェートに行き、20年たった今、クウェートがどのようにこの劣化ウラン汚染に取り組んできたかを取材しレポートにまとめました。 www.jim-net.net/news/2011/01/post-22.php アメリカ軍は、クウェート領内のイラク軍に激しく劣化ウラン攻撃を行ったため に、クウェートも汚染してしまいました。20年たたいま、サダム政権も崩壊し、イラクとクウェートの国交も回復し、若いが進んでいます。敵味方もなく、環境汚染に取り組む人たちがいます。

新国連決議:ニューヨークからの反応

アメリカのニューヨーク州都アルバニー周辺では、25年程前に閉鎖された劣化ウラン兵器製造工場の元従業員や周辺住民の間に出ている劣化ウラン被害者への支援活動に取り組んでいる市民グループがあります。 下記メールは、メンバーの一人、ジョアン・ウォーカーさんが、今回の国連決議採択についての英語版MLニュースを読んで送ってきてくれたメールです。趣旨は、「あまり良いニュースのない今日この頃、今回のニュースはとても良い知らせです。粘り強いキャンペーンの成果です。ニューヨーク州の私たちは、とても喜んでいます。」 とりわけアメリカでは、メディアが劣化ウラン兵器問題をなかなか取り上げてくれない中、今回のニュースは、アメリカで活動する人たちにとって大きな意義があったようです。 From: Joan Walker-Wasylyk Date: 2010/12/12 To: NoMoreDU@yahoogroups.com Such unusually good news for this day and age. It proves the value of your work and your persistance. We in NY State are very glad to hear this. Sincerely,…

2010年12月8日 「劣化ウラン兵器使用に関する情報公開」を求める新決議、国連総会でも採択

12月8日、ニューヨークの国連総会全体会議において、「劣化ウラン兵器使用に関する情報公開」を求める新決議が、賛成148カ国、棄権30カ国、反対4カ国(第一委員会では、賛成136、棄権28、反対4)の賛成多数で採択されました。反対票は、第一委員会での投票と変わらず、アメリカ、イギリス、フランス、イスラエルの4ヶ国です。(この決議は、国連第一委員会では、10月に、同様に圧倒的賛成で採択されていたものです。)