「シリアで劣化ウラン弾使用」US.CENTCOM(米中央軍)認める


1)今まで米軍は、シリアにおいて劣化ウラン弾が使われることはない、と主張してきていましたが、 少なくとも2015年11月18日と23日、シリアにおけるA-10攻撃機による爆撃において5,100発の劣化ウラン弾(約1500kgの劣化ウランを含有)を使用していたことを認めた、というニュースです。今回確認された使用は二日間の攻撃に限的されたものですが、これ以外にも使用されたのではないかと懸念されます。
詳しくは、下記のICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)のホームページをご覧ください。
2)また、今月上旬、ICBUWとPAXは、2003年のイラク戦争において米英両国が使用した認めている劣化ウラン弾(計115トンの劣化ウランを含有)のうち、対戦車・装甲車に用いられたのは約三分の一でしかなく、その多くは、建造物なども含む様々な標的に対して幅広く使用されていたことを明らかにしています。
3) なお、現在開催中の国連総会では、六回目となる「劣化ウラン問題関連」決議が提案されています。第一委員会、総会での投票が注目されます。