8/6 広島「第7回NO DU 全国交流会 —禁止に向けた国際的動きと日本の役割—」

日時:2010年8月6日13:00〜15:30

場所:広島市まちづくり市民交流プラザ北棟6階マルチメディアスタジオ
参加費:資料代500円
2003年に第1回集会が開かれた「NO DU全国交流会」も今年で第7回となります。今年の交流会では、この一年の内外での取り組みの報告、今後の日本国内での取り組みに向けての提案・意見交換に加え、特別講演として、劣化ウラン問題に長く取り組んできておられるフォト・ジャーナリストの森住卓(もりずみ・たかし)さんと豊田直巳さんに、それぞれ、最近行かれたアフガニスタンとバルカン半島での取材についてご報告いただきます。[アフガニスタンに関しては、最近、カブールの病院での先天性異常などの急増が伝えられていますが、劣化ウラン弾の使用が一因となっているのではないか懸念されています。またバルカン半島でも、旧ユーゴ紛争中(1995年及び1999年)、NATO軍によって使用された劣化ウラン弾による汚染被害がずっと問題となってきています。]
皆様、ご多忙かとは存じますが、奮ってご参加ください。
ICBUW運営委員
:嘉指信雄(NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表)
:振津かつみ(ICBUW科学チーム)
:森滝春子(NO DU ヒロシマ・プロジェクト事務局長)
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プログラム
司会:森滝春子(ICBUW運営委員)
[1]ICBUWによる今年一年の活動報告(印刷資料を元に/ICBUW運営委員:振津かつみ、森滝春子)
・ニューヨーク(昨年10月)、ジュネーヴ(今年6月)でのロビー活動と世界各国での取組みの紹介/主に欧州やラテンアメリカの動向
・NPT再検討会議でのDU関連ワークショップ
[関連活動として:アルアリ医師とハビブ医師の日本への招聘]
[2]特別報告—1:報告者:豊田直巳(フォト・ジャーナリスト)
「バルカンでの劣化ウラン汚染調査に同行して」[ノルウェー政府による資金援助を受けてICBUWが今年3-4月に調査]
[2]特別報告—2:報告者:森住卓(フォト・ジャーナリスト)
仮題:「アフガニスタンの病院で今起きていること—劣化ウランとの関係は?」
[3]紹介・挨拶 メニュエル・ピノ(米先住民・ウラン鉱山反対活動家)
[4]今後の活動方針および意見交換
・ICBUWおよびICBUW-Japanから対日本政府の取組みの提案(ICBUW運営委員:嘉指信雄、振津かつみ)
・日本各地のグループから
・意見交換/まとめ(森滝春子)
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今秋、国連総会では、2007年、2008年の決議を受けて、劣化ウラン兵器問題が改めて議論される予定です。劣化ウラン兵器使用のモラトリアム(一時停止)と全面的禁止に向けて新たな一歩を踏み出せるのかどうか、国際的取り組みは決定的な局面を迎えています。とりわけ、2007年3月、世界に先駆けて国内禁止法を成立[2009年6月発効]させているベルギーは、国連決議に応じて国連事務総長宛てに今年提出したその意見書において、ベルギーは、同様の関心をもつ国々とともに、国際的禁止プロセスを始める可能性を探る意向を表明しています。日本でも、政権交代以降、「劣化ウラン兵器禁止を考える議員勉強会」がすでに二度開催されています。わたしたちは、具体的に動き出しつつある国際的取り組みに、日本政府にも積極的に加わって行ってもらえるように、働きかけを一層強めて行きたいと思います。