第4回ICBUW国際大会「世界を脅かすウラン兵器」

――2007年10月2-3日、ニューヨーク――

2007年8月14日

皆様


大変遅くなってしまいましたが、今年の10月上旬、ニューヨークで開催されるICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際大会)の第4回国際大会「世界を脅かすウラン兵器」のプログラム案がほぼ固まりましたのでお知らせいたします。(下掲)

昨年8月広島で開催された第3回大会と比べますと、会期は2日間で半分の長さですが、アメリカにおける劣化ウラン問題の現状と様々な取り組みー帰還兵によ る訴訟、国や州における立法、製造工場周辺などにおける汚染、科学的研究など―に焦点をあてたプログラムになっています。会場は、国連本部ビルの真向かい に位置するUNチャーチセンター内の会議場です。

また、大会の後、国連各国代表部や財団・基金などへのロビー活動、さらに、10月6日(土)には屋外でのアピール集会も予定されております。

ウラン兵器を最も大量に所有し使用し続けている米国において、また国連本部のあるニューヨークで国連総会会期中に開催される今回の大会は、昨年の広島大会に引き続き、世界に向けてウラン兵器禁止を訴え、被害者の声を発信する重要なステップになるものと考えます。

できましたら、日本からもできるだけ多くの方にご参加いただきたく存じます。

ご支援の程、何卒宜しくお願いいいたします。


ICBUW運営委員

・嘉指信雄 (NO DUヒロシマ・プロジェクト代表)

・森瀧春子 (NO DUヒロシマ・プロジェクト事務局長)

・振津かつみ (ヒバク反対キャンペーン・DU担当)

第4回ICBUW国際大会のポスターをダウンロード

ニューヨーク大会についての問い合わせ先:

horizons@cc22.ne.jp(嘉指)

du-ban-hibaku@theia.ocn.ne.jp(振津)

 

「ICBUWサポーター拡大キャンペーン」実施中

劣化ウラン兵器は、無差別的被害をもたらす非人道的兵器です。
一日も早く全面的禁止を実現するため、ぜひあなたもICBUWサポーターになって、国際キャンペーンを支えてください!
ニューヨーク大会は、深刻な資金不足に直面しております。ご支援の程、何卒宜しくお願いいいたします。

カンパ振込先:

郵便振替口座名: 「ICBUW・国際キャンペーン」
口座番号: 01310-0-83069

[一口2,000円。多数口、大歓迎]

ニューヨーク大会参加団体からのお知らせ

JIM-NET 第4回ICBUW国際大会のお知らせとお願い

 

第4回ICBUW国際大会 ―「世界を脅かすウラン兵器」―

2007年10月2-3日、ニューヨーク
プログラム(暫定:8月14日現在)

2007年10月2日(火)、UNチャーチセンター2階、777 UN プラザ

9AM-11AM: コーヒータイム

・開会・歓迎の言葉・・・タラ・ソーントン(ICBUW)

・「イラクの子どもたちの絵」の展示について・・・佐藤真紀

(JIM-NET/日本イラク医療支援ネットワーク)

[今回の大会中、会場には、「イラクの子どもたちが描いた絵」が展示されます。]


11AM-1PM: 第1セッション「各国からのレポート」

司会:ダグ・ウィア(ICBUW)


11AM-1PM: 昼食


2:00-3:30PM: 第2セッション「劣化ウラン関連法をめぐる動き」

・合衆国議会・・・ジム・マクダーモット下院議員(ワシントン州)/フィルナー下院議員/グレーテル・マンロー(ICBUW)

・ベルギー・・・ダーク・ヴァンマーレン(ベルギー議会議員?)

・EU・・・・・EU議員(予定)/リア・ヴェルヤオ(ICBUW)

・合衆国州法・・・メリッサ・ステリー(湾岸戦争帰還兵)/ジョアン・ウォーカー(ニューヨーク州法について)

司会:マンフレート・モーア(ICBUW/国際赤十字顧問/国際人権法)


3:45-5:15PM: 第3セッション 「劣化ウラン:製造者、使用者、被害者―様々な訴訟ケース」

・帰還兵:ジェラルド・マシュー/ハーバート・リード(イラク戦争帰還兵)

・製造施設:アライアント・テック(ミネソタ)・・・・ジョン・ラフォージュ(ICBUW)

ナショナル・レッド・コロニー(ニューヨーク)・・・・トム・エリス

スターメット(コンコード・マサチューセッツ)・・・・グレーテル・マンロー(ICBUW)

・米軍基地:マリリア・ケリー(ローレンス・リヴァモア研究所)

司会:タラ・ソーントン(ICBUW)


2007年10月3日(水)、UNチャーチセンター2階、777 UN プラザ

9:00-12:00AM: 第4セッション 「“劣化ウランは安全?”―神話を崩す科学的報告」

・ダイアン・スターン博士(金属毒性学者/北アリゾナ大学):重金属としての(化学毒性による)ウランのDNA損傷

・ディビット・カーペンター博士(医師・疫学者/健康・環境研究所/ニューヨーク州立アルバニー大学):25年間にわたり大気中へ劣化ウランを放出した(ウラン兵器製造)工場の労働者と周辺住民の尿中劣化ウラン調査

・ロザリー・バーテル博士(疫学者):劣化ウランの健康への影響

・ジャネット・シャルマン博士(医師・毒性学者/西ミシガン大学):市民と兵士の劣化ウラン被害者(FedExの従業員の劣化ウラン被曝事故の労災裁判など)

司会:振津かつみ(ICBUW/医師・放射線遺伝学)トーマス・フェイジー博士(医師・病理学者/マウント・サイナイ医科大学)


正午-1:00PM  昼食


1:00-3:30PM: 第5セッション「劣化ウラン兵器廃絶への道」

・ICBUWのロードマップ・・・・ダグ・ウィア(ICBUW)

・国連決議案・・・・アラン・ウェア(ニュージーランド、国際法専門家、PNNDコーディネーター)

・国連枠外の選択肢・・・・ヒューマン・ライツ・ウォッチ(地雷・クラスター爆弾禁止キャンペーン担当者)/国連代表(ノルウェーあるいはオーストリア)

・EUにおける取り組み「ヨーロッパを非劣化ウラン地域へ」・・・・EU議会議員・スタッフ

司会:嘉指信雄(ICBUWアジア太平洋地域コーディネーター)

マンフレート・モア(ICBUW/国際赤十字法律顧問)


3:45-5:15PM: まとめ/閉会

司会:リア・ヴェルヤオ/ダグ・ウィア(ICBUW)


5:00-7:00PM: 夕食/休憩


7:00-9:00PM: レセプション(UNチャーチセンター)

・歓迎の言葉・・・・森滝春子(ICBUW/NO DU ヒロシマ・プロジェクト事務局長)

・写真家・豊田直巳氏撮影・提供のスライド・ショー

・財団・基金関係者などとのインフォーマルな意見交換・交流


2007年10月6日(土)

正午-2:00PM: 屋外集会

基調演説・・・・マクダーモット下院議員